2007年 01月 31日

新幹線が奪う鉄道旅行の醍醐味-台湾高速鉄道開通

台湾初の「新幹線」、1か月の試運転 - 台湾

【桃園/台湾 24日 AFP】交通部(交通省に相当)は24日、国内初となる高速鉄道の高速列車について、1か月間の試運転で安全性を確認後、営業を開始できるかどうか決定することになると伝えた。写真は、桃園(Taoyuan)駅で試運転中のTaiwan High Speedのそばに立つ職員(11月30日撮影)。(c)AFP/Sam YEH=TYU

AFPBB News


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今年1月5日、延期に延期を重ねた台北-高雄間の新幹線(台湾高速鉄道)が開通した。他にも開通時の写真があるが、車輛全体をイメージできるものを探して、試運転時の写真を採用した。

台湾高速鉄道は当初、フランスの鉄道技術で進められる予定だった。ところが工事の途上、李登輝のツルのひと声で一転、日本の新幹線を採用することになった。

フランスの広軌鉄道のインフラに、標準軌を採用する新幹線の軌道、車輛を導入するちぐはぐ。新幹線の制御システムを導入するためトンネルやらなにやらいろいろ支障が出てきた。 これらをすべて適合させるために試行錯誤を繰り返し、延期に延期を重ね、ようやく開業にいたったのだ。

「台北-高雄間」とはいうが、 当初は台北郊外の板橋から高雄まで。陳総統は人気者の小泉純一郎前首相を招待して開業を華々しく祝う算段だったらしいが、延期がたたりこれも実現しなかった。

台北-高雄間をわずか90分で結ぶ高速鉄道の開業。もっとはしゃいでもいいのかもしれないが、龍眼はあまりうれしくない。

この歳になっても、「青春18きっぷ」に胸踊らせ、「ムーンライト」に嬉々としている龍眼としては、台湾高速鉄道の開通で影響を受ける在来線(台鉄)の将来のほうが心配なのだ。

台湾には、全島を一周する日本植民地時代以来の鉄道網がある。

日本では見受けられなくなった貨客列車。海と山が迫る東部幹線の車窓風景。スペアリブに煮玉子がのった台湾独特の駅弁(写真)。

台湾高速鉄道の開業を機に、鉄道旅行の醍醐味を紹介したい。
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登録日:2007年 01月 31日 09:36:17

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プロフィール
龍眼
(男)
本名和仁廉夫。 ジャーナリスト。高校、予備校の教壇生活を経て現職。1990年代から香港問題に関わり、マカオ、台湾、中国、華僑華人世界の持つ多様な観点を紹介してきた。著書に、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)、『香港返還狂騒曲』、『歴史教科書とアジア』、『東アジア・交錯するナショナリズム』(社会評論社)など。自称の「龍眼」とは、中国南部で広く食されるライチに似た果物。淡い茶褐色で、食味はジューシィ。そもそも「龍」とは、中華世界の幻の神獣。「龍眼」はその「龍の眼」に由来している。
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