2006年 08月 21日

民主党の何俊仁副主席、暴漢に襲われ重傷-日本とも深い関わり-

国会議員が人権侵害に抗議しハンスト - 香港

【香港 10日 AFP】民主主義派の国会議員アルベルト・ホー(Albert HO)氏は、活動家への人権侵害に反対するため、中国の有名な弁護士ガオ・チーシェン(Gao Zhisheng)氏とともにハンガーストライキを行っている。写真は8日、香港で記者会見を行うホー議員。(c)AFP/MIKE CLARKE

AFPBB News


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  香港民主派の重鎮で、歴史問題などで日本とも少なからぬ因縁を持つ何俊仁(アルバート・ホー・チュンヤン、55歳)民主党副主席(立法会議員)が、8月20日午後、中環(セントラル)のファーストフード店で暴漢に襲われ、鼻、額、顔面などに重傷を負い、病院に担ぎ込まれた。

  何俊仁副主席(写真)は弁護士出身。イギリス植民地時代からの立法評議会議員で、1989年の六・四天安門事件(第二次天安門事件)以来の生え抜きの民主活動家。太平洋戦争で日本軍政下におかれた香港で強制された軍用手票の補償を求めた香港軍票訴訟(1993-2001)では、被害者調査に奔走。日本の歴史修正主義者たちの「新しい歴史教科書をつくる会」の動きに対抗した超党派グループ「第二次世界大戦の史実を糾明する連絡会議」(維護二戦史実連席会議)を2001年に結成。さらに、日中両国が領有権を主張している尖閣諸島(中国名:釣魚台)をめぐり、保釣行動委員会(釣魚台を護る行動委員会)を組織し、自ら船を調達し魚釣島上陸をめざすなど、民主党と香港の大衆運動を架橋するすぐれた実務家、運動家として、日本とも深い因縁がある。

  写真のハンガー・ストライキにみられるように、中国の維権律師(人権派弁護士)救援運動など、中国民主化への情熱を傾けてきた。このため、日本政府、右翼だけでなく、中国当局からも警戒されている。

  その何俊仁副主席が襲われた。香港じゅうに衝撃が走っている。

(写真下)趙紫陽追悼式典に出席した何俊仁副主席(写真左)。花束を持っているのは、香港民主派の長老、司徒華支連会主席(2005年1月、香港ビクトリア公園特設斎場にて)。
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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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