2006年 07月 09日

史上最大の買春作戦(上)-ギネスものの集団買春は、組織的に行われた-

売春宿に警察の強制捜査が入る - 中国

【西安/中国 6日 AFP】中国北部の陝西省(Shaanxi)西安(Xian)で5日、売春宿が強制捜査を受けた。中国では1949年の共産革命以降、売春はほとんど根絶されたが、25年間の資本主義経済改革によって再び見られるようになった。写真はソファーの上で身を寄せ合う若い売春婦たち。(c)AFP

AFPBB News


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 中国では売春婦のことを「鶏」(ガイ)といい、その元締めのママさんのことを「鶏頭」(ガイタウ)と言う。また、お酌から売春までお供をするホステスさんのことを、「三陪小姐」ともいう。中国刑法では、売買春はともに違法。公式にはこのような職業はないはずだが、写真のようなカラオケクラブ、あるいは理髪店、サウナ、ディスコなどの形をとって、この種の風俗店は広汎に存在する。重罰を課しても根絶できないから、春節(正月)や国慶節(革命記念日)、さらに全人代(全国人民代表大会)直前ともなると、当局による見せしめ的な「掃黄」(風俗取り締まり)が猛威をふるうのだ。
 写真の場合、左端で後ろを向いている白いジャケット姿の女性が鶏頭。他の女性たちが鶏だ。顔を隠した状態で撮影されるのは、この種の「掃黄」ではおきまりの儀式。彼女たちは裁判にかけられ、多くの場合、三カ月程度の強制労働が課せられる。
 ところで、本ブログの冒頭を飾った株式会社幸輝(以下「幸輝」)の集団売春事件。昨年来悪徳リフォーム事件を捜査してきた京都府警が、詐欺と特定商取引法違反容疑で、今年4月11日から、「幸輝」社員らを次々と逮捕している。7月15日現在、逮捕者は元取締役も含めて10人。刑事裁判も始まっており、被告は起訴事実をほぼ認めた。
 忘れてはならないのが、リフォーム詐欺の莫大な利益で行われた中国「慰安旅行」。2003年12月12~17日に珠海中級法院(地裁相当)lで中国人被告14人に対する裁判が行われたが、裁判の直前、中国紙『新京報』は事件の顛末を詳報していた。『読売新聞』はこれを、「起訴状とみられる」と断じている。
この「起訴状」に、日本の国内媒体で報じられた数々の「幸輝」社員の証言や、独自取材で得た現地情報を総合すると、あらためて異常な「慰安旅行」の実態が浮かび上がってくる。
関係者逮捕を機に、あらためて珠海集団買春事件をふりかえってみた。
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登録日:2006年 07月 09日 19:18:08

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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