K-1の武蔵選手と安廣一哉選手にお会いしました

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私自身がムエタイの国(タイ王国)出身ということもあってか、幼い頃より格闘家と縁のある人生を歩んでいます。

私の幼少時代のヒーローといえば、ボクシングのファイティング原田選手、海老原博幸選手であり、以来、階級こそまちまちですが、沼田義明選手、小林弘選手、柴田国明選手、藤猛選手、西条正三選手、輪島功一選手、具志堅用高選手、渡辺二郎選手、畑山隆則選手、鬼塚勝也選手、辰吉丈一郎選手あたりまでは、欠かさずに試合を観戦していました。

また、貿易会社を営む兄が、長年趣味でボクシングマガジンの海外通信員をしている関係もあって、カオサイ選手や、ピアポン選手といったタイ格闘界の英雄が実家に出入りしていましたし、世界タイトルを獲得する前の鬼塚選手と彼のトレーナーだった片岡鶴太郎さんが実家に宿泊されたこともあります。

そして何故か現在総合格闘家の戦闘竜選手とは、彼の相撲部屋入門直後から親交があり、仲人まで務めた間柄です。

また、K-1では以前にホースト選手と一緒に食事とカラオケをする幸運に恵まれたことがあったのですが、今回は立川駅北口にある厳選黒毛和牛焼肉店「松剛」のオーナーの取り計らいで、武蔵選手と安廣選手と一緒に焼肉を食べながら懇談する機会を頂きました。

武蔵選手は再起を期して厳しいトレーニングを課していた時期にも関わらず、終始にこやかに談笑してくださり、ビッグネームの驕りなど微塵も感じさせない方でした。このままで行けば、近い将来に再び勝ち星を重ねてくださるのではと感じた次第です。

素人ながら、キックを多用するスタイルを取り戻せるか否かが、武蔵選手復活の鍵となるのではないでしょうか。

さて、一方の康廣一哉選手ですが、こちらも実に謙虚な方で、たまたま隣に座られたこともあって色々とお話しを伺うことが出来ました。

K-1といえば一見華やかな世界ではありますが、選手の置かれている環境は非常に厳しいものであること。自分はその環境改善を訴えたいものの、今のままでは負け犬の遠吠えに過ぎず、そのためには頂点にまで登り詰めなければ意味がないこと。自分にはその自信があること等々、熱い胸の内を披露して頂き感激致しました。

また、怪我をしたことにより、自分自身の将来や現在置かれている立場を客観的に熟考する機会を得たため、災い転じて福となすことが出来たとも語っておられました。

さらに、ご自身はジャッキー・チェンに憧れており、引退後は彼のようなアクション・スターの道を歩みたいといったことまで披露してくださいました。

ルックスの良さもさることながら、明るく知的な話し方をする安廣選手の世界にすっかり引き込まれてしまい、別れ際にはすっかり同選手のファンになっていました。

ご存知のように、格闘技は団体スポーツと違って敗因をチームメイトのせいにすることも監督采配のせいにすることも出来ない過酷な面があります。しかし、一方で自分自身の実力が全てと言い切れる、実にはっきりした世界であります。

それだけに自問自答する機会が多いのでしょうか、安廣選手にはフットボール選手にはあまりない種類のオーラを発していました。

怪我のため、残念ながら大晦日のダイナマイトには出場されませんが、武蔵選手と共に来年大きく飛躍なさることを、心よりお祈り申し上げます。

なお、大晦日にはその安廣選手のトークショウが東京新宿のMIXINGというスポーツバーで開催されます。彼の格闘家としての魅力を存分に堪能出来るばかりでなく、格闘界を知る絶好の機会となるかと存じますので、興味のある方は是非参加されることをお勧め致します。(詳しくは冒頭のご案内をご参照ください。)

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登録日:2007年 12月 25日 15:29:22

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プロフィール
小谷泰介
小谷泰介
(著者近影:昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)

1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。

著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)、『来日サポーターPERFECT図鑑』(東邦出版)などがある。
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