2009年 04月
団結の大切さ-映画『レッド・クリフⅡ』を観て-
映画『レッドクリフ Part II』プレミア上映、監督&出演者ら来日
【2月6日 AFP】(一部訂正)映画『レッドクリフ Part II(Red Cliff Part II)』のプレミア上映会が10日、都内で行われ、出演俳優の金城武(Takeshi Kaneshiro)、台湾出身の出演女優リン・チーリン(Lin Chi Ling)、香港(Hong Kong)出身のジョン・ウー(John Woo)監督、主題歌を担当した歌手のalanが舞台挨拶に登場した。日本公開は4月10日。(c)AFP
仲間を信じ、仁慈を尽くすと必ず(自らの優位裡に)”風が吹く”一例を見せられた作品であり、間違いなく大作である。
曹操役を演じた俳優は「さらばわが愛、覇王別姫」でレスリー・チャンの相手役を務めているのでよく覚えている。
トニー・レオンが醸し出す雰囲気や所作の美しさが筆舌尽くしがたいものだ。男であれば是非ともあのようでありたいものだ。
凱下の戦いのように雌雄がはっきりしている題材とは違い、三国時代の幕開けとなった題材であり、この(赤壁の戦い)の大儀が一応は双方に存在しているように感じられたのもまた、(この先が観たい)と思わせる出来栄えであることの証左と思われた。
未来を切り開くために、蜀の劉備と呉の孫権は同盟するのであるが、漢の皇帝を擁して中国全土に覇を唱えんとする曹操もまた、群雄を下すは自らの野望もさることながら、統一をもたらして安寧を世間に齎さんとしているという意味で、単なる乱世の奸雄には留まらない。
孫権と劉備の同盟軍、曹操率いる漢の正規軍ともに大儀のために戦うのである。
しかしながらこの一大決戦に私情を挟んだ曹操の一寸の隙が、雌雄を決する要素になって漢軍が敗北する様相を描いているが、曹操の私情の淵源である(周瑜夫人の)小喬は、能く曹操を惑わすためでなく、民のために決死の覚悟で曹操の陣営に乗り込み、曹操の判断を茶の湯という演出を持って漢軍の出撃時宜を遅らせる働きを演じたのは映画中の創作としても、その様相に女性のしたたかさというのか、女性なりの(世間に安寧を齎さんとする)平衡感覚の表れなのかとも捉えることができ、(軍配を掲げる手法に定型的な)男の手法に対置する所作のように思え、わすれられない心情のドラマとして、え忘れられぬ風景として長く私の心にとどまるように感じた。
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登録日:2009年 04月 28日 20:27:55
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