2006年 05月 31日

迷走する陳水扁政権-苦悶する2期目の4年間-

台湾総統の娘婿、インサイダー取引疑惑で身柄拘束 - 台湾

【台北/台湾 30日 AFP】台湾の陳水扁(Chen Shui-bian)総統の娘婿が、同国を揺るがすインサイダー取引容疑で身柄を拘束された。写真は30日、国会の外で陳総統の退陣を求め抗議スローガンを叫ぶ市民。(c)AFP/Sam YEH

AFPBB News


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台湾では「黒金」とよばれる政治家と暴力団の癒着、カネをめぐる不祥事は日常茶飯事。ついでに言うと、立法院(国会)での与野党入り乱れての乱闘もあたりまえの風景。台湾びいきの人は、「民主化なった台湾」などと喧伝するが、その内実はかなり危うい。
2000年3月のミレニアム総統選挙で、半世紀にわたった国民党一党独裁を破り、劇的な政権交代を果たした陳水扁総統。政権掌握後、与党民主進歩党(民進党)にもつぎつきと「黒金」疑惑が発覚。ついに陳総統の愛娘、陳幸妤さんの夫で台湾大学病院の医師趙建銘氏がインサイダー取引の疑惑で逮捕された。疑惑は呉淑珍総統夫人にもむけられており、陳総統への支持率はわずかに9%(TVBSテレビの最新の世論調査)というありさま。民進党政権は、政権掌握以来最大の危機を迎えている。

(写真)2004年12月の立法委員選挙では、民進党など与党連合が伸び悩み、過半数を取れなかった。思いがけない敗戦に、いつまでも姿を現さない陳水扁総統(党主席=当時)ら党幹部。業を煮やして泣き崩れる老婆に、台湾メディアのカメラが殺到した。(民進党開票本部で)。
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登録日:2006年 05月 31日 11:35:19

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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