☆(ほし)、 ひとつです!!(続編)

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 スコッティッシュ・プレミアリーグの☆マークについて、あまりに不可解なので思い切ってレンジャーズの事務所に電話を入れました。

 クラブのプレス担当が応対してくれたのですが、レンジャーズの☆5つはリーグ優勝51回を表しているそうです。☆1個が10回分のリーグ優勝に相当する計算ですね。

 なるほど、リーグ制覇に関してはセルティックの優勝回数が40回だから、にっくきライバルに差をつけられるというわけです。

 さらに勇気を出して、どうしてセルティックは☆が1つなのですかと尋ねたら、セルティックの☆はチャンピオンズカップの優勝1回を意味しているはずだと努めて冷静に答えてくださいました。

 
 そこで今度はセルティックの事務所に電話を入れたところ、機関誌Weekly Celtic Viewの編集者であるPaul Cuddihyさんが対応してくれ、やはり予想通り、☆は1966-67年のシーズンに獲得したチャンピオンズカップを象徴しているとのこと。

 ついでにアバディーンの☆2つの意味を尋ねたところ、「彼らはカップ・ウィナーズ・カップとスーパーカップを1回ずつ勝っているから、多分それで☆2つなのだと思いますよ。」
との返答でした。

 それにしてもスコッティッシュのライバル心は、尋常ではありませんね。宗教対立が背景にあるとは言え、凄まじいばかりです。

 ユニフォームの☆ひとつ採っても、ライバルには絶対負けたくないという想いとプライドに満ち満ちているのですから、徹底しています。私には、それをただの自己中でしょうとは言えません。

 いずれにしましてもセルティック対レンジャーズの対決の構図は、リバプール対エバートン、アーセナル対チェルシー、レアル対アトレティコ、そしてミラン対インテルといった欧州の名だたるダービーのなかでも、オールドファームと呼ばれるだけあって、別格のような気が致します。

 ましてや、14年目を迎えたJリーグのダービーとは比較するのも恥ずかしいくらいですが、そこで怯んでいてはいけません。浅かろうが深かろうが日々歴史は築かれているのであって、フットボールという偉大かつ崇高なる文化を日本に定着させるためにも、ダービーマッチを盛り上げたいものです。

 日本には切磋琢磨という良い表現もあるのですから、我々はどこまでも平和主義に貫かれた日本独特のダービー文化を築くという気概を持つべきなのだと思います。

 おっとっと、ユニフォームの☆の話がいつの間にか、ダービー論になってしまいました。

 話を元に戻しますと、この☆の問題はやはり、FIFA主導で統一するべきだと私は思います。フットボールの本流からは外れた枝葉末節のことかもしれませんが、一事が万事。どんな小さなことでも、おかしい、理不尽だと思ったことで改善ができるのならば、すぐにでも着手すべきではないでしょうか。

 因みに、私はユニフォームのエンブレムの☆はリーグの優勝回数を表し、カップ戦はそのカップのシルエットをかたどったマークを肩につけるという案を提唱いたします。☆1個やカップのマークが何回の優勝を表すかは、各国の歴史が違うので要検討ですね。

 皆様、他に何か良いアイデアはございませんか?

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登録日:2006年 10月 26日 18:16:11

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プロフィール
小谷泰介
小谷泰介
(著者近影:昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)

1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。

著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)、『来日サポーターPERFECT図鑑』(東邦出版)などがある。
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