思い出のゴルビー
【11月10日 AFP】ミハイル・ゴルバチョフ(Mikhail Gorbachev)元旧ソ連大統領は10日、チャリティーオークションで16万ドル(約1775万円)を支払い、権利を勝ち取った米国人カップルとランチを楽しむ予定となっている。
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(c)AFP
ゴルバチョフ元大統領の形をした「ゴルビー人形」を持っている。それは2頭身半くらいの、身長20センチ程度のビニール製の貯金箱である。このゴルビー人形は、私が千葉県立K高校で野球部のマネジャーをしていたとき、一級上の先輩方からプレゼントされたものだ。
...
そのときにちょうど冷戦が終結して、そのシンボル的存在としてゴルビー人形が流行した。私は高校生だった。バブルがいよいよはじけようとする直前で、日本の大人たちはぎらぎらとアツく遊んでいた。その一方で世界には冷戦なるものが横たわり、そしてそれが終わった、よかったよかったと言っていた。
そのさまを、高校の制服を着て浮世のかやの外で見ていたような感がある。それでも、ゴルビーがいずれ歴史の教科書の中で太文字で記録される人物になるのだろうと、時代を通して生で感じ取ることはできた。
山口百恵が引退してジョン・レノンが死んだ年に、私は世の中が人間の手により動いているんだとなんとなく気づき始めた。そしてやがて愛嬌のあるゴルビー人形を手にしたころから、世の中には政治や経済というものが実在していて、大きなうねりや思想や思惑があって、それが良し悪しにかかわらず、少なからず時代をつくっていくのだと感じた。
まだ若い、白髪になる前のゴルバチョフ氏の頭のサソリは、いまも私の手元にある。
カテゴリー[ 徒然 ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2007年 11月 11日 21:59:00
コメント
hello hello
hello @ 2007年 11月 26日 23:33:54
hi hello-san. thanks for your message.
mika @ 2007年 11月 26日 23:38:15
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- プロフィール
- 福嶋 美香
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- ◆経歴:ふくしまみか
ライター・ジャーナリスト・エディター。東京生まれ千葉育ち。玉川大学文学部外国語学科(現比較文化学科)を卒業後、広告制作会社、新聞社勤務を経てフリーランスとなり各誌に寄稿。現在は日本と英国を中心に活動中。「ガンダーラ・ハウス」は気軽なエッセイ集です。お問い合わせや近況などは、上記Informationリンクからどうぞ。
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