列車の顔

次世代高速列車AGVを公開、最高時速は360キロ 仏アルストム

【2月6日 AFP】(一部更新、写真追加)仏重電・輸送機器大手アルストム(Alstom)は5日、次世代高速列車AGVを公開した。
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(c)AFP

AFPBB News


飛行機と電車と車、どれが一番好きかと聞かれたら、迷わず「電車」と答える。飛行機は落ちるのが怖いし発着がいちいち手間取う。車はとにかくカーナビ頼みだとはしたって道を知っていなければならないし、渋滞がある。だが電車はそうしたことがない。ローカル線もいいし、新幹線の乗り心地もすこぶる気に入っている。

・・・

車が一般に普及する前から、国の開拓の順路が線路に刻まれている感じがする。電車というより、正確には、二本の線路の上を走る列車の動きがすきなのだと思う。銀河鉄道999をこよなく愛するのもつまりそのせい。

いまたまたま19~20世紀初頭のあたりのフランス文学を研究していて、「旅」のシーンには汽車が欠かせない。そこでもまた、車窓から流れ行くフランスの田園風景を思い浮かべる。そのころにはユーロトンネルはドーバー海峡をくぐっていなかったから、イギリスへは船旅になる。でもそれから100年はとっくにこえた今日ではパリ・ロンドン間は世界一はやい高速列車で結ばれる。

列車の顔も、いかにも空気を劈くような、鋭利な表情。それでもまたたまらなく、旅心をそそるからおもしろい。例えばアルセーヌ・ルパンがいまを生きていて、フランスからイギリスへ、優雅に変装して逃亡(あるいは出張)するとしたら、やはりこの高速列車の一席にゆったり腰をかけて、矢のごとく駆け抜ける列車の旅を楽しんだろうか。

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登録日:2008年 02月 12日 22:22:27

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福嶋 美香
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◆経歴:ふくしまみか
ライター・ジャーナリスト・エディター。東京生まれ千葉育ち。玉川大学文学部外国語学科を卒業後、広告制作会社、新聞社勤務を経てフリーランスとなり各誌に寄稿。現在は日本と英国を中心に活動中。「ガンダーラ・ハウス」は気軽なエッセイ集です。詳細・近況などはInformationリンクからどうぞ。
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