2010年 07月 12日

育成の勝利!スペインがW杯初優勝!!


いや~、本当に良いものを見させて頂きました。

W杯の決勝戦は、1974年大から10大会連続で現地のスタジアム或いはテレビにてライブ観戦しておりますが、個人的には昨夜のスペイン対オランダ戦がその中では最高の決勝戦かなと感じている次第です。

技術、戦術面に於ける鬩ぎ合い、双方初優勝を賭けての執念のぶつかり合い、それぞれが違った持ち味を出し切っての手に汗握る大接戦と、どれをとっても申し分のない内容で、死闘と呼ぶに相応しい内容ではありますが、久々に極上のご馳走を心行くまで堪能させて頂きました。

どちらのチームも基本的には高いポゼッションを維持しつつ、方や局地戦の中から針の穴を通すようなパスを紡ぐ流麗派、一方はピッチの両翼を一杯に使い、大きな展開から時に強引なドリブル突破を織り交ぜて攻撃を仕掛ける豪快派と、両者ともそれぞれ違った持ち味ながらその攻撃的姿勢を終始失わなかったチームであったことは特筆に値します。かなりファウルが多く、イエローカードがオランダを中心に相当数出されましたが、それは汚いプレーという印象よりは気迫の表れと受け取れるもので、むしろ互いの厳しいマークによって頻発するファウルを巡っての駆け引きを楽しむことが出来ました。なりふり構わず、パスの基点キーマンを中心に激しいチャージを仕掛けるオランダに対し、それを務めて冷静にいなそうとするスペインという構図のように見受けられましたが、最後にオランダが退場者を出してしまった事実を見ても分かるように、結局はスペインが試合の流れとなるを引き寄せるべくして引き寄せたと言えるでしょう。
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登録日:2010年 07月 12日 16:28:30

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プロフィール
小谷泰介
1955年、タイ王国バンコク市生まれのフットボールジャーナリスト。

四半世紀に及ぶ取材経験を生かしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説は、ラジオやテレビで人気を博した。
また、本場欧州にプロクラブの監督や選手の友人が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。

著書に「拝啓 川淵三郎殿」(モダン出版)や「Jリーグ入門」[講談社)などがある。
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