2009年 09月 15日

鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ戦試合中止の波紋②

<サッカー 欧州選手権2008・予選>UEFA デンマーク国内での試合開催を許可

【6月12日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は、2日に行われた欧州選手権2008(Euro 2008)予選・グループF、デンマーク対スウェーデン戦でのデンマークに対する制裁を緩和し、4試合を残すホームゲームが国内で行われる見通しであることを同国の通信社Ritzauが11日に報じた。
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(c)AFP

AFPBB News


abandoned match(没収試合)となったJリーグの鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ戦に対する理事会の裁定は、予想通り残り16分の時点からの再試合と決まり、一件落着。理事会が全うな判断を下したので安心致しましたが、実は「色々な議論はあったが、公平性を重んじて、全会一致で決定しました。」というコメントが出ること自体が疑問だと考えます。

今回の没収試合に関しては、議論などするべき類のものではなく、Jリーグの理事会の皆さんは、やはりabandoned matchの概念が希薄であると言わざるを得ないと思いました。

議論をしなければならないのは曖昧な実施要綱並びに規約についてであり、悪天候時の没収試合について、前半の段階で引き分けの状態であったら再試合、後半に入ってからの段階であれば、残りの時間を同スコアのままで再試合、或いは残り15分の段階であったらば試合成立と言った規約を決めて頂きたかったと存じます。もっとも私は個人的には、どんな時間帯でも、悪天候で試合をストップせざるを得なかった場合は、全て残りの時間から同スコア、同じメンバー(可能な限り)で再開するべきだという考えです。

試合に臨む選手の意気込みや、そこに至るまでの準備、あらゆる努力を鑑みると1分たりとも疎かにしてはいけないと思うからです。

例えば、たまたまその試合がデビュー戦だったり、苦闘の末に先発を勝ち取った選手がいた場合に、前半25分で0対0だったから再試合とするのは酷のような気が致します。

全ての選手に、あるいは両チームに対して公平なのは、残りの時間を全て同じ条件でスタートさせること以外にないと確信する次第です。本場欧州でも濃霧などで没収試合となった場合などは、残りの時間から同スコアで再試合だったと記憶しています。(※どなたかその辺の規約に詳しいお方がいらっしゃれば、御教示頂けると幸いです。)
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登録日:2009年 09月 15日 01:21:43

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プロフィール
小谷泰介
1955年、タイ王国バンコク市生まれのフットボールジャーナリスト。

四半世紀に及ぶ取材経験を生かしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説は、ラジオやテレビで人気を博した。
また、本場欧州にプロクラブの監督や選手の友人が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。

著書に「拝啓 川淵三郎殿」(モダン出版)や「Jリーグ入門」[講談社)などがある。
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