2007年 01月

新幹線が奪う鉄道旅行の醍醐味-台湾高速鉄道開通

台湾初の「新幹線」、1か月の試運転 - 台湾

【桃園/台湾 24日 AFP】交通部(交通省に相当)は24日、国内初となる高速鉄道の高速列車について、1か月間の試運転で安全性を確認後、営業を開始できるかどうか決定することになると伝えた。写真は、桃園(Taoyuan)駅で試運転中のTaiwan High Speedのそばに立つ職員(11月30日撮影)。(c)AFP/Sam YEH=TYU

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今年1月5日、延期に延期を重ねた台北-高雄間の新幹線(台湾高速鉄道)が開通した。他にも開通時の写真があるが、車輛全体をイメージできるものを探して、試運転時の写真を採用した。

台湾高速鉄道は当初、フランスの鉄道技術で進められる予定だった。ところが工事の途上、李登輝のツルのひと声で一転、日本の新幹線を採用することになった。

フランスの広軌鉄道のインフラに、標準軌を採用する新幹線の軌道、車輛を導入するちぐはぐ。新幹線の制御システムを導入するためトンネルやらなにやらいろいろ支障が出てきた。 これらをすべて適合させるために試行錯誤を繰り返し、延期に延期を重ね、ようやく開業にいたったのだ。

「台北-高雄間」とはいうが、 当初は台北郊外の板橋から高雄まで。陳総統は人気者の小泉純一郎前首相を招待して開業を華々しく祝う算段だったらしいが、延期がたたりこれも実現しなかった。

台北-高雄間をわずか90分で結ぶ高速鉄道の開業。もっとはしゃいでもいいのかもしれないが、龍眼はあまりうれしくない。

この歳になっても、「青春18きっぷ」に胸踊らせ、「ムーンライト」に嬉々としている龍眼としては、台湾高速鉄道の開通で影響を受ける在来線(台鉄)の将来のほうが心配なのだ。

台湾には、全島を一周する日本植民地時代以来の鉄道網がある。

日本では見受けられなくなった貨客列車。海と山が迫る東部幹線の車窓風景。スペアリブに煮玉子がのった台湾独特の駅弁(写真)。

台湾高速鉄道の開業を機に、鉄道旅行の醍醐味を紹介したい。
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登録日:2007年 01月 31日 09:36:17

強い人民元が香港ドルを凌駕する

人民元上昇、返還後初めて香港ドルを上回る - 香港

【香港 12日 AFP】香港では1997年の英国からの返還後、初めて1元の価値が1香港ドルを上回り、中国本土からの観光客による消費拡大が見込まれている。写真は香港の中国銀行(Bank of China)で12日、100香港ドル紙幣を手にする銀行員。(c)AFP/MIKE CLARKE

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写真は中華人民共和国の法定通貨、人民元の100元紙幣(約1,500円相当)。日本と中国との物価には、およそ8倍の開きがあるというから、使用価値の実感は、1万円を超える。

いつも実感することだが、まとまったお金を人民元に両替すると、日本では滅多に手にすることができない分厚い札束を手渡される。人民元では、一元や五角などの少額通貨も紙幣であることが一般的なので、これがまた始末におえない。財布はいつもアンパンマン状態。しかも、この少額紙幣がいちばんの働きものなのだ。

いっぽう、龍眼の写真(写真下)は、2003年7月1日の50万人デモのヒトコマ。董建華の悪政、とりわけ治安立法(国家安全条例)制定に反対するものだが、はからずしも背景に「人民元兌換」の両替ショップが写しこまれていた。(2003年7月1日、香港島湾仔にて)。

十年前の香港返還後、香港の街角では人民元兌換を前面に掲げる両替ショップが飛躍的に増えた。それだけではない。一般の小売店でも「人民元歓迎」の張り紙を出し、人民元での支払いに応じている。

従来の公定レートでは、100香港ドルに対して人民元は105元。米ドルにリンクした香港ドルのほうがずっと優位を占めていた。ところかその人民元が切り上げ圧力の中でめきめきと台頭。実勢では、とうとう香港ドルを抜き去り、優位に立った。
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登録日:2007年 01月 18日 06:55:35

美女の中華人類学-外伝(1)中国征婚事情-

18歳の女性、プラカードを手に結婚相手募集 - 中国

【西安/中国 13日 AFP】陝西(Shaanxi)省西安(Xian)で12日、結婚相手を探す18歳の女性が、街頭で「求人プラカード」を手に伴侶を募集した。伴侶探しをしているのはRong Zhijuanさん(18)。これまでインターネット上のデートサイトなどでお見合いを試みたが、適当な男性に巡り会えなかったため、この大胆な方法に訴えた。写真は12日、伴侶を募集するRongさん。(c)AFP

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 プラカードを持って結婚相手を募集している栄朱娟さんは、身長こそ恵まれていないが、とても優しそうな顔だち。服装はこざっぱりしているし、さりげなく髪を栗色に髪めるお洒落も…。さっそく、物見高い男性たちにとり囲まれてしまった。

 中国語では結婚相手募集を「征婚」という。

戦時史料の蒐集のため、マカオの『華僑報』に通いつめていた時期、戦乱や飢餓に苦しんでいだ時代の紙面にも、頻繁に「征婚」や「結婚啓事」の三行広告を見つけた。現在上海で発行されている『新民晩報』にも、紙面中央部の折りしろ部分に格安に掲載できる広告欄があり、小さな三行広告がたくさんある。ここでも、「征婚」広告は健在だ。

人生の重要な節目となる結婚。新聞紙面に「征婚」広告を出して相手を募集したり、「啓事」として結婚宣言することは、中国では古くから行われてきたらしい。

 写真の栄朱娟さんの場合は、インターネット上のデート・サイトでも相手を探したことがある。いろいろ努力してみたが、芳しい結果が得られなかった。そこで、AFPの写真のように、大胆なパフォーマンスに出た。はたして希望の男性にめぐり合えただろうか?
必死に相手を捜す彼女の幸せを願ってやまない。

 ところで、中国女性の「征婚」は、ときに境界や国境を超え、台湾人男性や日本人男性との間でも行われている。日本人男性の場合、若いころに相手に恵まれなかったり、妻と死別して独身になった場合など、事情をかかえる男性との間で「お見合いツァー」が盛んに行われている。専門の相談所や斡旋業者もすくなくない。なかには、結婚よりも、その結果として得られる居住権や、財産目当ての「政略結婚」の場合も少なくないから、事情はさらに複雑だ。

 龍眼の写真は、関西発信の在日華人向け新聞、『関西華文時報』の副刊(折り込み第二部)の人気広告紙面「わたしの結婚相手募集宣言」。この記事の場合、見出しこそ日本語だが、本文はすべて中国語。連載開始以来、日本国内在住の中国人女性はもとより、在日華僑などを通じて、遠く中国大陸からも、「私も載せて」と応募が殺到しているとか。とくに写真紙面左の女性の場合、男性からの反響が殺到したという。

 本ブログ内連載「美女の中華人類学」では、史上空前のブームを見せる中国におけるミスコンブームを追跡してきた。その番外編として、今回は中国女性の結婚、交際事情を見てみたい。 
  
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登録日:2007年 01月 03日 13:24:15

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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