北極光

夜空を渡る光の橋、オーロラ - スウェーデン

【オスビー/スウェーデン 24日 AFP】オーロラは、南北磁極を取りまく環状帯において、太陽光が地表に降り注ぐ途中で大気に遮断される結果として発生する。太陽光には生物にとって有害な荷電粒子が含まれるので、この作用がなければ地上は居住不可能となる。太陽光が大気に遮られる際に、大気中のガス粒子と太陽光に含まれる電子が衝突し、そのエネルギーが光粒子として放射される。光粒子が多数発生した時、夜空を渡るオーロラが出現する。写真は南部のオスビー(Ostby)で19日、夜空に出現したオーロラを見つめる人々。(c)AFP/SVEN NACKSTRAND

AFPBB News


2003年の夏
カナダを離れる前夜
息子(以下:子ウサギ1と記す)は「北極光を見た」といっていた。

『北極光?なんすかそれ?』
わたしには分からない言葉だった。

カナダのママが、子ウサギ1を外に連れ出し
教えてくれた北極光は
そう
「オーロラ」のことだった。

子ウサギの涙

子ウサギ1は
成田に着くなり、大泣きした。
帰りの車の中で、ずっと泣いていた。
1ヶ月のカナダ生活、楽しくなかったんだろうか?

話を聞くと
そうではなかった。

中二の夏、夏休みを丸々使っての国際交流。
1年前から、同じように北米でひと夏過ごす仲間たちと
海外への理解を深め
日本の良さを伝えるための
準備をしてきた。
その仲間の1人が Kくん。
二人は家も近く、とても仲良しになった。
行く先も同じ「カナダ」と決まり、
(候補地は“北米”というだけでギリギリまで発表されない)
お互い「心強い」と喜んでいた。

不当な処遇

現地では、それぞれのホストファミリー宅で過ごし
顔を合わせることはなかったが、
帰国の日、彼らは空港で再会した。
同じ飛行機に乗るために。

・・・と思っていた。
少なくとも子ウサギ1は。

しかしKくんは、飛行機には乗せてもらえなかった。
韓国籍だというだけで。
2001年9.11同時多発テロの余波であった。

帰国の際は、北米交流に参加した全員が
アメリカに集合して、帰ることになっていた。
アメリカ入国を拒否されたKくんは
カナダで仲間を見送り
航空会社の警備員が成田まで付き添い(というか見張り)の上
、別便で帰国した。

子ウサギ1は
「Kくんは ボクたちといっしょに帰るはずだった。
みんなでいっしょに ゲートから家族に笑顔を見せるはずだった」
と、泣いていた。

そして彼は、「忘れ物」を捜しに再び

帰ってからもときおり
「Kくんは、北極光を見られたのだろうか
その話を、飛行機の中で したかったな」
と、言っていた。

わたしは、カナダで子ウサギ1が得たものは
形はないけれど
かけがえのない何か、だと 思った。



あれから4年
子ウサギ1が、来夏から1年間
再びカナダへ旅立つことに
きょう 決まった。

コメント[5], トラックバック[0]
登録日:2006年 12月 15日 23:55:00

コメント

 
今度は、涙ではなく笑顔のお土産を、持ち帰る事が出来るといいですね。

しかし、(10代の)1年間って、長く感じられるのでしょうね…。

ちなみに、私は18歳で一人暮らしを始めましたが、独立心が旺盛だったので
ホームシックとは全く無縁でした。
 

高瀬 @ 2006年 12月 16日 08:49:01

そうですね、でも人生涙あり笑いあり(安いドラマのようだ 爆)。たくさんいい経験をしてきてくれれば、と思います。

小さいころの1年は、確かに長い!
でも、今1年って、怖いくらい早いです(涙)毎年年末に、「今年の1文字」とかって清水寺の管長さんが筆で書くあれ、毎月やってるような気がするのは、わたしだけ?(爆)

くぼ@赤ウサギ @ 2006年 12月 17日 08:16:06

こちらへは久しぶりの書き込みです。
感受性の強い時期にいろんな事にチャレンジ出来る幸せ、平和過ぎる日本に産まれた幸せ。無限に広がる可能性に万歳♪

私も毎月見ているような気がしま~す。

ぱぴこ @ 2006年 12月 18日 10:30:33

ワタクシも海外生活の経験がありますが、日本人であるというだけで社会的にものすごい優遇されます。
それと同時に、とてもいたたまれない気持ちになったこともありました。
国際問題ってなかなか難しい。

来年から外国に行かせるんですか?
それは、とてもいい経験になると思います、人間的な自立心を養うと言う意味で。
1年で言葉を完璧にマスターするのは難しいかもしれないけど、言葉なんかよりも、後々ずっとためになると思います。
ガンバレ!!

藤原Hikki @ 2006年 12月 20日 06:09:46

>ぱぴちゃん
まったく同感です。
恵まれすぎた環境に、おごることなく、かといって負担に思うことなく、自分に与えられたチャンスを、思いっきり楽しんで、今後の人生に役立つちいさな?きっかけを、見つけてくれればと思います。

で、やっぱり思います?清水寺(笑

>藤原さん
2度目のチャレンジで、合格しました<カナダ留学
はじめ(中3の時)はたいした目的意識もなく、なんとなく受検したので、やっぱりねーって感じで落ちましたが、今回は、本人が「もう一度がんばりたい」と自ら望んで、3次まである試験を突破したようです。
その間、母は息子がどんな勉強をして、どんな試験を受けたのか、まったく知りませぬ(爆

ひとりで、私の知らない世界を見て、ひとりで楽しいことも辛いことも乗り越えなくてはならない1年、どう成長してくるのか、とても楽しみです。応援ありがとうございます(#^.^#)

くぼ @ 2006年 12月 20日 10:42:36

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久保 まどか
久保 まどか
芸能情報から政治経済ネタまで、幅広く活動中のフリーライター。おしゃれ大好き。ニックネーム「赤ウサギ」の由来は三国志。一日千里を走る「赤兎馬」のごとく、世界のカルチャー&エンタメ情報を駆けめぐります。
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