2006年 09月
XXXX年後、日本人がいなくなる?
【ストックホルム/スウェーデン 25日 AFP】少子化に悩む日本。
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(c)AFP/Sven Nackstrand
日本で高齢化社会、少子化という言葉を耳にするようになって久しい。今年・2006年からは、いよいよ人口減少時代に突入したとも聞いた。この問題に頭を悩ませているのは日本だけではなく、欧米などの主要先進国各国も同様の問題を抱えている。ところが、2004年の国連が出した予測では、2005年の世界の人口は64億6475万人、2015年は 72億1943万1000人、2050年は90億7590万3000人と、世界の人口は着実に増えていく。もちろんこれは、現在発展中の国々と、発展途上国と呼ばれる国々の人口増大によるものだということは容易に察しがつく。
実際に数字をみてみると、先進国は2005年が12億1126万5000人、2015年が12億3656万1000人、2050年が12億3620万人と、2015~2050年の間で人口が減少していく。現在発展中の国々では2005年が52億5348万4000人、2015年に59億8287万1000人、2050年に78億3970万2000人、発展途上国では2005年に7億5938万9000人、2015年に9億5161万人、2050年に17億3536万8000人と、2050年までにはこれらの国々の人口が世界の人口の8割強を占めることになる。
日本の場合は2005年が1億2808万5000人、2015年が1億2799万3000人、2050年が1億1219万8000人と、着実に減少していくと予想されている。
*少子化と高齢化の世界状況
記事中にある「合計特殊出生率」というのは、1人の女性が、一生のうちに何人の子供を生むかの推計で、その数値で、将来の人口の自然増減を推測するというもの。日本の場合、人口の増減がない状態(静止人口)を保障する水準は2.07だそうだ。実際には、2003年が1.2905、2004年が1.2888、2005年は1.25と、年々最低記録を更新する状態が続いている。世界で見てみると、2000~2005年の合計特殊出生率は2.6だが、先進国では1.6(それでも日本の数値よりは高い)、発展途中の国々は2.9、発展途上の国々は5.0となっている。ちなみに日本は1.3と予想されており、韓国の1.2、中国の1.7とともに、世界でも最低といえる低さだ。
少子化と並ぶ、もうひとつの世界的な問題が高齢化だが、2005年の段階で、世界の人口に占める60歳以上の割合は10%。先進国になると20%と高くなる。日本はさらに高く26%で、これは世界1位の数値だ。ちなみに地域でみると、ヨーロッパの数値の高さが目立ち(21%)、日本と同じ26%というイタリア、25%のドイツなど、全体的に割合が高くなっている。さらに、こうした高齢者の割合が高い国は、日本同様、少子化の問題も抱えているというのが実情だ。
*日本人がいなくなる日
2005年~2050年の45年間で、日本人の人口は1588万7000人減ると予想されている。仮に、2050年以降、1人も子供が生まれず、かつ同じ割合で人口が減っていくとしたら、350~360年後には1人も日本人がいなくなってしまう。もちろん、こんな仮説が成り立つはずはないので、日本人がいなくなるということはないだろうが、このまま少子化が進めば、似たような状況に陥る可能性も、ないことはないのかもしれない。
※数字は「United Nations・Department of Economic and Social Affairs・Population Division」の"World Population 2004"を参考にしました
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登録日:2006年 09月 30日 23:59:59
肥満=病気=欧米は病人だらけ?
拡大し続ける「ウエストライン」、若年層で顕著な肥満の増加 - フランス
【パリ/フランス 20日 AFP】最近の調査によると、フランスでは人口の約3分の1が「太りすぎ」または「肥満」で、ウエストのサイズは拡大し続けているという。
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(c)AFP
ドイツから日本に一時帰国した際、あらためて気がつかされたのは“日本人は小さい”ということ。身長はもちろん、横幅も狭い。つまり細い。私は日本人女性としては背が高いほうで、細身でもない。が、ドイツでは“小柄”扱いされるのもうなずけるほど、周りのドイツ人は大きい人たちが多い(もちろん背が低い人もいれば、細い人もいることはいる)。
肥満度をあらわす指数としてBody Mass Index(BMI)というものがある。体重(g)を身長(cm)の2乗で割り、10をかけたもの。標準とされる値は22.0で、18.5未満が「低体重」、16.5~25未満が「標準」、25~30未満が「肥満」、30以上が「高度肥満」と分けられる。
*欧米人の肥満度
欧米人ときくと、“大きい”というイメージがあるが、実際のところ、日本人などのアジア人と比べて、どれくらい肥満度が高いのだろう。
EU各国+デンマーク+ノルウェー+スイスのヨーロッパと、アメリカ、日本人の肥満度について調べてみた。2005年の統計で、15歳以上の男女のうちBMIが30以上、つまり高度肥満に分類される人の人口に占める割合で比べてみる。
男性:1位 アメリカ(36.5%)/2位 ギリシャ(27.7%)/3位 イギリス(21.6%)/4位 オーストリア(21.3%)/5位 ドイツ(20.9%)
女性:1位 アメリカ(41.8%)/2位 スロヴェニア(25.2%)/3位 ギリシャ(24.5%)/4位 イギリス(24.2%)/5位 スロヴァキア(22.8%)
男女共にアメリカがダントツで肥満度が高い。ギリシャとイギリスは男女ともにワースト5位に入っており、ヨーロッパ内で肥満度が最も高いということになる。イギリスのランクインが意外だったのと同じように、フランスについても意外な結果だった。今回調べた27か国中、最も肥満度が低かったのは、男女共に予想どおり日本だった。男性が1.8%、女性が1.5%。その次に肥満度が低かったのがフランスなのだ。男性が7.8%、女性が6.6%で、いずれも欧米の中で一番肥満度が低い。美食の国は、己の美に対する意識も高いということか。が、そんなフランスでも、「太りすぎ」または「肥満」の人が年々増えていると記事にある。ということは高度肥満ではないのものの、標準より太っている人が多いということかもしれない。
というわけで、今度は「肥満」と分類されるBMI25以上の人について、同じように比べてみた。
男性:1位 ギリシャ(75.7%)/2位 アメリカ(75.6%)/3位 イギリス(65.7%)/4位 ドイツ(65.1%)/5位 フィンランド(64.9%)
女性:1位 アメリカ(72.6%)/2位 スロヴェニア(63.5%)/3位 イギリス(61.9%)/4位 ギリシャ(61.3%)/5位 スロヴァキア、キプロス(60.6%)
ワースト5にランクインしている国の顔ぶれはあまり変わらない。(それにしてもギリシャとアメリカの7割超えはすごい。)ここでも最も肥満度が低いのは男女ともに日本で、男性が27%、女性が18.1%。フランスはというと、男性はこれまた日本に次ぐ肥満度の低さ。とはいえ、その値は45.6%。女性になるとエストニアが33.8%で次点につけており、フランスはその次で34.7%だった。今回調べた欧米各国の中では、この2カ国が一番低い数値だったにもかかわらず、人口の3分の1以上が肥満に分類されてしまうという事実。吃驚。
ちなみに肥満に分類される人の割合が50%をきっている、つまり人口の半分以下なのは、男性の場合はラトヴィア(49.9%)、オランダ(48%)、フランス(45.6%)のみ。半分以下といっても、ほぼ半分といえそうな勢いだが・・・。女性の場合は男性よりはその割合は少ないものの、ほとんどが35%以上の数値となっている。
*個人的所感
私のBMIは21。つまり「標準」となるが、日本に帰って周りの人の体型と比べると、どうしても太り気味と感じてしまう。BMI25以上の女性が55.1%というドイツにいる限りは、そうした危機感はあまり感じない。が、それをよしとすべきかどうかはまた別の話だ。
日本人に限らず、女性の場合はBMIの値が標準値内であっても「痩せなくちゃ」と強迫観念に近いものを抱いている人が多いと聞く。それくらい“痩せている”ことに重きをおいている、言い換えれば“痩せている”=“美しい”という観念にしばられているということだろう。とはいえ、痩せすぎるのも問題だ。先ごろ、スペインのファッションショーで痩せすぎのモデルの出演が認められないということが話題になった。その際、最低基準とされたBMIは15だそうだ。太りすぎは病気といわれるが、痩せすぎても病気の危険性は同じように高くなる。なにごとも“腹八分目”、つまりほどほどがいい。
※数字は「World Health Organization」のHP内・Global Infobase Onlineのものを参考にしました
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登録日:2006年 09月 23日 23:59:40
ドイツ第2の“オクトーバーフェスト” 「Cannstatter Volksfest」
世界最大のビール祭り「オクトーバー・フェスト2006」開幕 - ドイツ
【ミュンヘン/ドイツ 17日 AFP】今年で173回目を迎えた世界最大のビール祭り「オクトーバー・フェスト2006(Oktoberfest)」が16日に開幕した。10月3日までの16日間の開催期間中にはドイツ国内外からおよそ600万人もの観光客が見込まれ、人々は1リットルもの巨大ジョッキに注がれたバイエルンの地ビールを片手に、伝統的な民族衣装を着たブラスバンドによる演奏や歌を楽しむ。(c)AFP JOE KLAMAR
いよいよ“オクトーバーフェスト”が始まった。(こちらについては以前、「世界最大のビール祭り ミュンヘンの“オクトーバーフェスト”」として紹介済み。)今、ドイツは実りの秋(寒さに震える日も多いが・・・)。実はこの季節は、ミュンヘンに限らず、ドイツ各地でビール祭り、ワイン祭りという名の秋祭りが毎週末のように開催されている。そんな中、ミュンヘンの“オクトーバーフェスト”に次ぐドイツ第2のビール祭りが、来週末からシュトゥットゥガルトで開催される。
*「カンシュタッター・フォルクスフェスト」
シュトゥットガルトのビール祭りは、正確には「Canstatter Volksfest カンシュタッター・フォルクスフェスト」という祭りで、毎年9月に行われる。昔から変わらず、会場に立てられるのは24メートルの高さを誇るフルーツの塔。祭りの目印というか、シンボル的存在といってもいいかもしれない。この祭りの起源は、1818年にヴュルテンブルクの王だったヴィルヘルム1世と妃のカタリーナが、飢饉に見舞われた国民のために、その苦難を乗り越えた後に開いた収穫祭だそうで、今年で161回を数える。期間中は、サーカスのような大きいテントの中で、民族衣装に身を包んだバンドの陽気な演奏が行われるほか、会場には遊園地も登場する。観覧車やお化け屋敷、クラシカルなメリーゴーランド、宙返りコースターetc。ちなみにこの観覧車は、移動できる観覧車としては世界最大だとか。
開催は2006年9月23日から10月8日まで。平日は午前11時から23時まで、金曜・土曜・祝日は24時まで行われる。
*個性豊かな9つのテント
地元のブルワリーをはじめ、レストランやワインが楽しめるテントなど、9つのテントが出る予定。各テントで随時、ライブやバンドの演奏などさまざまなプログラムが用意されている。個人的には、ビールと一緒にシュヴァーベン地方の料理に舌鼓を“うちまくり”たい。
・ArCadia Erlebniszelt
www.arcadia-erlebniszelt.de
・Dinkelacker Festzelt
www.klauss.de
・Fuerstenberg Festzelt
www.fuerstenbergzelt.de
・Festzelt Goeckelesmaier
www.goeckelesmaier.de
・Hofbraeu Festzelt
www.gastronomie-grandl.de
・Schwabenbraeu Festzelt
・ Wasenwirt
www.wasenwirt.de
・Weinzelt Stamer
・Cannstatter Oberamt
そのほか、台所用品から陶磁器、衣類までなんでもそろう日用品のマーケット「Huckster's market」 が開かれたり、「Französische Dorf フランス村」ではカフェが並び、ワインやシャンパーニュ、クレープなどが楽しめるほか、アーティストが路上でパフォーマンスを繰り広げるなど、ビール祭り以外のイベントも数多く行われる予定。
2006年9月23日土曜日午前11時。「Schwaben Braeu」のテントでシュトゥットゥガルト市長がビール樽を木槌で打って開けると同時に始まる同祭り。バーデン・ヴュルテンブルク州の州都であり、近代的な街並みと宮殿などの歴史的建造物との調和がすばらしく、緑に囲まれた自然豊かな顔をももつ、ドイツ有数の美しい街・シュトゥットゥガルト。街も祭りもミュンヘンとはひと味違う雰囲気が楽しめるに違いない。ちなみに来年・2007年の開催日程は9月29日~10月14日の予定。
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登録日:2006年 09月 17日 19:44:33
シャンパーニュ *どこから来てどこへ行くのか*
【ランス/フランス 6日 AFP】東部シャンパーニュ(Champagne)地方で6日、ブドウの収穫が開始された。今年もすでにいくつかのブドウ園で収穫が始まる中、ワイン業界の関係者は、8月の降雨量が大きければ大きいほど、ブドウの収穫量は増加すると期待している。フランスのワイン産業は世界最大のワイン輸出国の地位を保っているが、国内消費の減少と新興生産国の台頭により、大きな痛手を受けている。写真は同日、シャンパーニュ地方Montgenostブドウ園で、シャルドネ種のブドウを収穫する作業者たち。(c)AFP/FRANCOIS NASCIMBENI
シャンパーニュ。ワインの中で私が最も愛してやまないワイン。ランスの町を歩いたときには、それだけで心が躍り、シャンパンハウス近くではシャンパーニュの香りに鼻腔をくすぐられたのを覚えている。
記事中にあるとおり、近頃のフランスワイン業界は、ニューワールドと呼ばれる、南米やオーストラリアなどの新興生産国による痛手が大きいというのは有名な話だ。それでもシャンパーニュは別格だろう、私はずっとそう思ってきた。シャンパーニュと同じ製法で作られるスパークリングワインは数多あれども、それらがシャンパーニュと名乗ることは許されない。シャンパーニュはシャンパーニュ地方で作られるものなのだ。もちろん、シャンパーニュもスパークリングワインに違いはない。が、そう簡単にカテゴライズできない、もしくは“させない”、威厳やプライドを感じさせる。それがシャンパーニュだと思う。そうした独特の世界観をもつ無類のワインのため、フランスのワイン不況もシャンパーニュには無縁のもの、そう思っていたのだ。
さて実際はどうなんだろう。ということで調べてみることにした。
*まずブドウはどうだろう
シャンパーニュでは、ブドウの種類はもちろん、栽培(剪定等)・収穫・醸造・熟成などの方法や期間などがこと細かく規定されている。ブドウの収穫量についても同様で、毎年、制限が設けられる。昨年・2005年の場合、1ヘクタール当たりの収穫量は1万3000kg(そのうち1500kgは品質保持のための備蓄分=収穫量の少ない年のための保険のようなもの)と決められた。ちなみに収穫最終日も設けられるのだが、2005年は10月20日だった。
1999年からの7年間で最悪の年となったのが、ヨーロッパを猛暑が襲った2003年。この年は年明けから天候不順が続いていたそうで、収穫量は1ヘクタールあたり8250kgにしかならなかったという。今夏も、当初は2003年の悪夢再来かと騒がれていたが、ワールドカップが終わったあたりから“夏将軍”も収束傾向。とはいえ、アルザスでは、その暑さのせいで、史上初のブドウ収量ゼロの可能性もあるというニュースも耳にした。シャンパーニュは大丈夫だろうか。
逆に当たり年となったのが2004年・2005年。特に2004年は、収穫可能なブドウの量は1ヘクタールあたり平均で1万8000kgとなり、最悪だった前年・2003年と比べると、その量は約3倍にもなった。
*シャンパーニュの実情
2005年のシャンパーニュの総販売本数は3億740万本。その出荷先の内訳は、フランス国内が1億781万本と6割弱を占め、EU圏内が8070万本、その他海外が4860万本。総販売本数は2000年をのぞいて、1998年からの8年間、前年比プラスの伸びを示している。2000年はマイナスとなっているが、その前年1999年が前年比プラス11.8%となった反動だろう。1999年にそれだけ増えたというのは、ミレニアムを記念してのことに違いない。世界各国・各地で、いつも以上にシャンパーニュのコルクが飛ばされたのが目に浮かぶ。
フランスの前年比にマイナスが目立ち、プラスの年でもその数字が小さいのに対し、プラスの伸びが目立つのが、EU以外の海外。2005年の場合、輸入増加が目立った国は、日本、オーストラリア、中国、インドとアジア勢が多い。インドは売り上げが2倍だったそう。ちなみに、輸入量が最も多かったのは順に、イギリス、アメリカ、ドイツ。将来的には海外向けの出荷が国内向けを上回ると予測されているそうだ。
やはり、とにもかくにもシャンパーニュは別格、そう思っていて間違いないらしい。
※数字は「Office National Interproffesionnel des Vins」HP内の以下の統計を参考にしました
”Champagne. Bilan à mi-campagne 2005-2006 ”
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登録日:2006年 09月 07日 21:44:51
スペインの旅 *シェリーの故郷へ
【ヘレス/スペイン 31日 AFP】シェリー酒(sherry)は元来、スペインのヘレス(Jerez)一帯で醸造されたワインを指す。ルスタム朝(Rustamid)時代に町が「セレス(Xerex、ペルシア語ではShariz)」と呼ばれたことが酒と町の名の語源となっている。ルスタム朝の創始者Rustam Shirzaiがイランのワイン「シラーズ(Shiraz)」を思い、ワインの生産を願ったことにより生産が始められた。写真は8月31日、摘まれたブドウ。シェリー酒はアルコール分を高められた「強化ワイン」である。(c)AFP/JOSE LUIS ROCA
シェリーは世界三大酒精強化ワインのひとつで、私が好きなワインのひとつでもある。ティオ・ペペのおかげ(?)か、シェリーと聞くと辛口の白ワインを想像する人が多いかもしれない。が、実際は、そうした辛口はもちろん、熟成からくるやわらかい口当たりの辛口、琥珀色をした複雑な味わいのもの、デザートのように濃厚な甘口のものまで、実にバラエティに富んでいる。食前酒から食中酒、食後酒までオールマイティに楽しめるワインなのだ。
*美酒美食を求めてスペインへ
Frankfurt Hahnから、格安航空券(もろもろの税込で片道39Euro)で、シェリーの故郷・Jerez de la Fronteraへ。機内サービスはもちろん、座席指定もない飛行機から空港の滑走路へ降り立つと、頭上一面に広がる真っ青なアンダルシアの空。雲ひとつない、見渡す限りの青・青・青。毎晩毎晩、雨が降り続き、毛布がないと眠れないほどの晩夏が続くドイツとは正反対の“熱い”夏の香りがする。ふと見ると、滑走路脇にもソレラシステムが。俄然、キンと冷えたフィノが飲みたくなった。
今回はヘレスのほか、同じくシェリーの故郷・Sanlúcar de Barramedaへも足を延ばした。いずれの町でも、「石を投げればボデガにあたる」といってもいいほど、町中にボデガが点在していた。日本のコンビニのような勢い。フランス国内のワイン産地をいくつか旅したことがある。ワイナリーやシャトー、シャンパンハウスは、ブドウ畑や町の中にポツポツと点在しており、実際、私はバスやトラムを使ってそれらを回った。例えばボルドーの町中で、角を曲がるたびにワイナリーにぶつかったりはしないのだ。が、ヘレスやサンルーカルは違う。最初は「あ、ここにも!」とボデガを見かけるたびに感動していたものが、次第にそれが当たり前の風景になってしまう。
*ヘレス市内のボデガ
今回、実際にいくつかのボデガを見学し、興味深い話を聞かせていただいたのはもちろん、アンダルシアの太陽の下、光り輝くアルバリサの白色と収穫を待つパロミノの葉の緑色が延々と続く景色に感動したり、日本一シェリーに詳しい方から、前もってアドバイスをいただいていたおかげで、200年もののオロロソをテイスティングさせていただく幸運にも与った。
以下は以前、ベルリンの旅行博で、アンダルシア政府観光局の方からいただいたリーフレットに載っている、ヘレス市内のボデガ情報。
◆ALMOCADÉN
www.bodegasalmocaden.com
見学時間: 月~土曜
スペイン語または英語
テイスティング/ワインショップ/ブドウ畑
◆ÁLVARO DOMECQ
www.alvarodomecq.com
見学時間: 月~金曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語
テイスティング/ワインショップ
◆DIOS BACO
www.bodegadiosbaco.com
見学時間: 月~日曜
スペイン語または英語
ワインショップ
◆DOMECQ
www.domecq.es
見学時間: 月~土曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語
テイスティング/ワインショップ/ブドウ畑/博物館
◆EL MAESTRO SIERRA
www.maestrosierra.com
見学時間: 月~木曜
スペイン語
◆EMILIO LUSTAU
www.emilio-lustau.com
見学時間: 月~金曜
スペイン語または英語
テイスティング/ワインショップ
◆GARVEY
www.grupogarvey.com
見学時間: 月~金曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語
テイスティング/ワインショップ/ブドウ畑/博物館
◆REAL TESORO Y VALDESPINO
www.grupoestevez.es
見学時間: 月~金曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語
テイスティング/ワインショップ/ブドウ畑/博物館
◆REY FERNANDO DE CASTILLA
www.fernandodecastilla.com
見学時間: 火~金曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語・ノルウェー語
テイスティング/ワインショップ
◆SANDEMAN
www.sandeman.com
見学時間: 月~金曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語・オランダ語・イタリア語
テイスティング/ワインショップ/博物館
◆TÍO PEPE
www.gonzalezbyass.es
見学時間: 月~日曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語・オランダ語・イタリア語
テイスティング/ワインショップ/ブドウ畑
◆TRADICIÓN
www.bodegastradicion.com
見学時間: 月~金曜
スペイン語または英語
テイスティング/ワインショップ/博物館
◆WILLIAMS & HUMBERT
www.williams-humbert.com
見学時間: 月~金曜
スペイン語・英語・ドイツ語・フランス語
テイスティング/ワインショップ/ブドウ畑/博物館
*詳細や予約の要・不要は必ず、それぞれのボデガのホームページでご確認ください
*上記の内容に誤りがあったり、そのために損失が生じた場合、責任は負いかねますこと、ご了解ください
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登録日:2006年 09月 01日 23:07:14
- プロフィール
- 成田美友
- (女)
- ambrosia
- ドイツにある観光公社「Historic Highlights of Germany」でのフリー編集者生活を終え、ドイツから帰国。現在はフリージャーナリストとして活動中
*主な経歴:出版社で旅行ガイドブック、街情報誌の編集、サイト運営会社で食に関するウェブサイトの編集と編集者人生10年目
*ひとこと:土地の歴史や文化に深く根ざしたヨーロッパの食文化に魅かれ、学ぶ日々。米・Society of Wine Educators認定Wine Specialist/日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
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