中国報道をめぐる違和感。
スポーツウエア工場の劣悪環境と長時間労働、五輪に向け改善見られず
【4月23日 AFP】北京五輪に向けスポーツウエア業界が増産に力を入れる中、サービス残業や劣悪な環境での労働など、スポーツウエア製造工場における労働者の権利が踏みにじられている実態が「プレイフェア2008(Play Fair 2008)」が実施した調査によって明らかになった。
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(c)AFP
イギリスのニュースを見ていると、客観的に報道しているふうに一間見えるけれども、やっぱり中国報道では、"中国は悪い"というメッセージが強く伝わってくる。それは、中国がジンバブエに武器を売っているという情報が大々的に伝えられ(ジンバブエでは3月29日に大統領選が行われたが開票結果は公表されず、ムガベ独裁政権による武力弾圧の懸念が強まっている。このような国家に武器輸出を続ける中国の姿勢に批判が強まっているのだ)、中国人留学生がBBCの偏見報道に改善を求めてロンドンやマンチェスターのBBC前に集会したという報道が小さいうような、違いではあるのだか。
アメリカCNNのコメンテーターは「中国人は小悪党」などと発言(後に謝罪したらしいが)。アメリカでの報道もまさにアンチ中国の雰囲気を漂わせている。
そんな米の企業であるNIKE、ニューバランスの工場で働いている中国人の人権が守られていないようだ。これは、中国政府だけが悪いという問題ではないだろう。それとも、企業が介入できない何かがあるのだろうか。そうでなければ、このアメリカの企業にも責任があるように思う。そんなとき、アメリカのメディアは自国の企業を中国バッシングしているのと同じように、"アメリカの企業が人権侵害をしている"と糾弾しているんだろうか? 人権を侵害している企業が、平和の祭典オリンピックにスポーツ用品を提供したりするのは倫理的におかしいと言っているだろうか?
中国人は、政府の隠された部分の多い(時にウソも混ざるといわれている)報道に洗脳されているといわれている。欧米人も、アンチ中国報道に洗脳されているとは言えないだろうか。少なくとも、中国は悪いという論点以外で中国を見ることは今やイギリス人には難しいんじゃないんだろうか。ここにいては、中国とチベットを巡るいろんな歴史や背景を知る機会は非常に低いのだ。イギリスはアイルランドとの関係については忘れてしまったのだろうか。出来事は悪いか悪くないかだけで片付かないはず。
中国政府が人権保護に関して大きく改善が必要なことは確かだ。ただ言いたいことは、一つの論点で、なにか一つが強く報道されるというのは非常に危険だと思う今日このごろである。
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登録日:2008年 04月 23日 23:54:43
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