2006年 09月 28日

香港民主派リーダー襲撃の「黒幕」-マカオ「カジノ王」の危険な賭け-

民主化推進派の議員、暴行を受ける - 香港

【香港 22日 AFP】民主化推進派の何俊仁(Albert Ho)議員は20日、新税制案への反対デモに参加し、その後に立ち寄った混雑するファーストフード店で数名の男達に押さえつけられ、頭を木の棒やバットで殴られた。これにより鼻の骨を骨折し、頭部を負傷した。写真は入院先の病院で22日、車椅子での記者会見に臨む何俊仁議員。(c)AFP/Antony DICKSON

AFPBB News


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 8月20日夕方、香港民主党の何俊仁(アルバート・ホー・チュンヤン)副主席がセントラル(中環)のファーストフード店で暴漢に襲われ、顔面に重傷を負った事件は、本ブログでも速報した。

何俊仁副主席は、鼻を骨折し、右目の網膜手術を受けるほどの重傷だったが、すでに公務に復帰。香港の立法会議員(国会議員に相当)、弁護士として、忙しい毎日を送っている。以前と変わったことは、警察が24時間体制で複数のSPをつけていること。

文明の最先端を走る国際都市香港での政治テロに、政府は「地の果てまでも追いかけ、犯人を捕まえる」(曽蔭権行政長官)と意気込んで見せたが、香港メディアが報じ、警察が注目している事件の「黒幕」は、あまりにも、「偉大」な存在だった。

場合によっては、半永久的にSPを付けざるおえない深刻な事態のなか、香港政界のなかからは、「議員保険を検討すべき」(李卓人立法会議員)という提案まで飛び出した。

 また、重傷を負ったのに、「暴力の威圧にも、私は言論をまげない」と会見して男をあげた何俊仁副主席の姿は、有権者の同情を集め、民主党の支持率が14カ月ぶりに3パーセントあまり、上昇する思いがけない効果も。
 本人は公務多忙を理由に否定するが、党内には今年12月に予定されている民主党主席選挙に何副主席を担ぎだそうとする動きも出て来た。

このほど、龍眼は重傷を負った何俊仁民主党副主席とお会いし、親しく歓談する機会を得た。襲撃事件後も忙しい毎日を送る何副主席の現況と、現地で報道されはじめた事件の背景を報告する。
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登録日:2006年 09月 28日 19:52:02

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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