2006年 12月 31日

もうすぐロシア正教のクリスマス

新年を目前に「マロースおじさん」がパレードに登場 - ベラルーシ

【ミンスク/ベラルーシ 31日 AFP】一般的な西方教会のクリスマスは終わってしまったが、ロシア正教のクリスマスは1月7日に迎えられる。
≫続きを読む…
(c)AFP/ALEXEI GROMOV

AFPBB News


 クリスマスといえば12月25日をイメージする人が多いと思うが、ロシア正教会のクリスマスは1月7日だ。サンタクロースの役割を果たすおじいさんもいる。マロースおじいさん(厳寒または極寒おじいさん)というおじいさん。東スラブ古来の信仰に由来し、もともとは、その名のとおり、長く厳しい冬の象徴だったとか、ロシア古来の伝説にある奇跡を起こすおじいさんだとか、起源には諸説あるようだ。

 以前、オランダのシンタクラースについて触れたときにも書いたが、マロースおじいさんもトナカイが引く“そり”にも乗っていないし、いわゆるサンタクロースの格好(白いファーがついた赤のとんがり帽子に、体にフィットした赤い衣装と黒いベルト、背中にはプレゼントがつまった大きな袋・・・など。これはコカ・コーラが広めたイメージというのは有名な話だ)もしていない。長い毛皮のコートに、同じく長く真っ白なひげをたくわえ、長い杖を手にしている。衣装は、上述の影響で最近では赤も増えているそうだが、本来は青や緑というのが定番だったらしい。また、女性のお供がいるのが特徴。この女性はマロースおじさんの孫娘・スニェグーロチカ(雪姫)。この2人が子供たちにプレゼントを配り歩くわけだが、ロシアでは、クリスマスのためのプレゼントというよりも、新年のためのプレゼントという意味合いが強く、ヨールカと呼ばれるクリスマスツリーの下におかれたプレゼントは、1月1日に開けられるそうだ。


*ロシア→シャンパーニュ→クリスタル

 ロシアのクリスマスについて調べている途中、「シャンパンが欠かせない」というのをよく目にした。私にとって、ロシアでシャンパーニュとくれば、次にくる単語は「クリスタル」だ。Crystal クリスタルはLouis Roederer ルイ・ロデレールのプレステージシャンパーニュで、ロシア皇帝・アレキサンドル2世が愛してやまなかったといわれる逸品。皇帝の命により、クリスタル製のボトルに詰められたところから、この名がついた。通常、光による劣化を防ぐために色付きのボトルに詰められるところを、他のシャンパーニュと間違えてしまわないようにと無色透明のクリスタルを使わせたとか。また、普通のボトルの底には澱が舞い上がるのを防ぐため、親指一本分ほどのくぼみがあるのだが、クリスタルのボトルにはない。これは、このくぼみに爆発物や毒物などを隠すのを防ぐためだったと言われている。現在はクリスタル製ではないものの、無色透明なボトルが使われ、底にはくぼみがないまま。劣化を防ぐため、オレンジ色のセロファンで包まれている。
 このクリスタルに合わせるものの代表として、よく挙げられるのがキャビアだ。が、個人的に、魚卵とワインを合わせることに抵抗があるので、いくら高級といってもキャビアも魚卵だしなぁ・・・と思ってしまう。これって単なる貧乏人のひがみだろうか(苦笑)。

コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2006年 12月 31日 23:59:59

カレンダー
< 2006年 12月 >





1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31





プロフィール
成田美友
(女)
ambrosia
ドイツにある観光公社「Historic Highlights of Germany」でのフリー編集者生活を終え、ドイツから帰国。現在はフリージャーナリストとして活動中
*主な経歴:出版社で旅行ガイドブック、街情報誌の編集、サイト運営会社で食に関するウェブサイトの編集と編集者人生10年目
*ひとこと:土地の歴史や文化に深く根ざしたヨーロッパの食文化に魅かれ、学ぶ日々。米・Society of Wine Educators認定Wine Specialist/日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
最近のトラックバック
検索