ナナミさん、及びナナミさんのコメントに対してコメントを寄せて下さった心ある皆様へ
【5月28日 AFP】ベトナムのメディアは27日、ベトナムサッカーリーグ(V-League)の試合後に数百名におよぶサポーター同士による暴動が発生し、1人が死亡、少なくとも10名の負傷者が出たことを明らかにした。
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(c)AFP
2006年のW杯直前に、AFPBB Newsの担当者から依頼を受けて当ブログを開設してから早2年半が過ぎようとしておりますが、おかげさまで私が書いた原稿も間もなく200本に達しようとしております。
また、アクセス数は35万に届かんとしておりますし、昨日も2200人の方々にアクセスしていただきました。
本当にありがたいことだと感謝しております。
40年前にフットボールと本格的に出会い、生計を立てられたか否かは別として、19歳でイレブン(当時日本スポーツ出版より発刊されていた月間の専門誌。サッカーマガジが老舗でイレブンは後発であったが、海外記事を多く取り扱うことで人気があった)に英国観戦紀行文を掲載させて頂いて以来、33年もの間、フットボール・ビジネスに携わってくることが出来ました。
今でこそ、日本にもフットボールに纏わることで生計を立てていらっしゃる人が多くなりましたが、私は今では古参の部類に入るようになったのではないかと自覚しています。
それだけに、何やら見える景色が一般の方よりも多少違うことが多く、具体的にチーム強化に関しては、現状を具に見れば大体先を読むことが出来るようになって参りました(そのつもりになっているに過ぎないのかも知れませんが・・・)。
そんな自分が見える景色や、予想される先の景色をこのブログに書き綴ることで、何かのお役に立てればと思って参りましたが、最近、このブログにアクセスなさってくださる多くの皆様が、私と同じ景色を見ているのだろうなと思うようになりました。
そして、それは我が国にもフットボールが文化として定着しつつあり、フットボールを心から愛する人々が増えつつある証に他ならないと考える次第です。
何故なら、お寄せ頂くコメントの殆どは、私よりもその景色を堪能していらっしゃるか、鋭く洞察しておられると確信できるほど造詣深く、知識と示唆に富んでおり、私はその事実を心より嬉しく思うのであります。
ところが、同じ景色を共有出来ない方も当然いらっしゃって、特に個人やクラブ単体に関する論評を展開した時に、その傾向が顕著になります。
その理由なのですが、私が察するに、日本ではプロのリーグ(Jリーグ)が突然ブレークしてしまった影響もあって、Jリーグ以前の日本を含めた世界のフットボール史をご存じない方がいらっしゃるからではないかと思うのです。
それらの方々は、フットボールに親しむ前に、クラブの洗礼を受けてしまい、応援するクラブしか見えていらっしゃらない方と申し上げたらよいのでしょうか、文化としてのフットボールを堪能或いは吟味されることなく、いきなりJリーグクラブの試合に触れて、そのクラブに心酔されているように私には見受けられます。
あくまで推測ではありますが、そういった方々にとって、おらがクラブのパフォーマンスに対する批判や監督の采配に対する批判、そして運営強化の不備等への指摘は、自分の信ずる神を冒涜されたことと一緒で、批判や指摘をした相手が許せなくなってしまうようです。
今回、当ブログに露な不満のコメントと、常軌を逸したのではないかと思われる書き込みの山を寄せられたナナミさんの場合がそれに当てはまるかどうかは、定かではありません。しかし、当たらずとも遠からずではないかと想像しております。
アニヤンさんは、ナナミさんのような方は相手にしてはいけないとアドバイスをしてくださいましたが、私はナナミさんが清水エスパルス誕生以前の文化としてのフットボールの歴史や背景、或いはそのグローバル性といった魅力をご存じないのかと思い、そこのところを知っていただきたいという気持ちで対話をさせて頂きました。
それはナナミさんに限らず、どんなに露骨な不満や誹謗中傷があろうと、きっと分かっていただけるはずだ、同じ景色を共有していただけるはずだと信じての行動であります。
実は、昨年暮れに「お願いだから、オシム監督の代わりにオジェック氏などといわないで!」というタイトルで、オシム氏とオジェック氏では監督としての素養が違い過ぎる旨の論評を展開した時に、一部のレッズのサポーターの皆様から、嵐のような非難のコメントが寄せられました。
そういった状況を、ブログ炎上と呼ぶことも初めて知りましたが、私は消化作業をするというよりは、先ずはフットボールが偉大な文化、そして芸術であるが故に、批判や論評はつきものであることと、その評論に対して火炎瓶を投げつけるかのような、誰しもが持っている心の闇の部分(暴力性)について問いかけをさせていただきました。
実際には心ある多くのレッズサポーターの方々が、私の論評を擁護してくださり、同調のコメントや、むやみやたらに誹謗をするサポーターを諌めてくださったのですが、おかげさまで最終的にはオジェック監督率いるレッズが許してはいけない世紀の大逆転劇を演出してしまうという結果等も出て、私の繰り広げた主張に追い風が吹き、炎上したブログは鎮火したのであります。
話が長くなって恐縮ですが、その一件を通じて「寄せられたフットボールに関するコメントに対しては返事をさせていただく」という姿勢が、ほんの少しはフットボールのお役に立てたと自負している次第です。
さて、今回のナナミさんの場合も単独ではあられますが、その怒りはやり場のないほど燃え盛っていらっしゃるようで、私は何とか理解していただこうと努力をしたつもりでございます。
又、ナナミさんのコメントに対しては、サッカーを愛する者さん、パルちゃんさん、ナナミさんへさん、ナナミサヨウナラさん、小谷さんのファンさん、miyukiさん、そして多少感情的ではあったかとは存じますが、アニヤンさんが心あるコメントを寄せてくださいました。心より御礼申し上げる次第です。ありがとうございました。
なお、末尾ながら、私としてはフットボールに関するものであれば、それはどんなコメントであれ、フットボール、或いは単独クラブのサポーターが考えていらっしゃることであり、フットボールを愛していらっしゃる方々、或いは自分がそうだと信じていらっしゃる方々の思想の反映であるとして、削除をしてこなかったことをご了承いただきたいと存じます。
この姿勢をいつまで貫けるのかは定かではありませんが、このブログが「フットボールは世界を繋ぐ」、「フットボールを愛する人に悪い人はいない」、そして私の持論である「フットボールを愛する人を、フットボールは裏切らない」という格言(笑)が、事実であることを実験証明する場であることもご理解いただきつつ、ここで筆を置かせていただきますす。
ナナミさんが、フットボールという偉大な文化、芸術を楽しむ媒体として、代表チームやおらが町のチーム、或いは本場のスーパーチームが存在するのであって、一世紀半に亘り世界中の延べ何十億という人々が築いてきたフットボールという文化の前には、いかなるチームや選手、またクラブであれ、小さな存在に過ぎないということをご理解いただければ誠に幸いに存じます。
コメント[7], トラックバック[0]
登録日:2008年 11月 26日 19:04:02
コメント
有名なサッカー言葉があります。
「サッカーは子供を大人にし、大人を真摯にする。」
この言葉は、プレーヤーはもちろんの事、
サポーターも同じではないかと思います。
90分という試合時間で、ほとんどが上手くいかないことばかりです。
サッカーを通して人生勉強しました。
上手くいかないとき、どうしたらいいのか?
我慢の中に、点につながる事を見つけていくのがサッカー。
人生も、自分の思い通りに運ぶ事よりも、
思い通りに行かないことの方が圧倒的に多い。
キレてしまうのか?
それとも、乗り越えるための次の行動をとれるか?
サッカーには、いろいろな要素が本当にたくさん詰められていると思います。
だから、世界中の人々を魅了しているんだと思います。
物の本質を見分ける前に、無責任な言葉を吐くのはやめましょう!
デキレースのあるスポーツに発展はないです。
一生懸命にやっている選手に、思いやりをあげてください!
サッカーを愛する者 @ 2008年 11月 26日 21:32:18
小谷さんア、ボクはサッカーがどうのこうのという以前にあなとのことを心配しているのです。34年前のペットの恨みで何の関係もない人が殺される世の中です。しかも小谷さん
は我々と違って世間に顔が知られているのです。あなたこそご自愛下さい。
アニヤン @ 2008年 11月 27日 12:26:13
小谷さん、私も度々ブログにお邪魔してはその様子を静観していましたが、小谷さんもここ数日はブログの事もあり心中穏やかではなかったと思われます。
でも私は小谷さんのファンですし、これからも応援していく気持ちは変わりません。
またいつもと変わらぬ自分の意思を貫いた辛口ブログを楽しみにしています。
ボン @ 2008年 11月 27日 13:18:33
小谷さん、ほんの少しお伺いしていない間に色々あったのですね。
私がお会いした事も無い小谷さんに不思議と絶対的な安心感を抱いているのは、あなたの中に揺るがぬモノとしてある大きな大きなフットボール愛を感じるからです。
今回の件でもそれを強く感じさせていただきました。
プロもアマも職業も関係なく、小谷さんのようにフットボールのある人生を心から愛しておられる方を、キャリア20年を超える我々の世代や、まだ10年に満たない世代、そしてその扉を初めて開ける世代に増やしていく事が、日本のフットボール文化の真の定着に繋がるんだろうなと、改めて想いました。
今回は良い勉強をさせていただきました。
ただ、無理だけはくれぐれも為さらないでくださいね。
プーアール @ 2008年 11月 27日 14:46:08
サッカーを愛する者さん
コメントをありがとうございます。
ネット社会は無責任社会でもあり、それが故に闇が存在してしまうと思うのですが、フットボールは紳士のスポーツであり、フェアプレー精神が根本に流れているだけに、サポーターもそうあるべきだと強く思います。
自分のチームのことだけ考えている用では、フェアーとは言えませんよね。勿論、どんな理由で荒れ、暴言や誹謗中傷をした時点で、フットボールを愛しているとはいえないと思います。
アニヤンさん
何時もコメントをありがとうございます。
私のことを慮ってのこととは知らず、失礼致しました。
しかし、日本にフットボールが定着すればするほど、色々な種類の人間が混じってくる可能性があることは否定できないと思います。
それは、昨今の世相を暗くしている無差別殺人や、厚生次官を狙った殺傷事件を起こすような輩がフットボール大好きと称するグループに入り込んで来ても、何ら不思議賀ないことを指します。
私は、大袈裟ではなく、何時か何処かのスタジアム、或いはその周辺で、殺傷事件が起こりはしないかと危惧しております。
その辺の危機管理を、Jの各クラブは少なくとも欧州レベルに引き上げるべきであるというのが持論です。
翻って私自身ですが、このブログでの言動によって万が一命を狙われ、命を落とすのであれば、本望でございます。勿論そんなことで事件に巻き込まれたくないし、巻き込まれないと信じたいですが、まだ出世の本懐を遂げていない私を、フットボールの神様は守ってくださるとも思っています。
楽天的過ぎるでしょうか!?いずれにしても、ご忠告ありがとうございます。
ボンさん
お久しぶりです。暖かい励ましのお言葉をありがとうございます。
今回の貴殿のコメントには、唯唯感謝の気持ちで一杯です。
プーアールさん
もったいないお言葉を頂戴し、恐縮至極です。
私は性善説を信じる者であるが故に、今のようなスタンスを取っているに過ぎません。きっと分かっていただけるのではないかと・・・。
でも、文化は継承されていくものですから、親から子へ、子から孫へではありませんが、私の頭の中にある知識や想い、即ちフットボールへの愛は次世代の皆様に引き継いでいただきたいと願っています。
小谷泰介 @ 2008年 11月 27日 21:16:05
自分はサッカーに対して熱い男だと思っていましたが、当サイトを拝見して、まだまだ自分は甘いなと気付かされました。
これからも参考にさせていただきます。
かず@御殿場アウトレット @ 2008年 11月 30日 04:17:43
かず@御殿場アウトレットさん
はじめまして!コメントをありがとうございます。
フットボールに対する熱さに、甘いも辛いもないのではないのでしょうか。
ただ、フットボールが文化として如何に世界中の人々の中に浸透していったのか、また、自国のリーグや代表チームがその流れの中でどの立ち位置にいるのか等については、知っておかないとその熱がきちっと伝導しないことが多いかと存じます。
どうか、あなたのその熱さと謙虚な気持ちを持って、日本のフットボール界の為に貢献して下さることを期待します。
小谷泰介 @ 2008年 12月 01日 16:04:53
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- プロフィール
- 小谷泰介
- (著者近影:一昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)
1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。
チーム強化に重点を置いたクラブ運営に関する講演も好評。
著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)などがある。
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