2010年 06月 30日

■日本のフットボールの未来の為に、今私が書くべき事⑨



《選手達は本当に良くやった!しかし、感傷に浸っている閑はない。日本の将来の為には冷静に敗因を分析し、次大会こそベスト4だ!》

パラグアイの4人目のキッカーであるカルドーソが、心憎いまでに冷静に川島選手の逆をついて、ボールを左隅に流し込んだ時、4年間にわたる青き侍達の挑戦は幕を閉じました。

双方9人のキッカーの中で唯一シュートを外し、泣き崩れる駒野選手をチームメートが次々と抱きかかえるようにして励ますシーンを見て涙したのは私だけではないはずです。駒野選手を罵倒する日本人はいないでしょうし、何故決してキックの精度が高いわけではないディフェンダーの駒野選手をPKキッカーに選抜したのかを攻めるのも筋違いというものでしょう。PKの練習は念入りに行っていたはずで、同選手はその練習に於いてかなりの確率でPKを決めていたはずなのですから。

彼らが持てる力を出し切ったからこそ、今まで決して勝てなかった国外開催のW杯で二つもの白星を挙げ、三つ目が手に届く場所まで辿り着くことが出来たのです。

指揮官が迷走し、大会直前になってもなかなか結果が出ずに追い詰められる中、腐らずに団結力を高め、大幅な戦術並びに選手起用の変更に日々対処しつつ、日本のフットボール史に新たな1ページを書き加えてくれました

日本代表の選手達には、心から良くやったと拍手を送りましょう!そして敏捷性や早いパス回しのみならず、忍耐力と組織力が日本人選手の大きな武器になることを世界にて示してくれたことに感謝致しましょう!そして、胸を張って帰国してもらおうではありませんか!

しかし、だからと言って日本協会をはじめとする首脳陣、そしてコーチ陣までを手放しで褒めそやすべきでしょうか。否であります!
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登録日:2010年 06月 30日 16:48:40

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プロフィール
小谷泰介
1955年、タイ王国バンコク市生まれのフットボールジャーナリスト。

四半世紀に及ぶ取材経験を生かしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説は、ラジオやテレビで人気を博した。
また、本場欧州にプロクラブの監督や選手の友人が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。

著書に「拝啓 川淵三郎殿」(モダン出版)や「Jリーグ入門」[講談社)などがある。
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