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【東京 27日 AFP】テレビネットワーク局6社は26日、ラジオ・地上デジタル放送用の電波塔「第2東京タワー」の建設地を、東京都墨田区の貨物跡地に決定した。2010年の完成を目指す。高さは世界最高となる約600メートルの予定。写真は、墨田区が公表した第2東京タワーのコンピュータグラフィックス。(c)AFP
前回の続きではあるが、今回も家の工事について少し書いていきたいと思う。
そろそろ、必要な部分での工事が終わる。 言い換えれば、ここさえ出来てしまえば「居住可能」的な基本レベルに近づいてきた位の最低限の部分が終わりに近づいてきている。 正直、ここまでの工事にはあまり「愉しみ」を感じることが出来なかったのが事実で、お楽しみはこれから。 前にも書いたとおり、建物自体からのインスピレーションを旨く汲みつつ、手を加えていく作業がとうとう始まる。 土台は出来た、これからは色づけ作業が始まる。 リビングルームの家具作りとその配置、3階のオフィス的スペースの構築、そして実作業はおそらく来年の春になるであろう気持ちの良い屋上に手を入れること。 他にもスタジオスペースでの作業など、細々とした無数の項目は残ってはいるものの、これらはどれも苦痛ではない。 苦痛どころか、手を入れたくてウズウズしている。 しかし、どれもこれも住み始めてからのフィーリング次第なので、この時点での次の作業はまだ決まっていないのが現状であるのも事実。 それで良いのである。 頭の中で色々と考え、プランを立てるのは自分たちにとって賢明ではない様な気がして仕方が無い。 見る事、そして感じることを基本に少しずつ進めて行きたい。
前回、触れることは無かったが、建物と同じ位に大切なものはやはり地域性ではないであろうか。 引越しをする際、まず先にエリアを決める人も少なくは無いと思う。 自分たちもその口であったことも否めない事実であるし、たまたまそこに探しているモノにしっくりくる物件が見つかっただけ。 東京の下町で町工場が立ち並ぶこのエリアには、なぜだかゆっくりとした時間が流れている。 こう表現してしまうと、とても月並みな感じがして嫌なのであるが、実際にその場に居ると、やはりそれを感じる事が出来る。 そこで、このゆったり感の出所を考えてみた。 思いついたエレメントは「人」。 まだ本格的に住み始めたわけではないのでさわりの部分しか解らないが、やはりそんな気がする。 近所の人以外にも、工事の最中にご飯を食べに行った先などで色々な人間に出会ったが、みんな「気が良い」のである。 店の人だけではなく、そこに居合わせる人間も含めてみんな「ウェルカム」の姿勢で臨んでくる。 が、しかし、実はそのやりとりは少しプロセスを踏むというか、単純明快ではなく、ほんの少しだけ複雑な人間心理を表しているように思える。 またそこがなんとなくすばらしく、おもしろく、そしてちょっといとおしいのだが。
実を言うといわゆるここらへんの「下町」の人々は、初対面から、よく日本人のイメージする「スーパーフレンドリーなアメリカ人」のように両手を広げてウェルカムな訳ではない。 初めは「よそ者」(多分服装、態度、言葉使い、はたまたオーラ? などでバレるのだと思うが)に対して、ある程度の距離を持ってやり取りが行われる。 つまり、「店」や「客」などの役割からはみ出さないような言葉だけを交わす、よくある東京近郊で目にする光景だ。 が、こちらが「いや〜、今度こっちに引越ししてくるんですよ〜」 「ここらへんはあれっすね〜」などのメニューの注文のやりとり以外の言葉で話しかけると、途端に手のひらを返したように態度が変わる。 「あ〜、そう、よろしくね〜、 はい、タンメン一丁」だけでは終わらない。 始めは「どこから来たの?」や「何してるの?」などのこちらへの興味に始まり、はてには「この店は親父の姉がはじめた店で、戦前からやってるんだよね〜」で「ま、いつでもいらっしゃいよ」と続き、そして、気が付くとお店の人だけではなく、常連さんも席を移動してこの会話の輪の中に加わっている。 「ウチは商店街でパン屋やってんだ」 「あれ、商店街わかんない?」 「ま、越してくりゃそのうちわかるさ」 「近所じゃ有名なんだよ〜」 など、など、などである。
もちろん、このケースが全ての人に当てはまるとは到底思えないが、短期間でこの手の人間にこれほど遭遇することは今までそう無かったし、そこにはやはりこの地域特有の「地域性」が存在するとしか思えない。 とても気持ちのいい人間が集まっている。
先日などは、作業後に訪れた居酒屋で、映画「男はつらいよ」の一場面を切り取ったような光景に出くわした。 出くわしたというより、そのシーンのキャストとして出演させて貰ったと言った方が正しいかもしれない。 もともと、その場に居合わせた客たちは顔なじみらしく、みんなでガヤガヤとやっていた。 そこに自分たちが割り込んで行った訳なのであるが、食事が終わる頃にはそこに存在していた全ての人が「友達」の輪のようなもので結ばれていて、終いには、メルアドの交換までもが行われ、老若男女入り乱れての合コンのようになっていた。 いや、合コンと言うよりは、とにかく無礼講無礼講、の長年の友人同士のような気の置けないもの同士との飲み会である。 本物の自分の家族とも友人ともこんなに腹をかかえて笑ったのは、久しく無いのではないだろうか。(それはそれで、少し悲しいが…) とにかく、人と人との繋がりをしっかりと感じられる夕食であったし、楽しい時間には「時間の概念」を忘れさせる作用があることも再認識させて貰った。
そんな素晴らしい時間の流れる場所に住めること、本当に嬉しく思う。 この感謝の気持ち、一体誰に向けてよいのやら。
Art of 「ウェルカム」
… Come on in … Thank you!
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登録日:2006年 10月 07日 11:27:12
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