“ビー玉” 侮るべからず
【クローリー/英国 15日 AFP】14日、毎年恒例のビー玉世界選手権(World Marble Championships)がクローリー(Crawley)で開催された。イギリスでは伝統的なゲームであり趣味として愛されるビー玉に魅了されて、ウェスト・サセックス(West Sussex)州のグレーハウンドパブ(Greyhound Pub)で開かれるこの一風変わった競技会には、毎年数百人の人々が集まる。写真は、競技に参加するドイツ人のGabi Muhlischさん。(c)AFP/CARL DE SOUZA
子供のころ“おはじき”で遊んだことは覚えているが、“ビー玉”で遊んだ記憶はない。ビー玉を持っていたにもかかわらず、だ。要は、どうやって遊んだらいいのかわからなかったということだと思う。今でもビー玉は持っているが、水生植物の鉢に入れたり、グラスに入れてみたりと、あくまでも装飾用として使っている。そのビー玉に世界選手権があったとは。しかも“毎年数百人の人々が集まる”とある。そこそこ人気があるといってもいいかもしれない。ちなみに今年はイギリスとドイツから22チームが参加し、ドイツのチームが優勝したそうだ。
ビー玉遊びの歴史は3000年以上に及ぶとも言われる。古代エジプトの墓の中から、ガラス製ではないものの、粘土で作られたビー玉(ビー玉の“ビー”はビードロ=ガラスの“ビー”。つまり、この場合ビー玉と呼んでいいのかどうか・・・。ちなみに英語でビー玉はMarble)が見つかったり、紀元前100年ごろの作られたと推測されるビー玉がメキシコやアメリカで見つかったりもしているそうだ。昔は粘土のほか、動物の骨や木の実、石などで作られていた。
*ビー玉で遊ぶ
前述のとおり、私はどうやってビー玉で遊んだらいいのかわからない。調べてみたところ、実にさまざまな遊び方があるようだが、簡単にいうと“おはじき”と同じ要領で、自分のビー玉を相手のビー玉にあてて取り合うパターンが多い。その際、円の外に出したり、穴の中に落としたりと、相手のビー玉の狙いうち方にいくつかのバリエーションがある。
基本は「Taw」(その名も“おはじき”)というゲームをベースにしているようだ。親指の背にのせたビー玉をはじき、直径3mほどの円の中にある相手のビー玉にあてて円の外に出すというもの。これにさまざまなルールを加えたものが多い。そのルールが複雑すぎて、説明を読んでも理解できないものもあった・・・。
グループ用のゲームで一番ポピュラーなのはRing Tawと呼ばれるものらしい。まず、地面に二重の円を描く。このとき、内側の円の直径は30cm、外側は2m程度になるようにする。内側の円の中におかれたビー玉を、外側の円の好きな場所においたビー玉で狙いあてるというもの。一度ビー玉にあてることができたら、そのプレーヤーは続けて狙うことができるが、最初と違い、自分のビー玉を好きなところに移動させることはできず、1回目の後に落ちた場所から狙うことになる。失敗すれば当然、相手側の番となるが、その際、あてることができなかった自分のビー玉が外側の円内にある場合は、そのビー玉はそのままそこに残しておかなくてはならず、相手側がそのビー玉を狙いあてることも可能になる。これがルールの概要。
いろいろなゲームのルールを読むうち、実際に遊んでみたいと思うものもいくつかあった。基本的な遊び方は「狙いうつ」という、いたってシンプルなものながら、複雑なルールを理解したり、運だけでゲームを進めるのではなく、技術や戦略を必要とするものが多かったり。ビー玉、なかなか侮れない。
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登録日:2006年 05月 03日 17:43:34
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- プロフィール
- 成田美友
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- ambrosia
- ドイツにある観光公社「Historic Highlights of Germany」でのフリー編集者生活を終え、ドイツから帰国。現在はフリージャーナリストとして活動中
*主な経歴:出版社で旅行ガイドブック、街情報誌の編集、サイト運営会社で食に関するウェブサイトの編集と編集者人生10年目
*ひとこと:土地の歴史や文化に深く根ざしたヨーロッパの食文化に魅かれ、学ぶ日々。米・Society of Wine Educators認定Wine Specialist/日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
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