2007年 06月
フットボールとミュージック(Ⅲ)

モスクワに到着した翌日、滞在先のホテルで大会の発案者であるユーリ・ダビドフ氏と初めて顔を合わせましたが、第一印象はいかにも温厚そうな人物という感じでした。
英国出身のハリウッド・スターだったダドリー・ムーアを髣髴とさせる風貌に人の良さがにじみ出る笑顔で、アートフットボールへの熱い想いを語ってくれましたが、何万キロも離れた欧州の地で自分と同じ構想を抱くだけでなく、その構想を同じ時期に実行に移そうとしている人物がいたことにびっくりし、何か運命的なものを感じた次第です。
私は、約20年前にテレビやラジオの世界で仕事が出来るようになったのをきっかけに、アクション漫画の巨匠でフットボールフリークの望月三起也先生のお力を借りて「THE ミイラ」を立ち上げ、それ以来ずっと活動を続けてきましたが、ユーリも15年前にロシアのミュージシャンでフットボール好きな仲間を集めて、「スタルコ」というチームを結成し、弛まぬ活動を継続していました。
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登録日:2007年 06月 22日 20:42:59
フットボールとミュージック(Ⅱ)

フットボール好きのミュージシャンは世界中どこにでもいるもので、私がロシアの芸能人チーム「スタルコ」の存在を知ったのは2001年のことでした。
実はその頃、2002年の日韓共催ワールドカップで首都東京が開催都市とならず、しかも聖地である国立競技場で試合が行われないことに憤りを感じていた私は、せめてエキジビション・マッチを国立競技場でと思い立ち、芸能人たちによるワールドカップの開催を企画していました。
国立競技場を舞台に2日間にわたって日本、韓国、英国、スペインのアーティストがフットボールの試合とチャリティー・コンサートを繰り広げるという内容で、英国からはロッド・スチュワート、ロビー・ウィリアムス、ジャミロクワイ、アイアンメイデン、オアシス、スペインからはイグレシアス親子、プラシド・ドミンゴ、そして韓国からは人気俳優のイ・ドクファ、チェ・スジョン、パク・サンミョンらが率いるイレブンチームを招く計画でした。
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登録日:2007年 06月 20日 20:57:22
ミュージックとフットボール(Ⅰ)
確か今から25年ほど昔のことだったと思います。カナダ人の友人と武道館にロッド・スチュワートのコンサートに行ったときのことです。
コンサートも終盤に差し掛かったところで、ステージには濃紺のスコットランド代表のユニホームに身を包んだロッドが登場し、ビートの利いた曲に合わせてステージ上に散乱するビーチボール(のようなもの)を、観客席めがけて蹴り始めたのです。2階席でそれを眺めていた私ですが、ロッドは噂にたがわずフットボール好きなのだなと実感しました。
それから更に数年が経ち、第4回トヨタカップでリバプールが二度目の来日を果たした時のことでした。国立競技場のメインスタンド最上段には、インディペンディエンテと対戦するリバプールのケニー・ダルグリッシュを応援するロッドの姿があり、日本テレビの通訳としてバックヤードのパスを携帯していた私は、ケニーに頼まれてフットボールグッズをロッドに届けに行くことになりました。
そっとロッドに近づき、“Excuse me?”と声を掛けると、ロッドは中指、いや失礼、人差し指を立てて口に持って行き、“Shhhh”と合図をするではありませんか。
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登録日:2007年 06月 16日 01:18:46
フットボールが繋ぐ国
私の友人が率いるポーランドのNo.1バンド“Why not?”が来日してから目の回るような10日間が過ぎ、咋日離日致しました。
ショウケース・コンサートはおかげさまで大成功に終わり、エイベックス・レコード本社を訪れての第一回目の商談を果たすことも出来たようです。彼らが同社と契約をし、日本でメジャーデビューを果たしてくれたなら、こんなに嬉しい事はありません。
ところで、皆様はポーランドと聞いて何を連想なさるでしょうか? 偉大な作曲家にして名ピアニストであったショパンを思い浮かべる人は多いと思いますし、連帯の議長として有名だったワレサ第2代大統領の名前を思い浮かべる人も少なくないでしょう。
しかし、40代後半以上のフットボールフリークの方であれば、1974年ワールドカップで3位に輝いたポーランド代表チームの面々を思い浮かべるに違いありません。
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登録日:2007年 06月 11日 18:12:40
お知らせ!!

フットボール界で四半世紀もビジネスをしていると、世界中に色々な知り合いや、友人が出来ます。今回はそんな友人の一人を皆さんにご紹介させていただきたいと存じます。
彼の名はブライアン・アラン(BRIANN ALLAN)といってスコットランド出身のミュージシャンです。ロッド・スチュワートではないですが、少年時代にスコットランドのU-16候補に選ばれたことがあり、セント・ジョンストンというクラブのユースチームに所属していました。
残念ながらプロ契約を結べず、失意のうちに軍隊に入隊しますが、軍隊のチームではレギュラーを張っていました。そのチームメイトだったギャリー・ホルトという選手は、その後セルティックと契約し、今はプレミアシップで活躍しているとのこと。
元来歌の好きだったブライアンは、除隊後ミュージシャンを目指して一念発起。ロスに渡ってそこそこの地位を築きますが、プロモーターに騙されて一文無しになってしまいます。
しかし、二度の挫折にもめげず、彼は遂にポーランドで花開きます。ポーランドに出掛けた動機は綺麗なねえちゃんが一杯いるぞと友人に誘われたからという不純?なものだったようですが・・・。
とにかく彼の率いるバンド“WHY NOT?”は、今やポーランドで最も人気のあるバンドとなり、彼らのリリースする新曲は常にヒットチャートの1位に輝いています。ショパンを生んだ国だけあってメンバーの音楽的才能は素晴らしく、フィル・コリンズとU2とロビー・ウィリアムスを足して三で割ったようなサウンドを醸し出しています。
実は、そんなロビーと彼のバンド“WHY NOT?”が、本日来日し、突然ではありますが、明日6月1日(金)の夜8時より東京恵比寿のホテル、“THE WESTIN TOKYO”地下2階のギャラクシーの間にてショウケース・コンサートを開きます。入場無料のうえ、フリードリンク(ウィスキー、ワイン、ビール、ジュース、ウーロン茶飲み放題)ですので、皆様に於かれましては是非ご来場くださいますようご案内申し上げます。
本日、そのリハーサルを聞いてきましたが、感動致しました!とにかく素晴らしいの一言!!
絶対に損は致しませんので、お暇な方はお友達をお誘いの上、是非お越しください。
フットボール好きのスコッティッシュガイの率いるポーランドのいかしたバンドの演奏を聴く機会などめったにないと思いますので、お知らせ申し上げる次第です。
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登録日:2007年 06月 01日 00:06:15
- プロフィール
- 小谷泰介
- (著者近影:昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)
1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)、『来日サポーターPERFECT図鑑』(東邦出版)などがある。
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