オランダにあるオランダ村「ザーンセ・スカンス」

2007年は「風車の年」 - オランダ

【スヒーダム/オランダ 26日 AFP】オランダでは2007年を国を象徴する「風車の年」と定めている。
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(c)AFP/MAARTJE BLIJDENSTEIN

AFPBB News


 チューリップ、ハイネケン、フェルメール、ゴーダチーズ、そして風車。数年前、初めてアムステルダムに出かける以前に、私がオランダに抱いていたイメージだ。残念ながら、現地に住んでいる妹からの情報と、私が現地で体験したことの数々は、正のイメージを、どちらかというと負の方向へ引張りがちである。・・・・・・。今回はそれはおいておこう。

 チューリップ、ハイネケン、フェルメール、ゴーダチーズについては、首都・アムステルダムにいながらにして味わうことができた。が、風車となると難しい。オランダだからといって、町中に風車がぽっと立っているわけではないのだ。風車で有名なのは、ユネスコの世界遺産にも登録されているキンデルダイク・エルスハウトの風車群なのだが、アムステルダムからはちょっと遠い。というわけで、もっと手軽に楽しめる「Zaanse Schans ザーンセ・スカンス」へ足を運んだ。中央駅から電車で20分ほど。駅から歩いていくと、ザーン川に向かって立ち並ぶ風車が見えてくる。


*オランダにあるオランダ村

 一歩、敷地内に足を踏み入れるとオランダの農村に迷い込んだかのような錯覚に襲われる。緑色の壁の家々が立ち並び、牧草地ではヒツジが草を食み、風車が川風を切る豪快な音が響き渡る。
 16世紀後半、アムステルダム市内で商工業が発達すると、乾いた平地である同地に多くの工業用風車が立てられた。その数は1000以上。ヨーロッパ初の一大工業地帯とも言われていたという。風車は木材の切り出しや穀物の脱穀に使われたほか、種子や木の実から各種のオイルを作ったり、塗料やかぎタバコ、マスタードなどをすりつぶすのにも使われた。
 1000以上作られた風車のうち、ザーン川沿いに残っているのは12のみで、ザーンセ・スカンスではそのうちの7つに出会える。マスタード製粉用のDe Huisman、木材切り出し用のDe Gekroonde Poelenburg、 塗料製粉用のDe Kat、オイル圧搾用のDe ZoekerとDe Bonte Henという5つの工業用風車と、やや小さめの製粉用De Windhondと牧草地からの排水用De Hadel。工業用風車のうち、De Huisman以外は実際に動いている風車の中を見学することができる。
 風車を目の前にすると、それまで抱いていた、どこかかわいらしいものというイメージは一掃された。風を受けて力強く回るその様はとても雄雄しかった。

 風車以外にも見どころは多い。立ち並ぶ家の中には、19世紀の商家を再現した屋敷があり、中を見学することができたり、チューリップ、風車に並んでオランダの象徴ともいえる木靴の工房やチーズ農場があったり、風車を川側から眺められるクルーズも運航されている。

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登録日:2007年 01月 27日 23:59:59

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プロフィール
成田美友
(女)
ambrosia
ドイツにある観光公社「Historic Highlights of Germany」でのフリー編集者生活を終え、ドイツから帰国。現在はフリージャーナリストとして活動中
*主な経歴:出版社で旅行ガイドブック、街情報誌の編集、サイト運営会社で食に関するウェブサイトの編集と編集者人生10年目
*ひとこと:土地の歴史や文化に深く根ざしたヨーロッパの食文化に魅かれ、学ぶ日々。米・Society of Wine Educators認定Wine Specialist/日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
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