2006年 08月 12日

小泉首相の靖国参拝(上)-首相は「心の問題」と言うけれど-

小泉首相の靖国参拝に反対、日韓台市民グループが官邸前でデモ - 東京

【東京 11日 AFP】小泉純一郎首相が8月15日の終戦記念日に靖国神社を参拝する可能性が示唆される中、首相官邸前で11日、日本人、韓国人、台湾人らによる市民グループが首相の靖国参拝に反対する集会を行った。写真は11日、首相官邸前で「War shrine Yasukuni No(戦争神社、靖国にノー)」と書かれたカードを持って抗議デモに参加する年配の女性。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO

AFPBB News


画像

小泉首相の靖国参拝をめぐって、内外で強い懸念と反発の声があがっている。

小泉首相は就任以来、韓国、中国などアジア諸国民の声を無視して毎年靖国神社を参拝してきた。日中外交は冷え込み、韓国政府との信頼関係も途切れたままだ。
今秋退陣することが決まっている小泉首相だが、自民党員に向けた「公約」を果たすべく、今年は8月15日に靖国神社参拝を強行するつもりらしい。

こうした首相の動きにあわせて、韓国、台湾、香港などアジア諸国、諸地域から、さまざまな抗議の動きが始まっている。

 AFPの写真は、韓国の国会議員代表団、台湾原住民代表らが首相官邸に小泉首相への靖国神社参拝を思いとどまるよう求める書簡を提出している間、官邸から少し離れた一角で、靖国神社参拝反対の声をあげる市民グループの女性。戦争の記憶がうすれ、参加者も高齢化してきている。

いっぽう、龍眼の写真は、台湾原住民の楽団「飛龍雲豹音楽工団」を率いて来日したチワス・アリ(高金素梅)台湾立法委員(無党団結連盟)。彼女らは、南方で戦死した台湾原住民の高砂義勇隊が靖国神社に一方的に合祀されたことに抗議して、合祀取り消しを求めている。(写真は2006年8月13日明治公園でのコンサート)。 

 小泉首相は「心の問題」というけれど、そんなごまかしが通じるのはいまの日本だけ。
首相の靖国参拝をめぐる、アジア諸国、諸地域の動きを追った。
 ... 続きを読む

カテゴリー[ 日本 ], コメント[1], トラックバック[1]
登録日:2006年 08月 12日 03:00:43

カレンダー
< 2006年 08月 >


1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
検索