天安門事件から19年。今だ拘束130人。

米政府、天安門事件の全容公表と活動家釈放を要請

【6月4日 AFP】米国務省のショーン・マコーマック(Sean McCormack)報道官は3日、1989年の「天安門(Tiananmen Square)事件」の全容を明らかにし、身柄を拘束されている人々を釈放するよう中国政府に求めた。
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(c)AFP

AFPBB News


今日6月4日で、天安門事件から19年目。当時中学生だった私は世界情勢に興味がなかったが、戦車が発動されていた映像は鮮明に覚えている。民主化を訴える学生などの市民が、軍や警察に軍事弾圧され、多数の死傷者が出た。中国の公式発表によると死者は319人、国境なき記者団では少なくとも2000人といい、数万人という説もある。

アメリカ政府が中国政府に対して、この事件の全容を明らかにすること、身柄を拘束されている人々を釈放することを求めたようだ。Human Rights Watchによると少なくとも130人が、19年前のこの反乱に参加したことで拘束されているという。19年。気の遠くなる年月だ。

中国の報道の不自由さは、世界でも最下位レベル。国民が天安門事件のことやチベットのことを知りたくても、知ることはできない。テレビやラジオは国営。だからもちろん、政府の流したい情報を流すだけ。インターネットでさえ万里の長城級の壁にブロックされて、検索しても政府に不都合な情報は見ることはできない。しかも反体制の情報を流したジャーナリストは拘束される。現在、ジャーナリストは31人、サイバー反体制者は48人拘束されている。

今日見かけたレコードチャイナの記事によると、四川大地震での日本の国際緊急援助隊に対して、中国国民の間に「日本に感謝する」との声が巻き起こっているらしい。それを、中国の国営放送である新華社では、この「日本感謝」ブームについて、「日本に対する新しい見方が生まれているようだが、こんな時こそ冷静に」、「日本人は思ったより『悪くない』という中国人が増えているが、我々が今感じているほど『素晴らしい』とも限らない」と言っているらしい。

こういう報道を見ていると、情報コントロール、洗脳が本当に得意なのだなぁと思う。こんな主観が入った情報がジャーナリズムだなんて、ありえないと思う。

中国は、四川の大地震については海外メディアに門戸を広げたが、今だチベットは閉ざされたまま。天安門広場はオリンピックのトーチリレーのセレモニー開催場所であり、マラソンのスタート地点。オリンピックを通して、中国、チベット、民主化について考える、まさに絶好のチャンスなのだと思った。

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登録日:2008年 06月 05日 01:01:47

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