世界中の本を原書で読みたい
<2006フランクフルト・ブック・フェア>来場者で賑わう週末 - ドイツ
【フランクフルト/ドイツ 8日 AFP】世界最大の本の国際見本市「フランクフルト・ブック・フェア(Frankfurt Book Fair)」が4日から8日まで開催される。
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(c)AFP/BERTHOLD STADLER
フランクフルトのブックフェアです。
この様子を見る限りでは、日本国内で行われるブックフェアと、雰囲気にてるなー。
ブックフェアは楽しい!
昨年、今年と
東京のブックフェアへ行ってきました。
出版社、編集プロダクション、印刷会社etc...各ブースでは、自社製品を販売するところあり、商談をするところあり、作家、タレント、キャラクターのかぶりものなど(?),ゲストを招いて、サイン会やトークショー、握手会に撮影会などイベントを催すところありと、なかなか大盛況。特ににぎわっているのは、人気小説やコミックなどを発行している出版社のブースです。昨年は全部が全部そうなっていたかどうか覚えていませんが、今年のブースは、どこでも、新刊を割引販売していたしね。しかしこれ、本好きには「ワナ」でございます。「安い」と思うと、ついつい買いすぎちゃうの。お金のこともそうだけれど、本は重いんですよね。昨年も今年も、散々買ったあと、後悔しきりです。
海外のブースも
そしてここには、国内だけでなく、海外から参加した出版社のブースや、外国本を専門に取り扱う出版社のブースもありました。しかし、哀しいことに、英語の児童書程度はあるにしても、その他各国語の書籍は、モノ自体置いてないのですよね。パンフとか、ビデオとかそんなのばっかり。読めないけどさ、海外のペーパーバッグ以外の本が、どんな風な作りになっているのか、ちょっと見てみたいんです。買わないけどさ←あっ、こんな客ばっかりだから本物を置けないのか(笑)
翻訳本の読み比べ
今年のはじめ、仕事の関係で、海外作品の翻訳本を読み比べたことがあります。シェイクスピア、トルストイ、ゲーテ、カミュ、セルバンテス、他にもいろいろと。特にたくさん読んだのは、図書館に蔵書がいっぱいあったという理由だけですが、シェイクスピアとトルストイ。こんな大作家さんたちには、当然名作の中の「名セリフ」があるのですけれど、単にそのセリフを抜き出しただけでも、訳者によって、表現の違いがはなはだしく、ちょっと驚きました。直訳に近いものもあれば、「あ、このセリフ見たことある!」というもの、ホントにさまざま。翻訳家の力量(あと、テイストに関しては自分の好み)がひと目で分かる、面白い経験でした。
ホントは原書で読めればなー
でもね、都合100冊近く本を読み比べたにも関わらず、このとき1種類も読んでいないものが。それが「原書」です。有名な作品だったら、蔵書もちゃんとあったんだけれど、今回の調査資料の対象になっていなかったんで・・・
と、かっこいいことを言ってみましたが、ホントは読めないのさ(泣)英語本だって難しいのに、ロシア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語。。。これが軽々とできたら、もう天才やね。でも、著者の思いがよりダイレクトに伝わるのには、絶対原書を読めたらいいに決まってる!だって、著者が1次的な感覚だとすると、読者はすでに2次。当然のことながら、読者は著者ではないので、その感情を100パーセント共有できることなどありません。誤解や曲解、たくさんありそう。しかもこれが、原書⇒翻訳になると、著者⇒訳者⇒読者ですからね。なんか、原書とは似て非なるものを読んでいるような、そんな気がしないでもない。
ハリポタを読んでみた
私が唯一原書で読んだ作品、それは「ハリーポッターと賢者の石」、どうやら原書、カンタンらしいよ。と、友だちのススメもあり、その友だちと二人で原書(ペーパーバッグですが)買って、読んでみました。たしかに、ところどころ分からない単語はあるにしても、文法などは、中学英語レベル。2ヶ月くらいかかったけれど、何とか読了したんです。その後、その友だちと、感想を語り合ってみると、まずひとこと目は「翻訳本より面白い!」でした。これは、読みこなすのに苦労はしたけれど、自分が著者に最も近いところで作品に触れて、そのイマジネーションが、訳者と違う部分で、いろいろ広がったことでしょう。もちろんそのベースには、最初に読んだ日本語版があるにしても、「もし自分だったら、こんなふうに表現するのに」「こんなふうに読み取るのに」という文章満載。これは楽しかったな。
だからこそ名訳を
そう考えると、他の海外作品だって、自分が作者そのままの言葉で書かれた本を読めるなら、もしかしたら、何か違うイメージで読めるかもしれないし、もっと面白い表現の仕方を発見できるかもしれない。そう思うのです。でも、現実は無理。考え始めるとジレンマに陥りそうですよね。だからせめて、気になった海外の本を読むときは、とりあえず、翻訳版が何種類出ているのかを探して、それらのレビューなどあれば目を通して、1冊買うなら「名訳」とされるものを読みたいし、状況が許せば、「読み比べ」をしてみたいと思うのです。
と、いいつつ、日本の小説もなかなか読めない今日この頃。
なんかさびしい・・・。
コメント[5], トラックバック[0]
登録日:2006年 10月 09日 01:09:56
コメント
ハリポタを原書で読んだだけでもすんばらしい!
ところで、拉致被害者の蓮池さん、翻訳家としてご活躍らしいですね。
ああいう状況の中でとはいえ、習得した語学が役に立っているということ・・・ちょっと安心しました。うまく言えないけど。
すずか @ 2006年 10月 09日 19:41:12
>すずかさん
ああ、そうでしたね。蓮池さんは現在翻訳をなさって。
残酷だけど失われた時間は取りもどせない。
この方が、変に後ろ向きにならないところは
本当によかったと思います。
辛いでしょうけれども。
くぼ@赤ウサギ @ 2006年 10月 09日 21:20:30
本って、やはり微妙なトーンや表現でかなり受ける印象がちがうじゃなですか。
それが、まぁ、本の良いところなんですよね。
だから、「原文で読んでこそ!!」というところがあると思います。
でも、ゴルゴ13でもないかぎり、各国の本を原文で読みあさるなどできない。
だから、訳に頼らざるをえないのですが、でも、本の訳者も、自分で本を書けるくらいの文章力がないと難しいと思います。
いつか、海外人気作家の小説を訳してみたいですねぇ。
藤原Hikki @ 2006年 10月 10日 00:58:17
翻訳には、卓越した言語習得力と同時に、センスや表現力も求められる、と
聞いた事があります。
映画の字幕などは、本来の意味に関係なく「口の動きに合わせて訳す」場合
もあるようですし。
…とりあえず、英語でもハングル語でも、日常会話ぐらいは出来るようになり
たいものです(泣
高瀬 @ 2006年 10月 10日 15:22:32
>藤原さん
うはー!ここで出るかゴルゴ13っ(笑
藤原さんだったら、きっとできるよ~!
味ある翻訳。
がんばって実現してください♪
>高瀬さん
高校のころ、リーディングを意訳しすぎて
「そこまでせんでいい!」と、叱られてばかりでした^^;
だって、教科書の訳、かっこわるいんだもーん。
会話もできるようになりたいですよね☆
くぼ@赤ウサギ @ 2006年 10月 11日 17:13:34
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