2006年 10月 13日

赤シャツ軍団は陳水扁総統を引きずりおろせるか?-実況編-

台湾建国記念日、団結呼びかける総統と辞任要求する野党 - 台湾

【台北/台湾 10日 AFP】自身と親族の汚職疑惑で辞任を要求されている陳水扁(Chen Shui-bian)総統は、10日の国慶節(建国記念日)に行った演説の中で、民主化運動に積極的に取り組むことを宣言し、国民全体の団結を求めた。一方、総統官邸から少し離れた場所では、野党国民党(Kuomintang、KMT)の支持者数万人が、同党のシンボルである赤い衣服と帽子を身につけ、陳総統の辞任を求める抗議集会を開いた。写真は同日、台北市内の道路を埋めるKMT支持者による陳総統辞任要求デモ。(c)AFP/PATRICK LIN

AFPBB News


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10月10日、中華民国台湾の第95回双十節(国慶節、建国記念日)は、ますます高まりを見せる陳水扁総統辞任要求のなかで、波乱の一日となった。
辞任要求の中心は、施明徳元民進党主席が呼びかけた「倒扁百万運動」(陳総統を倒す100万人運動)に結集した、無党派市民を中核とする人々。

彼らは、与党民進党のシンボルカラーである緑、野党国民党のシンボルカラーである青(藍)と区別するため、自分たちの運動のシンボルカラーを赤(ないしはエンジ)に定めた。
AFPの写真キャプションにもあるように、固い民進党支持者は、「背後で国民党(KMT)がテコ入れしている」と噂するが、この運動の中核はあくまでも無党派市民。「緑藍不分別」(与野党支持を問わず)を掲げており、来るものを拒まない。このため、野党陣営の支持者も多数参加するようになり、運動はさらにひろがりをみせている。

龍眼は、この日一日、台北市街をめぐり、夕方のデモは施明徳と行動を共にした。
あらためてこの日の一日の動きを振り返ってみたい。また、AFPニュースのすばらしい写真を使って、波乱の記念式典と、「倒扁百万運動」の一日の動きをスライドショー「台湾、波乱の双十節-引きずり下ろされる陳水扁総統」にまとめてみた。テレビでしか見ていない式典会場の混乱ぶりもわかり、この日の動きがより立体的に理解できると思われる。あわせてご覧いただきたい。
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登録日:2006年 10月 13日 21:57:04

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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