2006年 12月 12日

アーネスト・ホーストの引退に想う

 K1グランプリで唯ひとり4回の優勝を誇るアーネスト・ホースト選手が、先日開催されたグランプリ・ファイナルをもって引退しました。

 もし優勝すればグランプリ制覇5回という大偉業を達成することになるはずでしたが、準決勝でセーム・シュルトに判定で破れ、その夢をたたれてしまいました。しかし、41歳という年齢でディフェンディング・チャンピオンである巨人シュルトに果敢に挑む姿は、多くの人々の心を打ったに違いありません。私は最終ラウンドあたりから目頭が熱くなり、試合後に彼がリングから四方の観衆に対して深々と頭を下げ、別れの挨拶を始めた頃には涙をこらえることができませんでした。

 シュルト戦の最終ラウンドで沸き起こったホーストコールや、リングサイドから控え室へと涙で退場する際に寄せられた大声援は、彼がいかに日本の格闘技ファンに愛されていたかの証なのだと思います。

 何を隠そう、私も大のホースト信奉者のひとりなのですが、実は昨年の秋に知人の紹介で幸運にもホースト本人と会食をし、その後一緒にカラオケを歌うという幸運に恵まれて以降、その人柄の良さに惚れこんで秘かに応援をしていた次第です。
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登録日:2006年 12月 12日 11:08:43

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プロフィール
小谷泰介
小谷泰介
(著者近影:昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)

1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。

著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)などがある。
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