ちっとも素敵ではない日本代表のユニフォーム
【2月7日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)・アジア3次予選・グループ2、日本vsタイ。
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(c)AFP
レプリカ・ユニフォームという概念が、まだイングランド以外では定着していなかった1975年頃から、ユニフォームの収集をしていたオタクとして一言。
この度、新調なった日本代表のユニフォームは、ちっとも素敵ではないと申し上げたいと思います。
そもそも私は、日本協会がFIFAに登録しているユニフォームカラーの「青と白」が気に入りません。
所詮、どんなに頑張ったところでイタリア代表の地中海ブルーや、代表のニックネームが“LES BLUES”(青い奴等)であるフランス代表の青いユニフォームが築いた伝統や歴史には遠く及ばず、カッコ良さでも叶わないからです。
また、日本国旗の色である白地に赤を基調とした色の方が、明らかに日本の国を意識出来るうえ、視覚的にも気持ちを高揚できるので、日本代表のユニフォームは白赤であるべきだと考えています。
従って私は、昔のラグビー日本代表のユニフォームが大好きでした。
赤白の横縞シャツに、白のショーツと白のソックスという日本国旗を強く意識したデザインは、シンプルで美しく、文句の付けようのない日本代表のユニフォームだったと思います(その点今のラグビー日本代表のユニフォームは、日本らしさが薄まってしまっていて気に入りません)。
フットボールの日本代表も、1990年代の後半には時の協会事務局長であられた中野登美雄さん(現神奈川県サッカー協会事務局長)の発案で、赤と白のユニフォームに変更された時期がありました。因みに胸に協会のエンブレムをつけるようになったのもこの時期です。
中野さんの英断に拍手を贈っていたら、その後の事務局長交代劇の際に再び青と白に戻されてしまい、今日に至っているのが現状です。
昔は陸上にせよ、バレーにせよ、殆どのスポーツの代表選手は白地に赤のストライプとか白のシャツに赤のショーツといったユニフォームを着用していたのに、いつの頃からか青や紺色を採用する協会が増えてしまいました。
私は国粋主義者でもなく、右翼も左翼も大嫌いな中道主義者ですが、ことユニフォームに関しては前述のような理由から、白地を基調としたものを採用すべきだと強く願う次第です。
さて、話しを今の日本代表のユニフォームに戻しましょう。
今回発表された日本代表のユニフォームは、色々な理由をつけて、かなり淡くなったブルーや、襟元にあしらった黄色にしか見えないゴールドのラインの説明を懸命にしておりますが、ダサいの一言に尽きます。私には、出来の悪いスウェーデン代表のアウェー・ユニフォームにしか見えません。
そもそも天下のアディダス社とはいえ、そんなに多くのデザイナーを抱えているわけでもなく、3本線の制約があったり、その時期に使用できるデザインのフォーマットが限られているため、毎回気の利いたユニフォームを発表できるはずがないのです。
アディダス社が、オフィシャル・サプライヤーとして日本協会と手を組んでから既に10年近くが経過しておりますが、青と白だけの組み合わせで既に6種類ものデザインのユニフォームを発表してきており、マンネリ化現象が顕著になってきたのでしょう。
そして、アパレルスポーツ業界では馬鹿のひとつ覚えのように、ビッグバンともいうべき吸収合併が繰り返され、いまやリーボックがアディダス傘下に、そしてアンブロがナイキの傘下に組み込まれてしまい、ナイキ、アディダスの2強体制が益々強固になりつつあります。
また、その業界に於いて資本が大手企業に集中するということは、デザインの規格化現象に拍車がかかることを意味し、その一例として今回の日本代表ユニフォームのようなものが出来上がってくるわけです。
日本協会もアディダス社に任せっきりにするばかりではなく、デザインを一般公募して、その中から一番支持のあったデザインを採用するとか、工夫を凝らして欲しいものです。
今回の内容は、自称ユニフォーム・オタクの独り言ということで、右から左へ聞き流していただければと思います。それにどんなユニフォームでも、魅力的な試合を繰り広げればカッコ良く見えるのがスポーツ業界の常識!
行く手に入道雲が立ち込めてきた岡ちゃん丸ですが、色々な意味で岡田船長のこれからに期待したいと思います。
コメント[13], トラックバック[0]
登録日:2008年 02月 12日 16:31:39
コメント
死ね
い @ 2008年 02月 13日 11:24:39
いさん
「死ね」という心無い発言の真意が、よく汲み取れません。
意図をお伝えくださって、訂正すべき、或いは謝罪すべきと判断した時は然るべき対応を致したいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
小谷泰介 @ 2008年 02月 13日 13:49:47
小谷さん
こんな釣りコメントにいちいちかまわなくてもいいと思いますよ。
ましてあなたのブログですから、逆にアクセス禁止にしてもええと思います。
失礼しました。
robinho @ 2008年 02月 13日 22:19:35
robinhoさん
ご丁寧にアドバイスを頂き誠にありがとうございます。
貴殿の思いやりと真心を大変嬉しく思います。
基本的には、どんなコメントも、一応私のブログにアクセスしてくださり読んでいただいた上でのことなので、返信をするようにしていますが、今後どうするかは推移等を見守り、然るべき対処をしたいと存じます。
改めて、アドバイスに感謝申し上げます!
小谷泰介 @ 2008年 02月 14日 10:22:37
卑怯な世の中になりましたね。
真剣な意見にこの一言ですか。。
こういう輩が今の世の中を駄目にしているんでしょうね。
この前の歌手の失言騒動もそうですが、見えないのを良い事に無責任に必要以上に騒ぎ立て、それを普通の一般人の意見と思い、受け取り処罰する企業。
その意見を公共の電波を使って火に油を注ぐテレビ局。
何かおかしくなっている世の中ではないでしょうか?
せめて、そんな世間の中でスポーツの世界だけは純粋でいて欲しいと願います。
スポーツマンが真剣に考え述べる場所に卑劣な物はいりません。
夜、目を閉じたとき、サッカーで汗をかいたときに、自分を恥じて、反省してください。
こういう卑怯な事する人は、必ずどんな世界に行っても、随所にその幼稚さ、弱さをさらけ出し、自分に帰ってきます。
サッカーを通してこういう人達が少しでも変わって行ってくれればと願うと同時に、小谷さんのどんなことにもまっすぐに意見するこのブログを楽しみにしています。
リベラル @ 2008年 02月 14日 23:37:50
リベラルさん
今回のいさんの書き込みは、「ネット社会の闇」といわれる部分に帰属する出来事なのだと認識しておりますが、それにしてもリベラルさんの心眼と申しましょうか、ご提言、良識に頭が下がる思いです。又、簡潔で分かりやすく、上品な文章には惚れ惚れ致しました。
リベラルさんのおっしゃる通りで、スポーツの世界だけはこの手のものと無縁であって欲しいのですが、現実はなかなかそうは行きません。
ネット社会の闇は、自分も含め、どの人間の心にも潜んでいる醜い部分だと思うのですが、良識のある人はその醜い気持ちが頭をもたげた時に、押さえ込む能力を備えています。
しかし、一方で日本のネット社会が匿名主流であることを良いことに、その醜い心を撒き散らしてしまう人の何と多いことでしょう!
この心の闇とも言うべき心理状況が、強いては今の世の中で起きているテロ行為や民族間紛争に繋がるものだと私は考えておりますが、リベラルさんがご指摘なさった某歌手の発言をめぐる一連の騒動も、中世の魔女狩りを連想させます。
私もネット社会でブログを用いて発信をしている以上、いつかこの闇の部分を題材とした所見を述べなければと思っている次第です。
いずれにしましてもリベラルさん!ネット社会の闇とは対極にある清清しいコメントを有難うございました!!
小谷泰介 @ 2008年 02月 15日 12:57:44
こんにちわ。
一つ前の日記にコメントすることお許しください。
小谷さんは国旗からイメージする『白・赤』がよいとおっしゃっていましたが、好みの問題ですが自分はいままでのように『青』がいいです。
イタリア、ドイツ、オランダ等国旗からイメージしない国も少なくありません。確かイタリア・・・地中海 ドイツ・・・帝政時代の国旗 オランダ・・・創設者の名前(オラニエ公)だったと思いますが日本は島国なので海をイメージする青がいいなと思っていました。
小谷さんがおっしゃる『白・赤』より『青』がいいと自分が思う理由はあと三点あります。一点目は、自分は韓国には良い意味でライバルとして競ってもらいたいと思っています。韓国は国旗からイメージしているのか詳しいところはよくわかりませんが『赤』を基調としています。韓国とははっきりわかる別の色を日本は選んでほしいと思っています。
二点目は伝統を大切にしてほしいと思っているからです。今回フランスが『赤』に変更しましたがすごく違和感がありダサく感じました。もっと自国のユニフォームの色にプライドを持ってほしかったと個人的に思っています。
三点目は自分がプレイヤーとして勝手に感じていることですが・・・白はアウェイ用のユニフォームのイメージがあります。これは勝手なイメージなので恥ずかしいのですが・・・
最後にユニフォームに関して小谷さんに質問したいのですが・・・
イタリア、ブラジル、オランダ等は自国のユニフォームがバレーなど統一されていてすごく良いと思うのですがなぜ日本はばらばらなのでしょうか?ご存知でしたらご教授願います。
シーナ @ 2008年 02月 16日 22:07:17
シーナさん
コメントを有難うございます。
カラーリングは、全く持って好みの問題なので何とも申し上げられませんが、シーナさんがブルーを推奨する理由は良く理解できます。
ただ、韓国との識別に関しては、白基調に赤の配色なので問題はないと思います。白はアウェーのイメージとありますが、イングランドやペルーは白基調の伝統あるユニフォームを誇りとしていますし、気にすることではないと私は感じる次第です。
要は、「総本山である協会はメーカー任せにしないで、もっとユニフォームに誇りを感じられるようにして欲しい。そしてそのためには、サポーターの意見に耳を傾けては?」というのが私の主張です。
最後のご質問ですが、政府内にスポーツ省がある国々は大体において色調が統一されているのだと思います。
国ぐるみでスポーツに力を入れていることのアドヴァンテージですね!
小谷泰介 @ 2008年 02月 18日 12:39:15
はじめまして。「サッカー各国代表ユニフォーム」というブログを主宰しておりますyuuki_ono_99と申します。
小谷さんのエントリーを引用させていただきましたので、TBを貼りましたが、送信失敗を繰り返したので、コメントを入れさせていただきます。
http://football-uniform.seesaa.net/article/86046788.html
もしダブっていたら、削除していただいて結構です。
よろしくお願い致します。
yuuki_ono_99 @ 2008年 02月 23日 14:48:40
yuuki_ono_99さん
ご丁寧なご報告のメール有難うございます。
貴殿の主宰なさるブログを拝見致しましたが、見事なものですね!
私がユニフォームに興味を持ち始めた30年前には、想像もつかない時代が訪れているわけですが、ユニフォームに対するこだわりも、その国のフットボール文化水準のバロメーターだと私は確信しています。
そういった点からすれば、貴殿はその水準を引き上げる立役者のお一人であられることは間違いありません。
今後も、末永く「世界各国代表ユニフォーム」のブログを続けていかれることを希望致します。頑張ってください!
小谷泰介 @ 2008年 02月 25日 15:52:53
小谷さん、励みになるコメントありがとうございます(涙)
あまりに嬉しくて、自分のブログに勝手に書かせていただきました。
http://football-uniform.seesaa.net/article/85616326.html
これからも、頑張ります!
yuuki_ono_99 @ 2008年 02月 26日 02:02:33
はじめまして。
代表の赤、白ユニフォーム、懐かしいですね。
リネカーがいたトッテナムに快勝したキリンカップの試合が懐かしいです。
まあ、個人的にはドーハ組のユニフォームが今でも最高のデザインだと思っておりますが。
ところで下記の下りですが、1990年代の間違えではないでしょうか。
>フットボールの日本代表も、1890年代の後半には時の協会事務局長であられた中野登美雄さん
WATA @ 2008年 02月 26日 14:01:15
WATAさん
コメントをお寄せいただき感謝申し上げます。
ドーハ組が着用していたユニフォームは、背番号を識別しくいという欠点はあったものの、デザイン性の優れた一品であったと私も思います!そう、ベストといっても過言はございませんね。
ご指摘いただいた件は、その通りでございますので、早速修正させていただきました。有難うございます。
小谷泰介 @ 2008年 02月 27日 13:31:10
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- プロフィール
- 小谷泰介
- (著者近影:一昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)
1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。
著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)などがある。
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