2010年 09月
東京ヴェルディ1969を消滅させてはなりません!
読売クラブ時代から数えて40余年もの歴史を刻んできた東京ヴェルディ1969が存亡の危機に瀕しています。
Jリーグ創設時に読売新聞社を中心とした読売グループの思惑でプロ化に踏み切った同クラブは、フットボール界の読売巨人軍を目指し、将来的には読売新聞の部数拡大、そして日本テレビの高視聴率獲得のコンテンツとなることを期待されて船出をしました。従って、何と言ってもチームが強くなくてはなりませんから、採算を度外視して読売クラブ時代の優秀な選手を厚遇で引き留めたり、高い外国籍選手を獲得したりといった放漫経営が許されていました。
その甲斐もあって開幕当初は好成績を収めていたものの、常に高い年俸が収支を圧迫するという体質を抱えていたのです。そしてJリーグバブルが弾けると、巨額の赤字を生み出すクラブと成り果て、読売新聞社がオーナー件を放棄してしまいます。読売新聞社が撤退を決めた年の赤字額が20数億円であったと言いますから、空いた口がふさがりませんが、所詮企業のエゴで誕生したようなクラブですからなるようになったと言わざるを得ません。
その間には川崎などにホームタウンがあるから駄目なのだと身勝手なことを言って、東京に本拠地を移すという傍若無人な振る舞いもありました。忘却のかなたに葬り去られたかのようですが、元々は川崎をホームタウンとしていたクラブだったのです。要は地域密着などお題目に過ぎず、読売グループのことしか考えていなかったということに尽きるでしょう。
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登録日:2010年 09月 18日 23:33:22
大東チェアマンに期待!!
少し古い話題ではありますが、大東チェアマンは8月17日に開かれた会議の席上で所信表明を行い、Jリーグの選手のレベルアップ、リーグ全体の基盤強化を目標に掲げました。
そしてリーグの基盤強化のためには「収益性、安定性の高いビジネスモデルを構築したい」と述べておられるのですが、そのビジネスモデルなるものが、J1のプレミアリーグ化だと言われています。最近のインタビューで御本人は否定をされていますが、この件に関しましては「火のないところに煙は立たない」という格言の通りであることを期待したいと存じます。
私はJ1のプレミアリーグ化には大賛成の立場を取る者であり、2000年に刊行した拙著「拝啓 川淵三郎殿」の中で既に提案をしております。その提案はJ1全てのクラブをプレミアリーグとするのではなく、10~12に絞り込んだ上で、先ずはそのトップリーグの収益性と安定性を高めるというものですが、恐らくは大東チェアマンの構想と類似しているはずです。私が10年前に書いた著書の中で何故そのような構想を掲げたかというと、プロ、プロと謳われながら、一般サラリーマンと変わらない、或いはそれ以下の金額しかもらえていないJ リーガーが少なからず存在したからです。
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登録日:2010年 09月 15日 21:19:10
プレミアシップ百景(4)
近年、母国イングランドのトップリーグ(プレミアリーグ)は世界の投資家のターゲットであり続けた為、フットボールクラブを投機の対象としか考えないオーナーが現われたり、手っ取り早くチームの強化を図ろうと採算を度外視した運営をするオーナーがいたりで、スポーツ文化が培ってきたフェア精神、公平性、そして公共性が損なわれつつあるように思います。
私がイングランドのフットボールに夢中になっていた1960年代後半から1970年代にかけては、ボスマン判決どころか外国籍選手が存在しませんでしたから、お国柄がリーグにも色濃く反映され、なおかつ牧歌的な雰囲気がスタジアムに漂っていました。試合前に明らかにワーキングクラスと分かるいでたちのサポーターに雑じって、フィッシュ&チップスを頬張りながら、スカーフやバッジ、或いは古いマッチデープログラムを売る屋台を覗いて回るだけで楽しかったのも古き良き思い出となりつつあります。
そして何よりも私が関心を示していたものの一つに、ユニフォームの配色とデザインが挙げられます。
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登録日:2010年 09月 11日 23:57:01
長友佑都という選手
私は良い監督こそが選手を育て、チームを強くすると信じて疑わない人間ですので、基本的には選手個人についての批評、とりわけ特定の試合でのパフォーマンスの良し悪しを主題にして語ることを好みません。
だからといってC・ロナウド、メッシ、カカ、ルーニー、リベリー、ロッベンといった世界のスーパースターの凄さ、天賦の才は充分に分かっているつもりです。しかし、彼らが先のW杯で優勝出来たかというと決してそうではなく、フットボールはチームプレーであり、世界一の称号は良い監督の下、協会の正しいバックアップがなければ授かれるものではないのです。
しかしながら、今回は声を大にして一人の日本人選手のことについて述べさせていただきたいと存じます。そう、その選手こそは日本代表、そしてセリエAのチェゼーナに所属する長友祐都選手であります。
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登録日:2010年 09月 08日 17:18:52
2014年に向けて最高の進水式を迎えることが出来た日本丸!
フレンドリーマッチはどこまで行ってもフレンドリーマッチであり、W杯の本番とは比較のしようがないことは分かっていても、やれば出来るじゃないかと言いたくなってしまう先日の日本対パラグアイの1戦でした。そう、我が日本代表は原代行監督の戦前の言葉通り、W杯の時よりは明らかにラインを上げた攻撃的な布陣で強豪パラグアイに挑み、見事に勝利を捥ぎ取ったのです。
その象徴とも言うべきは、森本選手のワントップであり、本田選手のトップ下であったと思うのですが、左のワイドを任された香川選手、ボランチの細貝選手といったフレッシュな顔ぶれも見られ、先発時の平均年齢が2歳程若返ったのも新生日本代表の特徴でした。
やはりW杯で日本代表がグループリーグを突破し、ベスト8を決める戦いでも無失点でPK負けという接戦を演じた効果は絶大で、巨大な日産スタジアムのチケットは完売。おまけに相手はベスト8を阻んだパラグアイと来れば、いやが上でも盛り上がると言うもの。パラグアイがこの試合の為にほぼベストメンバーでしっかりと準備をして臨んでくれたことも好試合を演出する要因となり、久々にブーイングとは無縁のホームでの日本代表戦となりました。
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登録日:2010年 09月 06日 12:52:41
プレミアシップ百景(3)
今年も本場欧州では主要リーグが全て開幕。世界中で最も多くのファンを獲得しているプレミアリーグも第3節が終了しました。
W杯ではイングランド代表が低調なパフォーマンスに終わり、またしても黄金世代と謳われているルーニー、ジェラード、ランパード、コールといったイングランドのスター選手達は結果が出せず、イングランドの人々にとっては失意に満ちたシーズンオフだったことでしょう。
しかし如何なる結果にも関わらず、プレミアシップが世界中からスター軍団が集まってくるリーグ故に、新シーズンが始まるとイングランドの看板を背負った彼らは怪我でもしない限りリーグ、FAとFLの国内カップ戦、そして欧州を舞台としたチャンピオンズリーグかUEFAリーグに出続けねばなりません。そんな過酷なスケジュールを10シーズン以上も送っている彼らが、金属疲労を起こさないか心配しているのは私だけなのでしょうか。差し詰め、今週末から早くもEURO2012の予選が始まりますが、前回大会の二の舞(予選落ち)とならぬことを祈るばかりです。
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登録日:2010年 09月 04日 00:04:41
Well done! 原さん、そしてWelcome!ザッケローニ監督
注目の日本代表新監督は以外にもザッケロー二氏でした。
私はスペインのサラゴサを率いて旋風を巻き起こし、FCポルトでも結果を残しているフェルナンデス氏であれば良いと期待していただけに、正直に申し上げれば今回の発表は残念な部分が無きにしもあらずでした。しかし、それはザッケロー二氏のことを私自身が良く知らなかったからに過ぎず、欧州に於ける大物選手や監督獲得の難しさを考えれば、日本協会、というより原さんは今回の交渉をよくぞ纏め上げたと思います。
今回のW杯での結果を受けて、原さんは岡田監督が土壇場で取ったシステムに未来があるとは考えていらっしゃるはずがなく、ブラジル大会では次のステップ、つまりベスト8の壁を破ることの出来る人物を選ばねばという姿勢で交渉に臨んでいらっしゃいました。それは長かった交渉期間中終始一貫して変わっていなかったはずで、ザッケローニ氏自身も本場で名だたるクラブの監督を歴任した人物ですし、実際に原さんが接触を認めたペジェグリーニ氏にしても、ヴァルヴェルデ氏にしても世界に名の通った名白楽です。
はっきりと申し上げられるのは、市場の相場からすると、今まで日本代表監督を務めたどの監督よりもレベルの違うところにいる人物との交渉を原さんは成功させたということです。勿論、年俸もそれなりに高いでしょうが、幾らお金を積まれても極東の日本なのでお断りというケースが過去にあったことを忘れてはなりません。さすがはスペインを中心に、欧州に太いパイプを築いてこられた原さんのことだけはあるなと感心した次第です。
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登録日:2010年 09月 01日 22:40:29
いいなぁ!このワンショット!!
御覧頂いているAFP BB Newsは、フランスの通信社AFPから配信される膨大な枚数の写真付き記事を時々刻々と日本語で閲覧することの出来るブロードバンドニュースですが、さすがフランスの通信社だけあって、本場のフットボールに関するタイムリーな写真をいつも見ることが出来ます。
特にフランス、ドイツ、イングランド、スペインのリーグについては、日本で見ることの出来ない良質かつ現地の模様が具に分かる写真が多く、参考にさせて頂いています。欧州で生活していても、ドイツはブンデスリーガ中心、イングランドなら勿論プレミアリーグ中心と、なかなか新聞、雑誌等では他国リーグの情報、特に写真を目にすることが出来ないからです。
そして、今回ご紹介したいのはこのワンショットです!
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登録日:2010年 09月 01日 01:31:29
- プロフィール
- 小谷泰介
- 1955年、タイ王国バンコク市生まれのフットボールジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験を生かしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説は、ラジオやテレビで人気を博した。
また、本場欧州にプロクラブの監督や選手の友人が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。
著書に「拝啓 川淵三郎殿」(モダン出版)や「Jリーグ入門」[講談社)などがある。
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