2006年 11月 04日

赤シャツ軍団は陳水扁総統を引きずりおろせるか?-風雲編-

陳総統夫人、公費横領容疑で起訴 - 台湾

【台北/台湾 3日 AFP】台湾検察当局は3日、陳水扁(Chen Shui-bian)総統の夫人、呉淑珍(Wu Shu-chen)容疑者を汚職および文書偽造容疑で、陳総統の元側近3人とともに起訴したと発表した。呉夫人は公費横領の罪に問われ、有罪となれば最低でも禁固7年の刑が科せられる。一方、検察は陳総統については、総統として刑事訴追免除の特権があるため現時点では起訴しないと述べた。写真は台北(Taipei)で、1月15日に実施された与党民進党(Democratic Progressive Party、DPP)の党首選挙で投票する陳総統夫妻。(c)AFP

AFPBB News


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陳総統の家族が揃って写っている写真は、6年前の2000年3月の総統選挙で、民進党の陳水扁が宋楚瑜(無所属)連戦(国民党)を退けて、中華民国台湾の総統に選ばれた夜のステージ(2000年3月龍眼撮影)。

 呉淑珍夫人は最近のそれ(AFPの写真は2004年3月再選時のもの)とはうってかわり、晴れやかな顔をしている。長男の致中はニキビ面。兵役も、米国留学も、結婚も、まだまだ先のことだった。長女の幸妤も歯科大学生。のちに歯科医の趙建銘氏と結ばれたが、その趙建銘氏がインサイダー取引で逮捕された。

 2000年の総統当選当時は、微笑ましく、祝福された家族だった。ところが「第一家庭」(ファースト・ファミリー)になってから、どこか狂い始めた。いまや台湾の民心はこの一家を、「金権腐敗」「諸悪の根源」とみなしている。そしてついに11月3日、呉淑珍夫人が総統府の機密費を私的に流用した容疑で起訴された。

  現職の「国家元首」夫人が犯罪者として刑事裁判にかけられるという、前代未聞の事態に突入した台湾。波乱の顛末をふりかえって見よう。       
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登録日:2006年 11月 04日 11:37:42

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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