2007年 07月

聖マルコ教会とドゥカール宮殿

ベネチア運河にモノレール橋建設中

【7月31日 AFP】イタリア・ベネチアの運河カナル・グランデ(Canal Grande)に、スペインの建築家サンティアゴ・カラトラヴァ(Santiago Calatrava)が設計したモノレール橋を架ける工事が進められている。

 竣工すれば同運河に架かる4番目の橋となる。

 2009年に開業予定のモノレールは、鉄道駅とローマ広場(Piazzale Roma)にあるバスターミナルを結ぶ。(c)AFP

AFPBB News


 ベネツィアの観光名所の代表的なものといえば聖マルコ教会とドゥカール宮殿。この2つは並ぶようにして立っている。

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 聖マルコ教会は、東洋と西洋の建築・装飾様式が融合したバジリカ風の教会堂。ギリシャ十字(縦横の長さが等しい十字)型をしており、5つの巨大なドームをもつ。

 同地には、9世紀に聖マルコの遺体を安置するために最初の教会が建てられたが、これが976年に火事で焼失してしまう。その後建てられた教会は、ベネツィア共和国のパワーを誇示するための、より壮観な寺院(現在の教会)建設のために11世紀に取り壊された。

 ちなみに聖マルコの遺体は、上述の火事で失われたはずだったのだが、1094年に新しい教会が献堂された際、再び姿を現し、現在は祭壇の下に安置されている。

 内部は典型的なビザンチン様式。全体が鈍い輝きを放つ金色のモザイクで覆われている。

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 ドゥカール宮殿は、ベネツィア共和国時代の総督居館と政府裁判所がおかれていたところ。9世紀に造られたが、現在のものは1309~1422年の建物。

 白いイストリアの石で作られた開廊(片側に壁がない屋根付きの柱廊)と拱廊(=アーケード。アーチ状の側面が続く廊下。柱廊ともいう)の上に、ピンク色のベロネーゼ大理石を使った雷文模様(四角張った渦巻き模様が連続している模様)が宮殿の大部分に広がっている。これは伝統的な建築方式とは異なるもので、このベネツィアらしからぬ外観が特徴だそうだ。

 宮殿内にはベネツィア派の画家たちの大作と天井画がひしめいていた。特に印象的だったのは、ヨーロッパ一広い部屋とされるSala del Maggior Consiglio。正面に据えられたTintoretto作の「 天国」は世界一大きな油絵らしい。ベネツィアはこれだけ水に囲まれているのだから当然、湿気が多い。というわけでフレスコ画よりも油絵のほうが向いているのだそうだ。

 館内の見学コースには牢獄や拷問部屋も含まれている。カナル・グランデに面したところにあるパグリア橋からは、「ため息の橋」と名づけられた橋が見える(見学コースでもこの橋を渡る)。1600年に作られたもので、牢獄と宮殿を結んでいる。この橋を通って法廷へと連れて行かれる囚人たちのため息・・・それが名の由来になっている。

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登録日:2007年 07月 31日 23:59:59

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プロフィール
成田美友
(女)
ambrosia
ドイツにある観光公社「Historic Highlights of Germany」でのフリー編集者生活を終え、ドイツから帰国。現在はフリージャーナリストとして活動中
*主な経歴:出版社で旅行ガイドブック、街情報誌の編集、サイト運営会社で食に関するウェブサイトの編集と編集者人生10年目
*ひとこと:土地の歴史や文化に深く根ざしたヨーロッパの食文化に魅かれ、学ぶ日々。米・Society of Wine Educators認定Wine Specialist/日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
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