2007年 02月 02日
良い監督の条件⑥後編
前回は弱いチームを強く出来る監督について、個人名を挙げながら検証させていただきましたが、今回は具体的な現象に眼を向けながら考察してみたいと思います。
まず、私は一流の監督であるからには、極端に言うと初心者からプロフェッショナルまで全てのカテゴリーにおいてその指導力を発揮できなければならないと考えます。
勿論、得手、不得手のカテゴリーがあっても構いませんが、引き受けたからには性別を問わず、どの年代でも結果を出すのがプロフェッショナルであるはずです。
かつて清貧弱小の水戸ホーリーホックを躍進させたバビチ・ブランコ氏は、スタンコビッチを育てた事で知られていますが、若手を指導して大きく成長させることに無常の喜びを感じるタイプの指導者です。一昨年、OFKベオグラードの指揮を取っていた時も、チェルシーが若手のディフェンダーを獲得しに来たと打ち明けてくれましたが、彼がオシム氏同様に無名の選手や若い才能を開花させ、リスクを恐れないアタッキング・フットボールの体現者へと導く名将であることは間違いありません。
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登録日:2007年 02月 02日 22:54:36
- プロフィール
- 小谷泰介
- (著者近影:昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)
1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)、『来日サポーターPERFECT図鑑』(東邦出版)などがある。
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