ロマンチック街道随一の観光地「ノイシュヴァンシュタイン城」

「新世界の七不思議」発表間近、ノイシュヴァンシュタイン城は選出なるか?

【6月29日 AFP】最終投票を7月7日に控えた「新世界七不思議」を選ぶコンテストでは、21か所の歴史的建造物や遺跡リストの中から新世界七不思議が選ばれる。ドイツからはバイエルン(Bavaria)州シュヴァンガウ(Schwangau)近くのノイシュヴァンシュタイン城(Castle Neuschwanstein)が候補として上がっている。ノイシュヴァンシュタイン城は1886年、バイエルン王ルートヴィヒ2世(King Ludwig II)によって建造された。(c)AFP/JOHANNES SIMON

AFPBB News


 1869~86年にかけてバイエルン王ルードヴィヒ2世のために建てられたノイシュヴァンシュタイン城。日本人のドイツ観光においてなくてはならない存在といってもいい。
 以前、ロマンチック街道の一拠点であるAugsburgへ仕事で出かけた際、急に思い立って足を運んだことがある。
 突然思い立ったので、どうやって行けばよいのかわからず、駅のインフォメーションで訊いてみた。係員は「旅行代理店でツアーに申し込め」の一点張りで、個人で行くにはどうしたらいいかを知りたい私の質問には、なかなか答えてくれなかった。
 10分に渡る問答の末に分かったのは、何はなくとも、まずはFuessenへ行けということだけだった。そこからどう行くのかを訊いても「行けば分かる」という答えが返ってくるのみ。


*ツアーではなく個人で行く場合
 
 Augsburgから電車で約2時間、Fuessenに到着。
 車内でアメリカ人の一行とともにノイシュヴァンシュタイン城へ向かうと思しきツアーガイドの方が隣に座っていた。思い切って声をかけ、どうやって行くのかを訊いてみたところ、駅で言われた意味がわかった。
 Fuessenの駅前にはツーリストを待ち構える「Hohenschwangau(Castles)」行きのバスがいるのだ。これに乗って、同城のふもとにあるHohenschwangau村まで行けば、城への入場チケットを買うことができるということだった。
 確かに「行けば分かる」。

  FuessenからHohenschwangauまでは20分弱の道のり。チケットセンターでチケットを買った。チケットにはオーディオガイドツアーの順番を示す番号が記されており、その時間まで余裕があったので、歩いて城へ向かうことに。馬車やバスでも行くことができるが、約40分かけて、城を下から眺めながら進んだ。
 城の入口には日本の銀行の案内板のようなものがあり、そこに自分のチケットの番号が表示されたら、チケットを機械に通して入場することができるという仕組み。メルヘンチックな城の外観と相まって、ディズニーランドにいるような気分になった。
 
 ガイドブックには「予約しておかないと入れない」ともとれる表現で書いてあることが多いようだが、そんな必要はなかった。もちろん予約しておけば、チケット片手に入口で順番を待つという時間を過ごすこともないので、急ぎ旅の場合は予約しておいたほうがいいかもしれない。


*ルードヴィヒ2世との相性が肝心

 城内の感想を一言で言うと、残念ながら私好みではなかった。この城はルードヴィヒ2世の為政者としての理想と、敬愛するワーグナーの歌劇の世界をそのまま形にしたような城とも言えるもので、つまり、ルードヴィヒ2世のテイストが隅から隅まで行き届いている。要は、彼のテイストと私のそれとが相容れなかったということ。というわけで、どの部屋を見ても「立派だなぁ」とは思うものの、それ以上、心を動かされることはなかった。

 それでもガイドツアー後、城の全貌を見ることができる橋・Marienbrueckeへ進み、そこから全景を眺めた時には感動した。切り立つ山の中にぽっかりと浮かび上がった城が、背景に広がる湖と緑、オレンジ色の屋根屋根と相まって、それはそれは幻想的な眺めだった。

コメント[1], トラックバック[0]
登録日:2007年 06月 30日 20:58:14

コメント

来週から個人で初めてドイツ・ノイシュヴァンシュタイン城へ行く予定です。
ちょっと不安だったのですが、上のブログを読んでなんとなくイメージが出来て安心できました。
こういう書き方をして置いて頂けると読む方としては分かりやすくて助かります。
ありがとうございます。

名無し @ 2008年 07月 03日 19:10:05

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プロフィール
成田美友
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ドイツにある観光公社「Historic Highlights of Germany」でのフリー編集者生活を終え、ドイツから帰国。現在はフリージャーナリストとして活動中
*主な経歴:出版社で旅行ガイドブック、街情報誌の編集、サイト運営会社で食に関するウェブサイトの編集と編集者人生10年目
*ひとこと:土地の歴史や文化に深く根ざしたヨーロッパの食文化に魅かれ、学ぶ日々。米・Society of Wine Educators認定Wine Specialist/日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
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