オシムに オンブにダッコ・・・

<サッカー アジアカップ予選>イエメンのスターティングメンバー - 新潟

【新潟 16日 AFP】サッカー、第14回アジアカップ(Asian Cup)予選・グループリーグA、日本vsイエメン。
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(c)AFP/Toru YAMANAKA

AFPBB News


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 今回はロベルト・アドリアーノさんの要望にお応えして、ZAKZAKに掲載された「中沢代表引退示唆ウラ」なる記事について、その感想を述べることに致します。

 まず、その信憑性についてですが、アドリアーノさん本人も気付いてらっしゃるように、極めて低いものと言わざるを得ないでしょう。

 そもそも、私は雑誌やインターネットの署名の無い記事を信用していません。
署名の無い記事は、その媒体の担当記者が〆切りを気にしながら、何かネタはないかとアンテナを張り、「これはいけそうだ」と思うと興味本位、かつ、売らんかなの姿勢で書き上げるケースが多いからです。そこには真のジャーナリズム魂やブンヤ魂は存在しません。

 記事の根幹を成す証言にしても、「ある〇〇が」とか、「〇〇関係者の話によると」といった具合に、その出所を秘匿することによって、記者の意図する方向へ結論を導き易くしてしまい、いわゆる提灯記事の域を出ないものになってしまうのです。

 今回のアドリアーノさんが紹介して下さった記事も、要するに何かのネタをきっかけに、「オシムは意外に選手には不人気 → その一例が中沢の代表辞退 → オシムの求心力に疑問」といったストーリーをでっち上げたに過ぎません。

 そもそもチームを強化する上で一番大切なことは、言うまでもなく、優秀な監督を選ぶことですが、その際に選手の意見や評判を中心に据えるのは御法度。

 何故ならば、選手にとって一番良い監督の条件は、何よりもまず自分を使ってくれる人だからです。どんな名将と呼ばれる監督でも自分を使ってくれなければ、「俺の良さ、うまさを理解できないバカ者」という心理状態に陥いるのが選手の心理であり、それは特に巧みなパスワークとテクニックでまわりを動かすタイプ、オシム流に言えば水を運ばないタイプの選手に顕著なのです。

 さらに、選手達は応々にして厳格で、ハードな練習を課す指導者を嫌います。それはそうでしょう。地獄の合宿とかよく言われますが、フィジカル中心のメニューは、きつく単調で誰しもが嫌がるものです。私も現役時代には何度も夏の炎天下でのハードな練習を経験していますが、コーチの顔がうらめしかったことを思い出します。

 要するに、選手は意外に、監督の良し悪しを見極めにくい、或いは判断しにくいポジションにいる存在なのです。

 これらの情報が頭にインプットされていれば、ZAKZAKに掲載された記事が、その信憑性は勿論のこと、的外れな内容であることを理解していただけると思います。

 まぁ、とにもかくにも連日、オシム、オシムとマスコミが騒ぎ立てるので少々閉口してしまいますが、要は同氏のどこが優れ、何が違うのかよく分からないのでしょうね。

 でも、結論から言ってしまえば、今、オシム氏は、代表選手のみならず、協会関係者や記者を始めとした全メディアを教育しているようなもので、御苦労なこととは思いますが、日本のフットボール界にとっては大変意義深く、また幸福な時期なのだと、つくづく思う次第です。

コメント[3], トラックバック[0]
登録日:2006年 08月 22日 22:53:49

コメント

初めて拝見させていただいたのですが、
↓のくだりは本当に同感です。

でも、結論から言ってしまえば、今、オシム氏は、代表選手のみならず、協会関係者や記者を始めとした全メディアを教育しているようなもので、御苦労なこととは思いますが、日本のフットボール界にとっては大変意義深く、また幸福な時期なのだと、つくづく思う次第です。

協会・マスコミが煙たがって追放キャンペーンをしないことを望むばかりです!

クライフターン @ 2006年 08月 24日 12:26:41

小谷さん、こんにちは。
「ロベルト・アベリーノ」です!「ロベルト・アドリアーノ」ではありません(軽く怒りモード)。

またまた質問です。
今回は、「Jリーグ ベストイレブンの意味、意義について」です。
これって、Jリーグの単なるお祭りを彩るためのものなのですか?
日本代表にとって、あまり権威はないものなのでしょうか?

2002年&2006年のW杯でキャプテンを務めた宮本は、一度も選ばれたことが
ないし、現在の日本代表キャプテン、川口も同様です。

2003年から3年連続で選出されている遠藤は、ドイツ大会で結局ピッチに立つ
ことが出来ませんでした。2001年から5年連続で選ばれている、名手小笠原は
オシム監督になって、代表にすら選ばれていません。2004年から2年連続して
選ばれた闘莉王は、ジーコの目にはとまらず、今回代表に初選出でした。

素人としては、この件についてもちょっと疑問があります。
どうか、この辺りも教えて下さい。お願いいたします。

ロベルト・アベリーノ @ 2006年 08月 25日 08:52:34

アベリーノさん
お名前を間違えてしまい、平にお詫び申し上げます。
お怒りが軽いモードで助かったなどと考えずに、以後注意致します。
なお、ご質問の件、できるだけ早くお答えできるように努力いたします。

小谷泰介 @ 2006年 08月 26日 05:13:57

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プロフィール
小谷泰介
小谷泰介
(著者近影:昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)

1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。

著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)、『来日サポーターPERFECT図鑑』(東邦出版)などがある。
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