鯉のぼる花の頃

水族館でもこどもの日、こいのぼりやかぶとがお目見え

【5月4日 AFP】都内のサンシャイン国際水族館(SunShine International Aquarium)で2日、こどもの日に向けこいのぼりがお目見えした。(c)AFP

AFPBB News


道行く先々で、つつじが満開。とても懐かしい感じがする。毎年咲くはずのものなのにどうしてそんなに切ない気分になるものかとゆくゆく考えてみたら、ここ数年の間、つつじの季節のちょっと手前で、いつも外国に飛んでいたのだった。久々に日本のつつじを愛でた。
...

すべてが大きく見えた子供のころ初夏に咲くつつじはことのほかお気に入りの花だった。小さかった私の眼には、たわわに実った果実のごとくおいしそうな初夏の色彩として映り、外に遊びにでかけ、道草しながら花をつまんで蜜を吸うのは恒例のことだった。

あのころちょうど目線の位置に咲いていたつつじの花。一つ一つがあんなに大きく見えた生垣をいま見上げることはまれになった。けれどもたわわに咲き乱れるそのさまは、当時以上の集合美となって目の前に迫ってくる。

子供のころに魅惑された香りの魅力そのままに、ちょっと目をこらしてつつじの花に顔を近づけてみた。小さな白い蝶が、花の横で居眠りをするかのように微動だにせずまどろんでいた。そして見上げれば、空には高く鯉のぼる花の頃。

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登録日:2009年 05月 04日 11:24:13

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福嶋 美香
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◆経歴:ふくしまみか
ライター・ジャーナリスト・エディター。東京生まれ千葉育ち。千葉県八千代市在住。玉川大学文学部外国語学科を卒業後、広告制作会社、新聞社勤務を経てフリーランスとなり、日本や海外で活動中。「ガンダーラ・ハウス」は気軽なエッセイ集です。近況などは上記「ブログ」のリンクからどうぞ。
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