2007年 01月 18日

強い人民元が香港ドルを凌駕する

人民元上昇、返還後初めて香港ドルを上回る - 香港

【香港 12日 AFP】香港では1997年の英国からの返還後、初めて1元の価値が1香港ドルを上回り、中国本土からの観光客による消費拡大が見込まれている。写真は香港の中国銀行(Bank of China)で12日、100香港ドル紙幣を手にする銀行員。(c)AFP/MIKE CLARKE

AFPBB News


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写真は中華人民共和国の法定通貨、人民元の100元紙幣(約1,500円相当)。日本と中国との物価には、およそ8倍の開きがあるというから、使用価値の実感は、1万円を超える。

いつも実感することだが、まとまったお金を人民元に両替すると、日本では滅多に手にすることができない分厚い札束を手渡される。人民元では、一元や五角などの少額通貨も紙幣であることが一般的なので、これがまた始末におえない。財布はいつもアンパンマン状態。しかも、この少額紙幣がいちばんの働きものなのだ。

いっぽう、龍眼の写真(写真下)は、2003年7月1日の50万人デモのヒトコマ。董建華の悪政、とりわけ治安立法(国家安全条例)制定に反対するものだが、はからずしも背景に「人民元兌換」の両替ショップが写しこまれていた。(2003年7月1日、香港島湾仔にて)。

十年前の香港返還後、香港の街角では人民元兌換を前面に掲げる両替ショップが飛躍的に増えた。それだけではない。一般の小売店でも「人民元歓迎」の張り紙を出し、人民元での支払いに応じている。

従来の公定レートでは、100香港ドルに対して人民元は105元。米ドルにリンクした香港ドルのほうがずっと優位を占めていた。ところかその人民元が切り上げ圧力の中でめきめきと台頭。実勢では、とうとう香港ドルを抜き去り、優位に立った。
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登録日:2007年 01月 18日 06:55:35

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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