2010年 09月 18日

東京ヴェルディ1969を消滅させてはなりません!


読売クラブ時代から数えて40余年もの歴史を刻んできた東京ヴェルディ1969が存亡の危機に瀕しています。

Jリーグ創設時に読売新聞社を中心とした読売グループの思惑でプロ化に踏み切った同クラブは、フットボール界の読売巨人軍を目指し、将来的には読売新聞の部数拡大、そして日本テレビの高視聴率獲得のコンテンツとなることを期待されて船出をしました。従って、何と言ってもチームが強くなくてはなりませんから、採算を度外視して読売クラブ時代の優秀な選手を厚遇で引き留めたり、高い外国籍選手を獲得したりといった放漫経営が許されていました。

その甲斐もあって開幕当初は好成績を収めていたものの、常に高い年俸が収支を圧迫するという体質を抱えていたのです。そしてJリーグバブルが弾けると、巨額の赤字を生み出すクラブと成り果て、読売新聞社がオーナー件を放棄してしまいます。読売新聞社が撤退を決めた年の赤字額が20数億円であったと言いますから、空いた口がふさがりませんが、所詮企業のエゴで誕生したようなクラブですからなるようになったと言わざるを得ません。

その間には川崎などにホームタウンがあるから駄目なのだと身勝手なことを言って、東京に本拠地を移すという傍若無人な振る舞いもありました。忘却のかなたに葬り去られたかのようですが、元々は川崎をホームタウンとしていたクラブだったのです。要は地域密着などお題目に過ぎず、読売グループのことしか考えていなかったということに尽きるでしょう。
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登録日:2010年 09月 18日 23:33:22

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プロフィール
小谷泰介
1955年、タイ王国バンコク市生まれのフットボールジャーナリスト。

四半世紀に及ぶ取材経験を生かしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説は、ラジオやテレビで人気を博した。
また、本場欧州にプロクラブの監督や選手の友人が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。

著書に「拝啓 川淵三郎殿」(モダン出版)や「Jリーグ入門」[講談社)などがある。
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