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海外旅行観光客 *どこから来てどこへ行くのか*
【パリ/フランス 8日 AFP】観光省は7日、2006年にフランスを訪れた海外からの観光客が2005年から2.7%増え、7800万人に達したことを明らかにした。レオン・ベルトラン(Leon Bertrand)観光担当相によると、中国人観光客が60万人に「激増」した一方で、日本人観光客は年末には増えたものの合計数は激減した。写真は、エッフェル塔(Eiffel Tower)を背景に、晴天のパリを満喫する観光客たち。(c)AFP/MEHDI FEDOUACH
2005年の日本人海外旅行者数は約1740万人で、過去最高記録である2000年の約1782万人に次ぐ数字だそうだ。2003年の数字(約1330万人)でみると、日本からの海外への旅行客は世界で15番目という多さ。なるほど、どこに行っても日本人と会うわけだ。ちなみにトップ10は以下のとおり。
1位 ドイツ(約7460万人) 2位 イギリス(約6142万人) 3位 アメリカ(約5618万人) 4位 ポーランド(約3873万人 5位 チェコ(約3607万人) 6位 マレーシア(約3220万人) 7位 イタリア(約2882万人) 8位 ロシア(約2047万人) 9位 中国(約2022万人) 10位 カナダ(約1774万人)
見てのとおり、中国がアジアのトップ。なるほど。確かにアジア人といえば、最近は日本人よりも中国人観光客の多さを身をもって実感する。某国では、道を歩けば「ニーハオ ニーハオ」と陽気(?)に声をかけてくる地元人の多さに辟易してしまったことも。彼らにとってはアジア人=中国人という図式ができあがっているのかもしれない。
ドイツが1位というのは知らなかった。確かドイツはEU内でも海外からの観光客数が少ない国のはず。それに比べて海外へ出かける人が他国に比べて圧倒的に多いのは、労働者は最低4週間の有給休暇をとるべしという、日本人には夢のような連邦休暇法のなせる業かもしれない。ドイツ人は日本人のように臆することなく、有給休暇は完全消化するのが基本。そうして得た自由な時間を海外で過ごす人が多いのだ。本当にうらやましい限りである。
記事には「世界の観光客に最も人気の国」と題してフランスが挙げられているが、日本人の場合はどうかというと、2004年の場合、アメリカ、中国、韓国、タイ、香港の順になっている。日本人はドイツ人のように長い休暇をとるのが難しい。有給休暇ととること自体に罪悪感を覚えてしまうような風潮もまだまだある。というわけで、必然的に地理的に近い国が多くなってしまうのだと思う。もちろんヨーロッパに足を運ぶ日本人も多いが、そうした観光客は他国からの観光客と比べると、どう見てもセカセカとして落ち着かない。そんな姿を見て欧米人は笑う。
「“休暇”で来てるのに、日本人はぜんぜん休まないね
見てても疲れるくらい忙しそうだ」
おっしゃるとおり。現地に夕方到着後、バスでホテルへ直行。翌朝からは早朝から夕刻までバス移動と駆け足での町散策、日本人慣れしたレストランでの食事を4日ほど繰り返した後、帰国。そんな日本人観光客はまだまだ多い。仕方ないだろう。休暇とはいえ、実際、時間がないんだから・・・。実際、平均滞在日数は5日以内というのが約6割を占めるそうだ。ドイツ人からしたら“Unglaublich!(信じられない!)”短さだろうな。
※数字は国土交通省HP内の『平成18年版 観光白書』を参考にしました
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登録日:2007年 02月 27日 00:45:40
ビール *どこから来てどこへ行くのか*
【ドイツ 30日 AFP】2006年のドイツのビールの売上が前年より1.4パーセントの上昇を記録したことが29日、明らかになった。
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(c)AFP/JOE KLAMAR
FIFAワールドカップド2006、ドイツ大会は確かに盛り上がった。開会直前まで冬のような寒さが続いていたにも関わらず、開会式と同時に一気に夏本番に。焼け付くような太陽と世界各国から集まったサポーターたちの熱気でオーバーヒート気味だったともいえる。各地でワールドカップと平行してビール祭りやワイン祭りが開かれ、連日連夜、飲めや歌えやの大騒ぎだった。記事中には2006年の売上げが1.4%伸びたとあるが、消費量はというと、国民1人あたり前年比2%増の117.8リットルだったとか。消費量が伸びたのは6年ぶりのことらしい。
*世界各国のビール消費量
2006年のデータを見つけることができなかったので、2005年のデータを見てみることに。
◆国別ビール総消費量(単位:万キロリットル)
1位 中国(3,049.0) 2位 アメリカ(2,388.1) 3位 ドイツ(949.9) 4位 ブラジル(900.0) 5位 ロシア(898.2) 6位 日本(634.3) 7位 イギリス(575.7) 8位 メキシコ(574.0) 9位 スペイン(346.8) 10位(ポーランド)
ちなみに2005年の世界全体の総消費量は15596.8万kl(推定値)で、前年比+2.8%なのだが、上位10位の中で前年比がプラスなのはロシア(7.6%)、ブラジル(6.5%)、中国の(5.2%)など6か国、逆に前年比マイナスなのが日本(-3.1%)、イギリス(-2.7%)、ドイツ(-0.7%)、アメリカ(-0.4%)となっている。
パッと見た感じでいうと、ドイツ、イギリスのようにビール生産国として有名な国というよりも、暑い国または人口が多い国が目立つ気がする。喉の渇きを潤すものとしてのビール、または、日本のように“とりあえずビール”ということで消費量が増えているといったところかもしれない。
◆国別国民一人当たりの消費量(単位:リットル)
1位 チェコ(155.9) 2位 アイルランド(122.0) 3位 ドイツ(115.2) 4位 オーストリア(109.0 5位 オーストラリア(107.7) 6位 イギリス(95.6) 7位 エストニア(93.8) 8位 ベルギー(91.0) 9位 デンマーク(87.5) 10位 スロベニア、スペイン(86.0)
こちらでランクインしている国の顔ぶれは想像どおり、昔からビール文化が根づいている国が多い。大瓶(633ml)に換算すると、1位のチェコは1人あたり1年に246.3本飲んでいることになるそうだ。それでも前年比がプラスになっているのはエストニア(18.6%)、スペイン(2.4%)、オーストリア(0.6%)のみ。日本で最近感じることなのだが、こうした国々でも若者のビール離れなるものが進んでいるのかもしれない。ちなみに日本は38位で49.6リットル、大瓶で78.4本。思っていたより“かなり”少ない。・・・・・・。私は、この値を上げるのに並々ならぬ貢献をしていることがわかった。
※数字は「KIRIN」HP内の以下の統計を参考にしました
『2005年 国別ビール消費量』
『2005年 国別一人当たりビール消費量』
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登録日:2007年 01月 31日 23:59:59
シャンパーニュ *どこから来てどこへ行くのか*
【ランス/フランス 6日 AFP】東部シャンパーニュ(Champagne)地方で6日、ブドウの収穫が開始された。今年もすでにいくつかのブドウ園で収穫が始まる中、ワイン業界の関係者は、8月の降雨量が大きければ大きいほど、ブドウの収穫量は増加すると期待している。フランスのワイン産業は世界最大のワイン輸出国の地位を保っているが、国内消費の減少と新興生産国の台頭により、大きな痛手を受けている。写真は同日、シャンパーニュ地方Montgenostブドウ園で、シャルドネ種のブドウを収穫する作業者たち。(c)AFP/FRANCOIS NASCIMBENI
シャンパーニュ。ワインの中で私が最も愛してやまないワイン。ランスの町を歩いたときには、それだけで心が躍り、シャンパンハウス近くではシャンパーニュの香りに鼻腔をくすぐられたのを覚えている。
記事中にあるとおり、近頃のフランスワイン業界は、ニューワールドと呼ばれる、南米やオーストラリアなどの新興生産国による痛手が大きいというのは有名な話だ。それでもシャンパーニュは別格だろう、私はずっとそう思ってきた。シャンパーニュと同じ製法で作られるスパークリングワインは数多あれども、それらがシャンパーニュと名乗ることは許されない。シャンパーニュはシャンパーニュ地方で作られるものなのだ。もちろん、シャンパーニュもスパークリングワインに違いはない。が、そう簡単にカテゴライズできない、もしくは“させない”、威厳やプライドを感じさせる。それがシャンパーニュだと思う。そうした独特の世界観をもつ無類のワインのため、フランスのワイン不況もシャンパーニュには無縁のもの、そう思っていたのだ。
さて実際はどうなんだろう。ということで調べてみることにした。
*まずブドウはどうだろう
シャンパーニュでは、ブドウの種類はもちろん、栽培(剪定等)・収穫・醸造・熟成などの方法や期間などがこと細かく規定されている。ブドウの収穫量についても同様で、毎年、制限が設けられる。昨年・2005年の場合、1ヘクタール当たりの収穫量は1万3000kg(そのうち1500kgは品質保持のための備蓄分=収穫量の少ない年のための保険のようなもの)と決められた。ちなみに収穫最終日も設けられるのだが、2005年は10月20日だった。
1999年からの7年間で最悪の年となったのが、ヨーロッパを猛暑が襲った2003年。この年は年明けから天候不順が続いていたそうで、収穫量は1ヘクタールあたり8250kgにしかならなかったという。今夏も、当初は2003年の悪夢再来かと騒がれていたが、ワールドカップが終わったあたりから“夏将軍”も収束傾向。とはいえ、アルザスでは、その暑さのせいで、史上初のブドウ収量ゼロの可能性もあるというニュースも耳にした。シャンパーニュは大丈夫だろうか。
逆に当たり年となったのが2004年・2005年。特に2004年は、収穫可能なブドウの量は1ヘクタールあたり平均で1万8000kgとなり、最悪だった前年・2003年と比べると、その量は約3倍にもなった。
*シャンパーニュの実情
2005年のシャンパーニュの総販売本数は3億740万本。その出荷先の内訳は、フランス国内が1億781万本と6割弱を占め、EU圏内が8070万本、その他海外が4860万本。総販売本数は2000年をのぞいて、1998年からの8年間、前年比プラスの伸びを示している。2000年はマイナスとなっているが、その前年1999年が前年比プラス11.8%となった反動だろう。1999年にそれだけ増えたというのは、ミレニアムを記念してのことに違いない。世界各国・各地で、いつも以上にシャンパーニュのコルクが飛ばされたのが目に浮かぶ。
フランスの前年比にマイナスが目立ち、プラスの年でもその数字が小さいのに対し、プラスの伸びが目立つのが、EU以外の海外。2005年の場合、輸入増加が目立った国は、日本、オーストラリア、中国、インドとアジア勢が多い。インドは売り上げが2倍だったそう。ちなみに、輸入量が最も多かったのは順に、イギリス、アメリカ、ドイツ。将来的には海外向けの出荷が国内向けを上回ると予測されているそうだ。
やはり、とにもかくにもシャンパーニュは別格、そう思っていて間違いないらしい。
※数字は「Office National Interproffesionnel des Vins」HP内の以下の統計を参考にしました
”Champagne. Bilan à mi-campagne 2005-2006 ”
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登録日:2006年 09月 07日 21:44:51
“夏将軍” *どこから来てどこへ行くのか*
【ベルリン/ドイツ 19日 AFP】気象予報によると、ドイツの20日の気温は、38度まで上昇して今年一番の暑さとなり、7月は全般的に、今世紀で最も気温の高い月になるという。写真はベルリン(Berlin)で19日、帽子一杯の水をかぶって涼むマーロン(Marlon)君(8)。(c)AFP/JOHANNES EISELE
80歳を超える私の大家さん曰く、「今年の冬は人生で最高に寒くて長い冬だったけど、今年の夏も人生で最高に暑くて長い夏になりそうだわ」。とはいえ、東京暮らしの長かった私にしてみれば、ドイツ南部の私の住んでいるあたりの夏は、どちらかといえば過ごしやすい。確かに暑い。それは間違いないが、湿度が低いので不快感は高くないし、木陰など日陰部分では心地よい風が感じられる。
とはいえ、日本ほどエアコン(冷房)が普及していないヨーロッパ。暖房は徹底して完備されているにもかかわらず、私の周りで、自宅にエアコンを備えている家はない。もちろん、これまでは必要なかったからだろう。そんな人たちにしてみれば、この暑さは十分脅威に違いない。東京の夏も年々“ひどく”なっているように思う。この地球温暖化、いったいどれくらい進んでしまっているのだろう。
*世界の平均気温の変化
日本の気象庁のホームページによると、昨年・2005年の世界の年平均気温の平年との差はプラス0.32℃。この数字は、1891年の統計開始以降、2番目の高さだという。ちなみに1番目は1998年でプラス0.37℃、ヨーロッパの猛暑が騒がれた2003年は、2002年と並んで3番目(プラス0.31℃)だ。長期的観測では、年平均気温は100年で0.66℃の割合で上昇しているそうだ。
1979年までの約90年間は毎年、マイナスだった平年差が、1980年に入るとプラスに転じ、徐々にその高さが目立ち始めるようになる。また、北半球・南半球ともに同様の推移が見られるものの、北半球のそれは圧倒的に南半球よりも高い。例えば2005年の場合、北半球はプラス0.47℃、南半球はプラス0.16℃。
ちなみに日本の昨年の平年差はプラス0.18℃だったそうだ。世界の平均より遅れること10年、1990年に入ってから平均気温の高さが目立つようになる。平年差が1番大きかったのは1990年でプラス1.04℃、順に2004年のプラス0.99℃、1998年のプラス0.98℃、1994年のプラス0.82℃、1999年のプラス0.76℃。長期的観測では、年平均気温は100年で1.06℃の割合で上昇しているそうだ。
世界に比べると日本の平年差は低いものの、長期的に見た場合、上昇している程度が高いのが気になる。環境に配慮しないままに突っ走った高度経済成長時代のツケということか。そういえば、経済成長著しい今の中国も、同じような環境問題を抱えていると聞いたこともある。
*2003年の“夏将軍”再び?
ナポレオンも凍えたモスクワの冬将軍は有名だが、ヨーロッパでは今や、“夏将軍”のほうが恐れられているかもしれない。多くの農作物が被害にあっただけでなく、暑さによる死者をも出すに至った2003年の猛暑。2003年8月10日にはロンドンで37.9℃、12日にはパリで40℃を記録したという。ちなみにロンドンの8月の平年最高気温平均は21℃、パリは24℃で、それぞれ1.8倍、1.6倍の暑さということになる。ヨーロッパ全体でも、8月上旬(1~12日)の平均気温は平年より軒並み高くなった。ドイツでは、南部のシュトゥットガルトで8月9日に最高気温38.1℃を記録、同市の平均気温は平年より9℃高い28℃となった。
今日のドイツも全国的に快晴だ。最高気温はベルリンの37℃を筆頭に、各地で33~36℃。引用した記事中には、「7月は全般的に、今世紀で最も気温の高い月になる」とある。このまま8月に入ったらどうなってしまうんだろう。2003年の夏将軍を超える酷暑に襲われるんだろうか。このままいけば、いずれヨーロッパでもエアコンは必需品という時代がくるかもしれない。
※数字は気象庁のHPから気象統計情報を参考にしました
『世界の気温と降水量の長期変化傾向』
『日本の気温と降水量の長期変化傾向』
報道参考資料 『ヨーロッパの8月上旬の異常高温について』
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登録日:2006年 07月 20日 17:43:00
タバコ *どこから来てどこへ行くのか*
【ローマ/イタリア 30日 AFP】欧州では喫煙者への厳しい規制を課す国が増加している。イタリアもこれに追随し、2005年1月10日、バーやレストラン、ディスコや職場など公共の場での喫煙を禁じる法律を施行している。写真は27日、ローマ中心部のバーに掲げられた禁煙サイン。(c)AFP/GIULIO NAPOLITANO
イタリア同様、ノルウェーやスコットランドなどでも公共の場での喫煙は禁じられている。現在、こうした分煙または嫌煙の動きはアメリカや日本で話題に上ることが多いが、ヨーロッパ各国でも徐々に拡大しつつあるように感じる。
*世界の喫煙率
EU加盟国(元データに含まれていないポルトガルを除く)の成人喫煙率(2002年)を見ると、男性の喫煙率が高いのは、順にスロバキア55.1%、リトアニア51%、ラトビア49%、ギリシャ47%、エストニア/ハンガリー/ポーランド44%、スペイン42.1%、ドイツ39%、フランス38.6%、キプロス38.5%、オランダ37%、チェコ36%、イタリア32.4%、デンマーク/アイルランド32%、オーストリア/ベルギー/スロベニア30%、フィンランド/イギリス27%、スウェーデン19%。
女性の喫煙率が高いのは、順にドイツ/アイルランド31%、フランス30.3%、スロバキア30%、デンマーク/ギリシャ/オランダ29%、ハンガリー27%、ベルギー/イギリス26%、ポーランド25%、スペイン24.7%、チェコ22%、スロベニア20.3%、エストニア/フィンランド20%、オーストリア/スウェーデン19%、イタリア17.3%、リトアニア16%、ラトビア13%、キプロス7.6%。
これを世界全体で見ると、男性の喫煙率がもっとも高いのはモンゴルで67.8%、ついで中国66.9%、韓国65.1%、ロシア63.2%、トンガ62.4%、トルコ60~65%。女性のそれはアルゼンチンの34%を筆頭に、ノルウェー32%、ドイツ/アイルランド31%、フランス30.3%、スロバキア30%となる。ちなみに日本は、男性の喫煙率が52.8%と高く、女性の喫煙率は13.4%と低めだった。
嫌煙家の私はドイツに来た当初、街中の“歩きタバコ率”の高さ、駅やレストランなどの喫煙率の高さに閉口した。また女性の喫煙風景に遭遇する回数も日本に比べて多いと漠然と感じていたのだが、実際の数字をみても女性の喫煙率はEU内でトップということがわかり、大きくうなずいた。もちろん、日本でも若い女性がタバコを吸っている姿は頻繁に目にするが、彼女たちの喫煙は、ファッションの一環になっている部分が大きいと思う。日本に限らず、当初タバコを吸い始めるきっかけは、「大人っぽく見られたい」「かっこよく見られたい」といった動機から始まることが多いのではないだろうか。それがいつの間にか習慣化してしまい、なかなか止められなくなるパターンだ。しかし日本の女性は、妊娠・出産を機に喫煙を止める向きが多い。胎児や乳幼児に与える影響を考えたら、母親としては当然のことであると同時に、彼女たちにとっての喫煙は単なるファッションのひとつであるため、それを止めることもさほど苦痛ではないということなのかもしれない。しかしドイツでは、乳幼児を連れている母親の喫煙風景に遭遇することも多い。時には妊婦がタバコを吸っている場面も見かける。他人事ながら子供の健康状態が心配になってしまう。
*フランス料理「5つの“C”」
男女とも、ドイツとほぼ同じ数字となっているフランス。イタリアに上記の喫煙に関する法律が施行された際、この法律についてどう思うかをヨーロッパ各国の街頭でインタビューするというテレビ番組を見た。パリにあるカフェの店主と客のインタビューで、二人とも「タバコが吸えないカフェなんてカフェじゃないね」と言っていたのが印象深かった。フランス人の友達の話や実際にフランスを旅した経験から察するに、フランス人にとってタバコとコーヒーは“ふたつでひとつ”なのかもしれない。
フランスには、食後を楽しむ「5つの“C”」があると聞いたことがある。「Cafe(コーヒー)」「Chocolat(チョコレート)」「Cognac(コニャック)」「Cigar(シガー)」そして「Conversaccion(会話)」。このすべてがひとつのテーブル上で出会ったときにこそ、それぞれの魅力を最大限に楽しめるということらしい。なんとも優雅な食後のひとときだ。私も「Cigar」以外は大いに賛成。この「Cigar」の“C”を何とか他の“C”に置き換えることはできないものか・・・。
※数字はHP「健康ネット(厚生労働省)」の以下の統計を参考にしました
『各国成人喫煙率』 WHO:Tobacco Atlas (2002)
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登録日:2006年 04月 10日 16:46:28
チーズ *どこから来てどこへ行くのか*
【チェスター/英国 15日 AFP】チェスター・フード・アンド・ドリンク・フェスティバル(Chester Food and Drink Festival)の開会を飾るチーズ転がし大会が15日に行われた。写真は5年目を迎える大会でチーズ転がしに興じる、チーズ名産地のスティルトンやランカシャーやチェシャーの代表たち。チーズ転がしは200年以上の伝統を誇る行事。(c)AFP/Paul Ellis
チーズを転がすレースといえば、イギリスはGloucester グロースターのCheese Rolling Festivalが有名だ。「Double Gloucester ダブル・グロースター」というハードタイプチーズの産地で、直径30cm、重さ約3kgもあるそのチーズをCooper’s Hillという丘の頂上から転がし、人々がそれを追いかけて急な斜面を駆け降りるというもの。多くの参加者はチーズに追いつくことができず、あきらめて歩いて下ってきたり、勢い余って丘を転げ落ちてしまったり。時には見物客のほうにチーズが転がってしまい、それをよけようとして丘の下に落ちてしまう人もいるなど、毎年けが人が出ることでも有名だとか。勝者には、ともに丘を駆け抜けた(?)チーズが贈られる。このレースは数百年以上前から続くといわれており、起源には、夏を祝う宗教的イベントだった、または牛の放牧権をめぐってチーズを転がして勝負をつけたことに由来するなど諸説あるようだ。
*世界のチーズの実情
国連のFAO(Food and Agricultural Organization)の数字を参考にしようとウェブサイトを見てみたところ、まず、ひと口に“チーズ”といっても、牛乳(さらに脱脂乳か否かに分けられる)・羊乳・山羊乳・水牛乳、いずれを原料にしたものなのかというように細かく分かれていた。日本では山羊乳のものはシェーブル(フランス語で“山羊”)タイプとして知られるが、独特の香りと酸味が苦手という人も多く、あまりメジャーではないかもしれない。水牛乳製はイタリアの「Mozzarella di Bufala Campana モッツァレラ・ディ・バファラ・カンパーナ(“Bufala”は“水牛”の意)」が有名。意外と知られていないのは羊乳でできたチーズが多く、その中には日本でもメジャーなものも含まれていることだ。例えば世界三大青カビチーズのひとつといわれるフランスの「Roquefort ロックフォール」や、イタリアのハードタイプチーズ「Pecorino Romano ペコリーノ・ロマーノ」、スペインのセミハードタイプチーズ「Queso Manchego ケソ・マンチェゴ」も羊乳製。とはいえ、量・知名度ともに突出しているのは牛乳製チーズだろう。ということで、今回は牛乳製(脱脂乳製は含まず)チーズと羊製チーズを見てみることにした。 いずれも金額による順位で2003年の数字。
*牛乳製チーズ
輸入額: 1位 ドイツ 2位 イギリス 3位 イタリア 4位 ベルギー 5位 フランス
輸出額: 1位 フランス 2位 ドイツ 3位 オランダ 4位 イタリア 5位 デンマーク
*羊製チーズ
輸入額: 1位 アメリカ 2位 ドイツ 3位 オマーン 4位 イタリア 5位 イギリス
輸出額: 1位 イタリア 2位 フランス 3位 ギリシャ 4位 キプロス 5位 ルクセンブルク
日本は、牛乳製チーズの輸入額で7位に入っている。牛乳製チーズの順位はほぼ思ったとおり。羊製チーズで意外だったのは輸出額にキプロス、ルクセンブルクという日本ではなかなかそのチーズにお目にかかれないような国の名が入っていたこと。
*日本で“チーズ”といえば・・・
その昔、日本でチーズといえばプロセスチーズが主流だった。プロセスチーズはハードタイプやセミハードタイプのナチュラルチーズを原料に、それらを加熱して溶かし、混ぜ合わせて作られる。加熱によってカビや酵素などが死んでしまうため、ナチュラルチーズのように熟成することはないが長期保存が可能になるなどのメリットがある。
今から25年ほど前は、ナチュラルチーズは基本的にプロセスチーズの原料用として輸入されていた。オランダのハードタイプチーズ「Gouda ゴーダ」などが多かったに違いない。だが現在では、プロセスチーズの原料用として輸入されている量よりも、直接消費用として輸入されている量のほうが多くなっている。2005年度のナチュラルチーズ全体の輸入量は208,317t、そのうちプロセスチーズ原料用は69,686t、直接消費用は138,631t。直接消費用に関しては、その輸入量は25年前の約7倍になっている。
小さいころ給食などで食べたプロセスチーズ独特の歯ごたえや香りが忘れられず、今もチーズが嫌い・苦手という人が結構いる。とはいえ、そういう人に限って、ナチュラルチーズを試すや否や、チーズ好きに変身したりもする。私はチーズが大好きだ。嫌いなチーズはないといってもいい。が、昔はウォッシュタイプのチーズが苦手だった。香りはもちろん、見た目もオレンジ色+なんだかネバネバしており、とにかく強烈すぎた。とはいえ、一度はまってしまうと抜けられないのがウォッシュタイプ(だと私は思っている)。昔、通っていたチーズの学校で、ウォッシュタイプの香りは「神様の御御足(おみあし)の裏の香り」と称されると聞いた。今ではすっかり、その香り・味わいの虜である。チーズが苦手な人にウォッシュタイプを最初に勧めるのは勇気がいるが、ショック療法と思えば案外、効果的かもしれない。
※数字は、以下の統計を参考にしました
“KEY STATISTICS OF FOODS AND AGRICULTURE EXTERNAL TRADE” Food and Agricultural Organization of The United Nations
『畜産 国内編2005年度/畜産物の需給動向』 独立行政法人 農畜産業振興機構
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登録日:2006年 03月 27日 17:16:43
ワイン *どこから来てどこへ行くのか*
【サン・ジャン・ド・ベダ/フランス 9日 AFP】6日、フランスのワイン生産者たちが抗議運動を行い、サン・ジャン・ド・ベダ(Saint-Jean-de-Vedas)の高速道路上にスペインワインを放出した。
≫続きを読む…
(c)AFP/DOMINIQUE FAGET
ワインについて学んだことがある人なら一度は、世界主要国におけるブドウ栽培面積、ワイン総生産量について、その1~5位くらいまでを覚えたことがあるに違いない。激しい順位の変動はなかなかないものの、年によって生産量の1位と2位が入れ替わったりと、微妙な変化が見られる。私が学校に通っていたときは、
ブドウ栽培面積:1位スペイン 2位 フランス 3位 イタリア 4位 トルコ 5位 アメリカ
ワイン総生産量:1位 フランス 2位 イタリア 3位 スペイン 4位 アメリカ 5位 アルゼンチン
だった。確か2000年の数字だったと思う。これが現在はどうなっているのかが気になり、フランスのONIVINS(Office National Interproffesionnel des Vins)のウェブサイトで統計資料を閲覧してみた。
*世界のワインの実情
そこには1996~2001年までの数字が出ており、最新の2001年で、世界全体におけるブドウ栽培面積は7,893,000ha、ワイン総生産量は264,730,000hl、ワイン消費量は227,703,000hl。それぞれの順位は以下のとおりだった。
◆ブドウ栽培面積(単位:1000ha)
1位 スペイン(1,235) 2位 フランス(914) 3位 イタリア(908) 4位 トルコ(564) 5位 アメリカ(415)
◆ワイン総生産量(単位:1000hl)
1位 フランス(53,389) 2位 イタリア(50,093) 3位 スペイン(30,500) 4位 アメリカ(19,200) 5位 アルゼンチン(15,835)
◆ワイン消費量(単位:1000hl)
1位 フランス(33,916) 2位 イタリア(30,500) 3位 アメリカ(21,250) 4位 ドイツ(20,150) 5位 スペイン(13,827)
◆国民1人あたりのワイン消費量(単位:1000hl)
1位 ルクセンブルク(58.60) 2位 フランス(57.05) 3位 イタリア(53.04) 4位 ポルトガル(46.82) 5位 スイス(42.91)
ちなみに日本は、栽培面積について数字は載っておらず、総生産量は1,100,000hl、消費量は2,783,000hlで15位、1人当たりの消費量では2190hlで26位だった。
*個人的考察
やはり、私が覚えていた順位と比べて大きな変化は見られなかった(というか変わっていない)が、統計資料を見ていて気がついたことがいくつかある。まず1996年から2001年までの5年間で、ブドウの栽培面積がヨーロッパで94%と減少しているのに対し、それ以外のすべての地域では増加している。特にオセアニアでは183%と2倍近い数字になっていた。国別でみると、1位のスペインはかろうじて増えているものの、2位のフランス、3位のイタリアともわずかだが減っている。そんな中、著しく増加しているのが中国。5年間で216%と2倍以上増加しているのだ。栽培面積の数字はそのままワイン総生産量の数字にも反映し、やはりヨーロッパでは90%と減少、アジアでは267%と3倍近くになっている(アジア地域については中国の栽培地域について改定が加えられたとの注釈あり)。生産量としては決して多くはないものの、この5年間で日本も163%と増加している。消費量をみても、ヨーロッパではドイツ、イギリス、スイス、ギリシャなどでは増加しているものの、生産量で上位5位にランクインしているフランス、イタリア、スペインでは減少していた。
各国の詳細な数字については出ていないものの、2002年のブドウ栽培面積、ワイン総生産量・消費量についてのデータもあった。そこに名を連ねているフランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、ドイツの6カ国の中で、2001年と比べて増加が見られるのは、栽培面積ではドイツ、生産量ではスペインとドイツ、消費量ではフランス、スペイン、ポルトガル、ギリシャ。生産量が減って消費量が増えているということは、輸入ワインの消費量が増えているということになるのだろう。国内のワイン製造者が伝統を守りながら作り続けてきたヨーロッパのワインが、安く輸入された(といっても必ずしも品質が劣るというわけではない。念のため。)ニューワールド(ワインでいう“ニューワールド”とは、アメリカやチリ、アルゼンチンなどのアメリカ大陸や、オーストラリア、ニュージーランドなどのオセアニアといった比較的新しいワイン産地を指す)のワインに圧されつつあるということか。
とはいえ、現在も世界のブドウ栽培面積の約50%はヨーロッパにあり、世界のワイン総生産量の約70%はヨーロッパ内というのも事実であり、新旧交代の心配はまだまだないともいえる。消費者としては、従来ワインを造ってきたオールドワールドと、そうしたニューワールドがそれぞれ切磋琢磨して、品質の高いワインをよりリーズナブルに楽しめるようになればありがたい。
※数字はHP「Office National Interproffesionnel des Vins」の以下の統計を参考にしました
”SUPERFICIE DU VIGNOBLE EN EUROPE ET DANS LE MONDE”
“PRODUCTION DE VIN EN EUROPE ET DANS LE MONDE”
“CONSOMMATION DE VINS GLOBALE ET PAR HABITANT”
“La viticulture française dans l'agriculture nationale”
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登録日:2006年 03月 20日 18:22:57
チョコレート *どこから来てどこへ行くのか?*
【ソウル/韓国 6日 AFP】ガーナから初めて直輸入する詰め合わせチョコレート「Golden Tree」の発売会が6日、ソウルであった。写真は6日、同発売会でGolden Treeを披露する、ボディペイントで装ったロシア人モデル。(c)AFP/JUNG YEON-JE
ガーナはコートジボアールに続き、世界第2位のカカオ輸出量を誇る国だ。簡単にいうと、このカカオに砂糖、牛乳、ココアバターなどを合わせて作られるのがチョコレート。主要な国々の中で、このチョコレートの国内生産量が一番多いのはアメリカで、ドイツ、イギリスと続く。この順位は国内消費量をみても変わらない。国内消費量では、日本も6位につけている。国民1人当たりの消費量に換算しなおすと、1位はスイス、2位がドイツ、3位がベルギーとなる。ちなみに、日本の国民1人あたりの消費量は、1~3位の国々の約10分の1にすぎない。
*ガーナのチョコレート
以前、アフリカや中南米などでカカオの栽培に携わっている人たちは、カカオが何になるのか、またチョコレートそのものを知らない人も多いという記事を目にしたことがある。かなり前の記憶なので、今は改善されつつあるのかもしれないが、それでもこうした国の人々にとって、チョコレートは未だに高級嗜好品なのではないだろうか。
そんな中、今回の写真は、韓国に初めてガーナ産チョコレートが輸入されたという記事のもの。主要国の中でチョコレートの輸出量が多いのはドイツ、続いてフランス、オランダとなる。ガーナのチョコレート輸出量は、具体的な数字がわからなかったが、世界的にみれば微々たるもののようだ。GOLDEN TREE社のウェブサイトによると、同社は2003年2月14日(おりしもバレンタインデー。意図的なものかもしれない)にガーナの証券取引所に上場された新しい会社だ。ウェブサイトにもダミーの文章が残っていたりと、その“若さ”が垣間見えるが、これからの成長が期待される。
*イギリスとスイスとチョコレート
主要国の中で、チョコレートの国内生産3位、輸入量4位、輸出量6位、国内消費3位、国民1人あたりの消費量5位のイギリス、また、それぞれ11位、13位、8位、12位、1位のスイス。この2つの国はチョコレートの歴史を語る上ではずせない国である。
チョコレートの主原料であるカカオは、紀元前にはすでに南米で栽培されていたといい、もともとはカカオをすりつぶしたものに、各種のスパイスや薬草とともに湯水で溶かして飲まれていたという。さぞかし苦かったに違いない・・・。実際、嗜好品というよりも薬や強壮剤として飲まれていたそうだ。これに、南米大陸に進出したスペイン人が砂糖などを加え、甘い飲み物(現在でいうココアやホットチョコレートの類か)となった。そう、もともとチョコレートは食べる物ではなく飲む物だったのだ。
チョコレートを固形化することに成功し、“飲む”から“食べる”へと発展させたのがイギリスのフライ社。ただし、1847年に誕生した世界初のこの“食べる”チョコレートは、かなりのビターチョコレートだったという。この苦い“食べる”チョコレートにミルクを加えることに成功し、甘い“食べる”チョコレートを作りだしたのがスイスのチョコレート職人だった(もとはロウソク職人だったそうで、キャンドルを作る際の技術がミルクとチョコレートが分離しないように混ぜ合わせる際のアイディアを生み出したともいわれている)ダニエル・ピーターで、1876年のこと。さらに1879年には、同じくスイスで、現在のリンツ&シュプルングリー社のロドルツ・リンツが、それまでのザラザラとしたチョコレートとは違う、口どけのなめらかなチョコレートを誕生させた。
*バレンタインデーとチョコレート
渡す相手や意味合いは世界各国で異なるものの、世界中がチョコレート色に染まる2月14日。この日にチョコレートを送るようになったのも、これまたイギリスが関係している。チョコレート会社であるカドバリー社が、ギフト用のチョコレートボックス(キャンディーボックス)を製造したことがきっかけとする説が有力なのだ。とはいえ、ヨーロッパのバレンタインデーはチョコレート、チョコレートしていない。一方、日本ではこの時期、毎年毎年、トリュフ、生チョコレート、ショコラティエ、王室御用達・・・などなど手を替え品を替え、世界各国、ありとあらゆるチョコレートが出回る。さて今年のバレンタインデー、日本はどれくらいチョコレート色に染まるのだろうか。
※数字はHP「日本チョコレート・ココア協会」の以下の統計を参考にしました
”SELECTED COUNTRIES OF THE WORLD CHOCOLATE PRODUCTION AND CONSUMPTION 2004” 国際菓子協会(ICA)/欧州製菓協会(CAOBISCD)
『世界国別カカオ豆生産量推移』 国際ココア機関(ICCO)カカオ東京2004/05第1刊
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登録日:2006年 02月 13日 18:02:23
- プロフィール
- 成田美友
- (女)
- ambrosia
- ドイツにある観光公社「Historic Highlights of Germany」でのフリー編集者生活を終え、ドイツから帰国。現在はフリージャーナリストとして活動中
*主な経歴:出版社で旅行ガイドブック、街情報誌の編集、サイト運営会社で食に関するウェブサイトの編集と編集者人生10年目
*ひとこと:土地の歴史や文化に深く根ざしたヨーロッパの食文化に魅かれ、学ぶ日々。米・Society of Wine Educators認定Wine Specialist/日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
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