カテゴリー [人権]

先住民族としてのアイヌ。

「アイヌは先住民族」、初の国会決議を採択

【6月6日 AFP】衆参両院は6日の本会議で、アイヌ民族を先住民族と認めるよう政府に求める決議を全会一致で採択した。

 超党派の国会議員らが提出した決議は、アイヌ民族が「独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族」と明記。地位向上などの施策を「早急に」推進するよう政府に求めている。(c)AFP

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北海道で生まれ育ったが、アイヌ民族の人たちとの交流は全くなかった。
私の両親は、同じ村にアイヌ民族の人もいて、
何の差別的な感覚もなく一緒に暮らしていたそうだ。
それでも、文化、習慣、見た目、言語。
民族的な"違い"がある。だから、差別的な感情を持つ人もいたらしい。
政府がしてきたアイヌ民族への政策(同化政策など)も、
差別感情に拍車をかけたに違いない。

政府が早くアイヌ民族を先住民族として認めるといいなと思う。
"サミット前"というのがいいきっかけなのでは?

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登録日:2008年 06月 06日 19:16:11

天安門事件から19年。今だ拘束130人。

米政府、天安門事件の全容公表と活動家釈放を要請

【6月4日 AFP】米国務省のショーン・マコーマック(Sean McCormack)報道官は3日、1989年の「天安門(Tiananmen Square)事件」の全容を明らかにし、身柄を拘束されている人々を釈放するよう中国政府に求めた。
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(c)AFP

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今日6月4日で、天安門事件から19年目。当時中学生だった私は世界情勢に興味がなかったが、戦車が発動されていた映像は鮮明に覚えている。民主化を訴える学生などの市民が、軍や警察に軍事弾圧され、多数の死傷者が出た。中国の公式発表によると死者は319人、国境なき記者団では少なくとも2000人といい、数万人という説もある。

アメリカ政府が中国政府に対して、この事件の全容を明らかにすること、身柄を拘束されている人々を釈放することを求めたようだ。Human Rights Watchによると少なくとも130人が、19年前のこの反乱に参加したことで拘束されているという。19年。気の遠くなる年月だ。

中国の報道の不自由さは、世界でも最下位レベル。国民が天安門事件のことやチベットのことを知りたくても、知ることはできない。テレビやラジオは国営。だからもちろん、政府の流したい情報を流すだけ。インターネットでさえ万里の長城級の壁にブロックされて、検索しても政府に不都合な情報は見ることはできない。しかも反体制の情報を流したジャーナリストは拘束される。現在、ジャーナリストは31人、サイバー反体制者は48人拘束されている。

今日見かけたレコードチャイナの記事によると、四川大地震での日本の国際緊急援助隊に対して、中国国民の間に「日本に感謝する」との声が巻き起こっているらしい。それを、中国の国営放送である新華社では、この「日本感謝」ブームについて、「日本に対する新しい見方が生まれているようだが、こんな時こそ冷静に」、「日本人は思ったより『悪くない』という中国人が増えているが、我々が今感じているほど『素晴らしい』とも限らない」と言っているらしい。

こういう報道を見ていると、情報コントロール、洗脳が本当に得意なのだなぁと思う。こんな主観が入った情報がジャーナリズムだなんて、ありえないと思う。

中国は、四川の大地震については海外メディアに門戸を広げたが、今だチベットは閉ざされたまま。天安門広場はオリンピックのトーチリレーのセレモニー開催場所であり、マラソンのスタート地点。オリンピックを通して、中国、チベット、民主化について考える、まさに絶好のチャンスなのだと思った。

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登録日:2008年 06月 05日 01:01:47

ミャンマーの新憲法。

ミャンマーで新憲法が成立

【5月30日 AFP】ミャンマー軍事政権は29日、新憲法が国民投票で承認され成立したと発表した。国営テレビが伝えた軍政トップのタン・シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会議長の声明によると、国民投票は投票率98.12%で、有権者の92.48%が新憲法案に賛成票を投じたという。(c)AFP

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ミャンマーの新憲法が成立し、
いよいよもってミャンマーの民主化への道が遠のいた。
このドタバタの中でも投票は実施されて、
軍事政権の国民への愛のない対応があからさまになったのにも関わらず、
92.48%が賛成票を投じたとは。
信じがたい。公正な選挙は行われているのだろうか?

AFPの4月2日の記事によると、新憲法では、大統領の立候補資格について、外国の市民権を持つ配偶者がいないことを要件として規定。英国人と結婚したアウン・サン・スー・チーさんの大統領への立候補を事実上封じている。

さらに、議員の立候補資格について、犯罪歴のないことが条件。過去に実刑判決を受けた者が多い民主化運動の活動家らの立候補を事実上阻止している。

加えて、憲法改正には議員の75%の賛成が必要。両院の25%を占める軍人議員の支持なしには、憲法改正は困難となった。


新憲法の内容:
http://www.afpbb.com/article/politics/2373132/2797542

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登録日:2008年 05月 30日 20:50:32

お祭りムードにはなれない。

北京五輪の聖火リレー、大地震後も予定通り継続

【5月13日 AFP】中国の国営新華社(Xinhua)通信は13日、前日に同国南西部を襲った大地震によって数万人の死者・行方不明者が出ているなか、引き続き行われる北京五輪の聖火リレーの様子を報じた。
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聖火リレー。こんな時にも続けなければならないほど重要なのだろうか。リレーで使われる費用を、救援に回してはどうかという意見も出ている。対して、そこまで中国政府は貧しくない。リレーも救援もできるとの反論もあるよう。私としても、リレーの経費が、救援そして耐震建築など今後の復旧に回されるといいなと願う。あの崩れ方を見ていると、耐震建築が普及しているのか疑問だ。

それにしても、ただお祭り気分になれない。1万人がすでに亡くなっていて、死者が100000人に達するかもしれないという。しかも、授業中の学校が崩壊したこともあって多く若者たちが被害にあっている。

地震後の被災地への対応はどうなのだろうか。イギリスでは、CCTV(China Central TV)から配信されている、救助チームが飛行機に乗り込だり物資を飛行機に積み込む映像だとか、被害にあった男の子の映像がひっきりなしに流れている。でも、被災地は陸の孤島で徒歩で現地入りを余儀なくされているよう。映像からだとどんどん救助が入ったんだろうと思ったのに、受けるイメージと事実が違うのには驚く。さすが中国。政府の対応のよさを伝える映像や情報はしっかり配信。批判が出そうなリレーの情報はそこまで積極的に流してないんじゃないのだろうか。プロパガンダといってもいいかもしれない。ミャンマー軍政の対応の遅さを批判するニュースばかりが流れる中のこの映像。中国政府の対応は早いというイメージづくりには成功していそうだ。

でも、この悲惨な被害のただ中でのリレー続行。欧米メディアが称賛するとは思えない。今朝のニュースの段階では、まだ騒いでいなかったが、騒ぐに決まっている。中国政府は、チベット問題などで人権への対応を問われている。リレーへの対応は中国にとって人権への対応を示すいいチャンスだったのではないだろうか。でも、やってしまった後メディアなどの批判を受けて今さら止めるのも中国らしくない。そうなると、予定どおり最後まで続行するのだろうか。

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登録日:2008年 05月 13日 17:24:37

死刑をめぐるおもひ。

米国で死刑執行を再開

【5月7日 AFP】米南部ジョージア(Georgia)州で6日、1988年に女友達を殺害したウィリアム・リンド(William Lynd)死刑囚(53)の死刑が執行された。
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アメリカで一時中止されていた薬物注射による死刑執行が再開されたようだ。
合衆国憲法で禁じられている「残虐で異常な刑罰」にあたるとして訴えられていたが、
裁判所が合憲の判断を下したのだ。

知らなかったのだが薬物は3種類も投与されているらしい。
最初の麻酔薬が適切に投与されなかった場合、
残り2種類の薬剤投与は非常に大きな苦痛を伴う可能性がある。
そのうえ技術の未熟な刑務所職員では、そのリスクも高くなる。
そこで、訴えがあがった。

死刑を執行している38州のうち20州が薬物注射を採用している。
残りの18州は、電気いす、ガス室、銃殺、絞首刑などのなかから死刑囚が選択できる。
自由の国アメリカ。死に方もバラエティーに富んでいる。

この判決で憲法違反ではないとみなされたが、
現在この薬物投与の代案も考えられているらしい。
睡眠薬の大量投与。これには時間がかかるが、苦痛が伴わない。

一方、私が住んでいる英国では、1964年以降死刑は廃止されている。
そこで起こっている問題を見ていると死刑が必要なんじゃないかと思うこともしばしば。
その問題とは、刑務所不足。
現在すでに満杯で、軽い犯罪を犯した人は、
入所を後まわしにされているなんていう例もある。
幼児性愛者、麻薬販売人が、入所を免れていた。
どうやって子供を守ればいいのか?
幼い子を持つ家族の怒り。安心して生活などできない。

こと死刑となると、深く人権にかかわる。
刑務所の空きがないからといって、"極悪非道な犯罪人はこの世からいなくなってもらいましょう"、なんて簡単な話じゃない。
自分としては、いくら苦痛なく死なせてあげるといっても、
"誰かが誰かを殺していい"というルールにとても嫌悪感をもつ。
冤罪が100%起こらないと言い切れないのだから、罪のない人が殺される場合もあるし。
でも、"自分の家族が殺人鬼に殺されたら?"と考える。
そいつを殺してやりたくなるだろう。
死刑反対とは言わないはず。
なんとも自分勝手な言いぶんである。

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登録日:2008年 05月 07日 19:10:39

中国報道をめぐる違和感。

スポーツウエア工場の劣悪環境と長時間労働、五輪に向け改善見られず

【4月23日 AFP】北京五輪に向けスポーツウエア業界が増産に力を入れる中、サービス残業や劣悪な環境での労働など、スポーツウエア製造工場における労働者の権利が踏みにじられている実態が「プレイフェア2008(Play Fair 2008)」が実施した調査によって明らかになった。
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(c)AFP

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イギリスのニュースを見ていると、客観的に報道しているふうに一間見えるけれども、やっぱり中国報道では、"中国は悪い"というメッセージが強く伝わってくる。それは、中国がジンバブエに武器を売っているという情報が大々的に伝えられ(ジンバブエでは3月29日に大統領選が行われたが開票結果は公表されず、ムガベ独裁政権による武力弾圧の懸念が強まっている。このような国家に武器輸出を続ける中国の姿勢に批判が強まっているのだ)、中国人留学生がBBCの偏見報道に改善を求めてロンドンやマンチェスターのBBC前に集会したという報道が小さいうような、違いではあるのだか。

アメリカCNNのコメンテーターは「中国人は小悪党」などと発言(後に謝罪したらしいが)。アメリカでの報道もまさにアンチ中国の雰囲気を漂わせている。

そんな米の企業であるNIKE、ニューバランスの工場で働いている中国人の人権が守られていないようだ。これは、中国政府だけが悪いという問題ではないだろう。それとも、企業が介入できない何かがあるのだろうか。そうでなければ、このアメリカの企業にも責任があるように思う。そんなとき、アメリカのメディアは自国の企業を中国バッシングしているのと同じように、"アメリカの企業が人権侵害をしている"と糾弾しているんだろうか? 人権を侵害している企業が、平和の祭典オリンピックにスポーツ用品を提供したりするのは倫理的におかしいと言っているだろうか?

中国人は、政府の隠された部分の多い(時にウソも混ざるといわれている)報道に洗脳されているといわれている。欧米人も、アンチ中国報道に洗脳されているとは言えないだろうか。少なくとも、中国は悪いという論点以外で中国を見ることは今やイギリス人には難しいんじゃないんだろうか。ここにいては、中国とチベットを巡るいろんな歴史や背景を知る機会は非常に低いのだ。イギリスはアイルランドとの関係については忘れてしまったのだろうか。出来事は悪いか悪くないかだけで片付かないはず。

中国政府が人権保護に関して大きく改善が必要なことは確かだ。ただ言いたいことは、一つの論点で、なにか一つが強く報道されるというのは非常に危険だと思う今日このごろである。

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登録日:2008年 04月 23日 23:54:43

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