<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes" ?>
<rss version="2.0">
<channel>
<title>スローフード＊スローライフ</title>
<link>http://www.actiblog.com/miu/</link>
<description>ドイツからお届けするヨーロッパの歴史・文化・食・ワイン</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>聖マルコ教会とドゥカール宮殿</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/41009</link>
<description>　ベネツィアの観光名所の代表的なものといえば聖マルコ教会とドゥカール宮殿。この2つは並ぶようにして立っている。<br />
<br />
***<br />
<br />
　聖マルコ教会は、東洋と西洋の建築・装飾様式が融合したバジリカ風の教会堂。ギリシャ十字（縦横の長さが等しい十字）型をしており、5つの巨大なドームをもつ。<br />
<br />
　同地には、9世紀に聖マルコの遺体を安置するために最初の教会が建てられたが、これが976年に火事で焼失してしまう。その後建てられた教会は、ベネツィア共和国のパワーを誇示するための、より壮観な寺院（現在の教会）建設のために11世紀に取り壊された。<br />
<br />
　ちなみに聖マルコの遺体は、上述の火事で失われたはずだったのだが、1094年に新しい教会が献堂された際、再び姿を現し、現在は祭壇の下に安置されている。<br />
<br />
　内部は典型的なビザンチン様式。全体が鈍い輝きを放つ金色のモザイクで覆われている。<br />
<br />
***<br />
<br />
　ドゥカール宮殿は、ベネツィア共和国時代の総督居館と政府裁判所がおかれていたところ。9世紀に造られたが、現在のものは1309～1422年の建物。<br />
<br />
　白いイストリアの石で作られた開廊（片側に壁がない屋根付きの柱廊）と拱廊（＝アーケード。アーチ状の側面が続く廊下。柱廊ともいう）の上に、ピンク色のベロネーゼ大理石を使った雷文模様（四角張った渦巻き模様が連続している模様）が宮殿の大部分に広がっている。これは伝統的な建築方式とは異なるもので、このベネツィアらしからぬ外観が特徴だそうだ。<br />
<br />
　宮殿内にはベネツィア派の画家たちの大作と天井画がひしめいていた。特に印象的だったのは、ヨーロッパ一広い部屋とされるSala del Maggior Consiglio。正面に据えられたTintoretto作の「 天国」は世界一大きな油絵らしい。ベネツィアはこれだけ水に囲まれているのだから当然、湿気が多い。というわけでフレスコ画よりも油絵のほうが向いているのだそうだ。<br />
<br />
　館内の見学コースには牢獄や拷問部屋も含まれている。カナル・グランデに面したところにあるパグリア橋からは、「ため息の橋」と名づけられた橋が見える（見学コースでもこの橋を渡る）。1600年に作られたもので、牢獄と宮殿を結んでいる。この橋を通って法廷へと連れて行かれる囚人たちのため息・・・それが名の由来になっている。</description>
<pubDate>Tue, 31 Jul 2007 23:59:59 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>ロマンチック街道随一の観光地「ノイシュヴァンシュタイン城」</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/38600</link>
<description>　1869～86年にかけてバイエルン王ルードヴィヒ2世のために建てられたノイシュヴァンシュタイン城。日本人のドイツ観光においてなくてはならない存在といってもいい。<br />
　以前、ロマンチック街道の一拠点であるAugsburgへ仕事で出かけた際、急に思い立って足を運んだことがある。<br />
　突然思い立ったので、どうやって行けばよいのかわからず、駅のインフォメーションで訊いてみた。係員は「旅行代理店でツアーに申し込め」の一点張りで、個人で行くにはどうしたらいいかを知りたい私の質問には、なかなか答えてくれなかった。<br />
　10分に渡る問答の末に分かったのは、何はなくとも、まずはＦuessenへ行けということだけだった。そこからどう行くのかを訊いても「行けば分かる」という答えが返ってくるのみ。<br />
<br />
<br />
＊ツアーではなく個人で行く場合<br />
　<br />
　Augsburgから電車で約2時間、Ｆuessenに到着。<br />
　車内でアメリカ人の一行とともにノイシュヴァンシュタイン城へ向かうと思しきツアーガイドの方が隣に座っていた。思い切って声をかけ、どうやって行くのかを訊いてみたところ、駅で言われた意味がわかった。<br />
　Ｆuessenの駅前にはツーリストを待ち構える「Ｈohenschwangau（Ｃastles）」行きのバスがいるのだ。これに乗って、同城のふもとにあるＨohenschwangau村まで行けば、城への入場チケットを買うことができるということだった。<br />
　確かに「行けば分かる」。<br />
<br />
　　ＦuessenからＨohenschwangauまでは20分弱の道のり。チケットセンターでチケットを買った。チケットにはオーディオガイドツアーの順番を示す番号が記されており、その時間まで余裕があったので、歩いて城へ向かうことに。馬車やバスでも行くことができるが、約40分かけて、城を下から眺めながら進んだ。<br />
　城の入口には日本の銀行の案内板のようなものがあり、そこに自分のチケットの番号が表示されたら、チケットを機械に通して入場することができるという仕組み。メルヘンチックな城の外観と相まって、ディズニーランドにいるような気分になった。<br />
　<br />
　ガイドブックには「予約しておかないと入れない」ともとれる表現で書いてあることが多いようだが、そんな必要はなかった。もちろん予約しておけば、チケット片手に入口で順番を待つという時間を過ごすこともないので、急ぎ旅の場合は予約しておいたほうがいいかもしれない。<br />
<br />
<br />
＊ルードヴィヒ2世との相性が肝心<br />
<br />
　城内の感想を一言で言うと、残念ながら私好みではなかった。この城はルードヴィヒ2世の為政者としての理想と、敬愛するワーグナーの歌劇の世界をそのまま形にしたような城とも言えるもので、つまり、ルードヴィヒ2世のテイストが隅から隅まで行き届いている。要は、彼のテイストと私のそれとが相容れなかったということ。というわけで、どの部屋を見ても「立派だなぁ」とは思うものの、それ以上、心を動かされることはなかった。<br />
<br />
　それでもガイドツアー後、城の全貌を見ることができる橋・Ｍarienbrueckeへ進み、そこから全景を眺めた時には感動した。切り立つ山の中にぽっかりと浮かび上がった城が、背景に広がる湖と緑、オレンジ色の屋根屋根と相まって、それはそれは幻想的な眺めだった。</description>
<pubDate>Sat, 30 Jun 2007 20:58:14 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>ベルギーのトラピストビール</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/36476</link>
<description>　ヨーロッパの修道院といえば、昔からワインやビール、チーズといったものを生産していることでも有名だ。中でも有名なのはベルギーの修道院で作られるトラピストビール。ビールのタイプではないので、味わいもさまざまだが、概してダークカラーでアルコール度数が高く、ホップの豊かな香りと特徴的な苦味、重厚な味わいが特徴の上面発酵ビールだ。<br />
　今なお修道院内に醸造施設を持つ修道院で作られている。ベルギーには100を超える醸造所があり、800種以上のビールがあると言われるが、トラピストビールと名乗れるビールを作っているトラピスト修道院は6か所あるのみ。<br />
<br />
<br />
＊オルヴァル修道院<br />
<br />
ビールの名前もそのまま「オルヴァル」。作っているのはこの1種類のみ。ちなみに「オルヴァル」はフランス語で「黄金の谷」という意味<br />
<br />
<br />
＊スクールモン修道院<br />
<br />
フランス国境に近い町・シメイにある。ビールは「シメイ・レッド」「シメイ・トリプル（シメイ・ホワイト）」「シメイ・ブルー」の3種類。元祖はレッドで、ホワイトはより香り豊か、ブルーは3種の中で一番アルコール度数が高く濃い味わい<br />
<br />
<br />
＊サン・レミ修道院<br />
<br />
「ロシュフォール6」「ロシュフォール8」「ロシュフォール10」と、アルコール度数の違う3種類のビールがある（順にアルコール度数が高くなる）。現在日本に輸入されているのはそのうち2種類（「ロシュフォール8」「ロシュフォール10」）<br />
<br />
<br />
＊ウェストマール修道院<br />
<br />
　ビールの名前はそのまま「ウェストマール」。ダークカラーの「ダブル」と、淡色の「トリプル」がある<br />
<br />
<br />
＊サン・シクステュス修道院<br />
<br />
　6つの中でもっとも小規模で、ビールを買うことができるのは基本的に修道院でのみ。ビールは3種類あるが、ラベルは貼られていないので、王冠の色で見分ける<br />
<br />
<br />
＊サン・ベネディクトゥス修道院<br />
<br />
6カ所の中で、トラピストビール醸造所として認められたのが一番遅かったのがここ。オランダとベルギーの国境線上に位置し、第一次世界大戦中に醸造所が閉鎖されてしまっていたが、1990年に入ってから醸造を再開した。ビールは「アヘル・ブラウン」と「アヘル・ブロンド」の2種類（同じ「ブラウン」でもアルコール度数の違うものがある）</description>
<pubDate>Thu, 31 May 2007 10:35:49 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>ブランデーの中のブランデー 「 コニャック」　</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/34527</link>
<description>　ブランデーの代名詞のように使われるCognac コニャックだが、どんなブランデーでもコニャックとよんでいいわけではない。コニャックはフランス南西部のコニャック地方でブドウから作られる蒸留酒。原料となる主要なブドウはUgni Blanc ユニ・ブラン（別名St-Emilion des Charentes サンテミリオン・デ・シャラント／イタリアではTrebbiano トレッビアーノともよばれる）で、蒸留は単式蒸留器で2回蒸留、貯蔵するための樽に使われる木も限定されているなど、細かな規定が設けられている。<br />
<br />
　ブランデーと聞くとV.S.O.P.という文字をセットでイメージする人も多いだろう。V.S.O.Pとは「Very Superior Old Pale」の頭文字をとったもので、「とても　優れた　古い　熟成された」という意味。つまりV.S.O.Pとは熟成レベルを表示しているといえる。<br />
　ブランデーは熟成年数の異なる原酒をブレンドして作られる。その際、一番熟成年数が若い原酒の熟成年数が、熟成レベルを表示する際のポイントとなる。<br />
　規定の中に、蒸留はブドウを収穫した翌年の3月31日まで（日本でいう年度内）に終えなければならないとあり、翌年度となる4月1日～3月31日まで、つまり熟成1年目のものを「コント0」として熟成年数を数える。その後、新年度になるたびにコントは1ずつ増えていく。コニャックと名乗る場合は、コント2（つまり熟成3年目のもの）以上でないと使えない。V.S.O.P.と表示されるのは、コント4（つまり熟成5年目のもの）以上を使ったもの。<br />
<br />
<br />
＊私が好きなブランデー<br />
<br />
　私が好きなブランデーはPaul Giraud ポール・ジローのコニャック。今まで飲んだ中では特に25年ものが最高だった。コニャック産地の中でも最高とされるGrande Champagne地区に畑をもつポール・ジローさんは、ブドウの剪定から収穫、醸造、蒸留、瓶詰、熟成までを一手に行う、とても丁寧な作り手として知られている。このコニャックは、その一杯だけでデザート、ディジェスティフ、カフェまでのすべてを網羅するような味わい。奥深くて上品で華やかで。口に含んだ後は、その味わいと香りの余韻をもらさないため、最低10分は口を開きたくなくなるほど。<br />
　またブランデーではないが、コニャック地方で作られる甘口ワインで、Pineau des Charantes ピノ・デ・シャラントというものがある。Vin de Liqueur（V.D.L.）＝酒精強化ワイン（フォーティーファイドワイン）で、アルコール発酵をまったくしていない状態のブドウ果汁にコニャックを加えたもの。白とロゼがある。これがまた美味。とろっとした口当たりとドライフルーツのような熟した味わいがたまらない。冷やしてアペリティフとしても、そのままでディジェスティフとしていただいても◎。</description>
<pubDate>Mon, 30 Apr 2007 17:41:01 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>Rostock ロストック　＊ドイツ最大の海洋フェスティバルが行われる町</title>
<category>HHoG</category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/31640</link>
<description>　[url=http://www.actiblog.com/miu/10566]Luebeck リューベック[/url]とともにハンザ同盟を代表する都市・Rostock ロストックは約800年の歴史をもつ。港町らしい活気にあふれた旧市街とともに人気が高いのが写真のヴァルネミュンデ。1323年からロストックのものとなったヴァルナウ川からバルト海へ注ぐ海岸一帯で、現在ではドイツでも1、2を誇るシーリゾートだ。<br />
<br />
<br />
＊北ドイツ→ニシン→？<br />
<br />
　13世紀以降、リューベックを盟主とし、北ドイツおよびバルト海沿岸で栄えていた商業都市が結んだ連合体がハンザ同盟。貨幣や度量衡を共通にし、軍隊で商業路を守るなど、貿易の独占・保護が目的だった。最盛期である14世紀後半から15世紀には、西はロンドンから東はノヴゴロド（ロシア）まで、加盟都市は200を超えていた。<br />
　ハンザ同盟の主な交易品にニシンがある。年間数十万トンの塩漬けニシンが、ヨーロッパ各地に輸出されたという。私の中で北ドイツ→ニシンとくれば、Matjesbroetchen マチェス・ブロッチェンとBismarｃkbroetchen ビスマルク・ブロッチェンを挙げずにはいられない。どちらもニシンとタマネギのスライスを小さめのパンにはさんだものなのだが、そのニシンがマチェス～だと若ニシンを塩漬けにしたもので、ビスマルク～だと酢漬けにしたものという違いがあるようだ。ヘリングは、スーパーでも瓶詰めされたものなどが買えるので、時々、自分でも作って食べていた。ビスマルクヘリング（ヘリング＝ニシン）はかなり酸っぱく、鼻に抜けるものが多い。私はマチェスへリングのほうが好きだ。ハンブルクっ子曰く、いずれも当地の名物料理だそうだ。要はオランダのHaaring ハーリングとほぼ同じもの（ハンブルクのそれにはピクルスが入っていないけど）。そうそう、オランダのハーリングといえば以前、ドイツ在住のオランダ人のおじさんに、パンにはさんで食べるなんて邪道だと言われたことがある。「あれはしっぽの部分をつまんで、上を向いて大きく開けた口にすーっと入れて食べるもんだ」そうだ。むせそう。<br />
<br />
<br />
＊「Hanse Sail Rostock ハンザ・セイル・ロストック」<br />
　<br />
　・・・話をロストックに戻そう。<br />
　ロストックで行われるドイツ最大ともいえる海洋フェスティバルが「ハンザ・セイル・ロストック」。毎年8月の第2週末に行われるイベントで、さまざまな帆船やヨットが海上を華麗に帆走する。クラシカルなヨットや200人が乗れる巨大ヨット、普段は博物館に陳列されているものまでが実際に帆を張り、風を受け走り回るのだ。その様子を眺めるのはもちろん、実際に乗り込むことができるものもある。毎年100万人以上の観光客が訪れるという。2007年は8月9日～12日に行われる。この時期、一帯のホテルはどこも観光客であふれかえる。早めの予約がポイントだ。</description>
<pubDate>Thu, 29 Mar 2007 00:54:45 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>海外旅行観光客　＊どこから来てどこへ行くのか＊</title>
<category>＊どこから来てどこへ行くのか＊</category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/29308</link>
<description>　2005年の日本人海外旅行者数は約1740万人で、過去最高記録である2000年の約1782万人に次ぐ数字だそうだ。2003年の数字（約1330万人）でみると、日本からの海外への旅行客は世界で15番目という多さ。なるほど、どこに行っても日本人と会うわけだ。ちなみにトップ10は以下のとおり。<br />
<br />
　1位　ドイツ（約7460万人）　2位　イギリス（約6142万人）　3位　アメリカ（約5618万人）　4位　ポーランド（約3873万人　5位　チェコ（約3607万人）　6位　マレーシア（約3220万人）　7位　イタリア（約2882万人）　8位　ロシア（約2047万人）　9位　中国（約2022万人）　10位　カナダ（約1774万人）<br />
<br />
　見てのとおり、中国がアジアのトップ。なるほど。確かにアジア人といえば、最近は日本人よりも中国人観光客の多さを身をもって実感する。某国では、道を歩けば「ニーハオ　ニーハオ」と陽気（？）に声をかけてくる地元人の多さに辟易してしまったことも。彼らにとってはアジア人＝中国人という図式ができあがっているのかもしれない。<br />
　ドイツが1位というのは知らなかった。確かドイツはEU内でも海外からの観光客数が少ない国のはず。それに比べて海外へ出かける人が他国に比べて圧倒的に多いのは、労働者は最低4週間の有給休暇をとるべしという、日本人には夢のような連邦休暇法のなせる業かもしれない。ドイツ人は日本人のように臆することなく、有給休暇は完全消化するのが基本。そうして得た自由な時間を海外で過ごす人が多いのだ。本当にうらやましい限りである。<br />
<br />
　記事には「世界の観光客に最も人気の国」と題してフランスが挙げられているが、日本人の場合はどうかというと、2004年の場合、アメリカ、中国、韓国、タイ、香港の順になっている。日本人はドイツ人のように長い休暇をとるのが難しい。有給休暇ととること自体に罪悪感を覚えてしまうような風潮もまだまだある。というわけで、必然的に地理的に近い国が多くなってしまうのだと思う。もちろんヨーロッパに足を運ぶ日本人も多いが、そうした観光客は他国からの観光客と比べると、どう見てもセカセカとして落ち着かない。そんな姿を見て欧米人は笑う。<br />
<br />
　「“休暇”で来てるのに、日本人はぜんぜん休まないね<br />
　　見てても疲れるくらい忙しそうだ」　<br />
<br />
おっしゃるとおり。現地に夕方到着後、バスでホテルへ直行。翌朝からは早朝から夕刻までバス移動と駆け足での町散策、日本人慣れしたレストランでの食事を4日ほど繰り返した後、帰国。そんな日本人観光客はまだまだ多い。仕方ないだろう。休暇とはいえ、実際、時間がないんだから・・・。実際、平均滞在日数は5日以内というのが約6割を占めるそうだ。ドイツ人からしたら“Unglaublich!（信じられない！）”短さだろうな。<br />
<br />
<br />
[color=#000080]※数字は国土交通省HP内の『平成18年版 観光白書』を参考にしました[/color]</description>
<pubDate>Tue, 27 Feb 2007 00:45:40 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>ビール　＊どこから来てどこへ行くのか＊</title>
<category>＊どこから来てどこへ行くのか＊</category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/28627</link>
<description>　FIFAワールドカップド2006、ドイツ大会は確かに盛り上がった。開会直前まで冬のような寒さが続いていたにも関わらず、開会式と同時に一気に夏本番に。焼け付くような太陽と世界各国から集まったサポーターたちの熱気でオーバーヒート気味だったともいえる。各地でワールドカップと平行してビール祭りやワイン祭りが開かれ、連日連夜、飲めや歌えやの大騒ぎだった。記事中には2006年の売上げが1.4％伸びたとあるが、消費量はというと、国民1人あたり前年比2％増の117.8リットルだったとか。消費量が伸びたのは6年ぶりのことらしい。<br />
<br />
<br />
＊世界各国のビール消費量<br />
<br />
　2006年のデータを見つけることができなかったので、2005年のデータを見てみることに。<br />
<br />
[strong]◆国別ビール総消費量[/strong]（単位：万キロリットル）<br />
1位　中国（3,049.0）　2位　アメリカ（2,388.1）　3位　ドイツ（949.9）　4位　ブラジル（900.0）　5位　ロシア（898.2）　6位　日本（634.3）　7位　イギリス（575.7）　8位　メキシコ（574.0）　9位　スペイン（346.8）　10位（ポーランド）<br />
<br />
　ちなみに2005年の世界全体の総消費量は15596.8万kl（推定値）で、前年比＋2.8％なのだが、上位10位の中で前年比がプラスなのはロシア（7.6％）、ブラジル（6.5％）、中国の（5.2％）など6か国、逆に前年比マイナスなのが日本（－3.1％）、イギリス（－2.7％）、ドイツ（－0.7％）、アメリカ（－0.4％）となっている。<br />
　パッと見た感じでいうと、ドイツ、イギリスのようにビール生産国として有名な国というよりも、暑い国または人口が多い国が目立つ気がする。喉の渇きを潤すものとしてのビール、または、日本のように“とりあえずビール”ということで消費量が増えているといったところかもしれない。<br />
<br />
[strong]◆国別国民一人当たりの消費量[/strong]（単位：リットル）<br />
1位　チェコ（155.9）　2位　アイルランド（122.0）　3位　ドイツ（115.2）　4位　オーストリア（109.0　5位　オーストラリア（107.7）　6位　イギリス（95.6）　7位　エストニア（93.8）　8位　ベルギー（91.0）　9位　デンマーク（87.5）　10位　スロベニア、スペイン（86.0）<br />
<br />
　こちらでランクインしている国の顔ぶれは想像どおり、昔からビール文化が根づいている国が多い。大瓶（633ml）に換算すると、1位のチェコは1人あたり1年に246.3本飲んでいることになるそうだ。それでも前年比がプラスになっているのはエストニア（18.6％）、スペイン（2.4％）、オーストリア（0.6％）のみ。日本で最近感じることなのだが、こうした国々でも若者のビール離れなるものが進んでいるのかもしれない。ちなみに日本は38位で49.6リットル、大瓶で78.4本。思っていたより“かなり”少ない。・・・・・・。私は、この値を上げるのに並々ならぬ貢献をしていることがわかった。<br />
<br />
<br />
[color=#000080]※数字は「KIRIN」HP内の以下の統計を参考にしました<br />
『2005年 国別ビール消費量』<br />
『2005年 国別一人当たりビール消費量』[/color]</description>
<pubDate>Wed, 31 Jan 2007 23:59:59 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>オランダにあるオランダ村「ザーンセ・スカンス」</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/27932</link>
<description>　チューリップ、ハイネケン、フェルメール、ゴーダチーズ、そして風車。数年前、初めてアムステルダムに出かける以前に、私がオランダに抱いていたイメージだ。残念ながら、現地に住んでいる妹からの情報と、私が現地で体験したことの数々は、正のイメージを、どちらかというと負の方向へ引張りがちである。・・・・・・。今回はそれはおいておこう。<br />
<br />
　チューリップ、ハイネケン、フェルメール、ゴーダチーズについては、首都・アムステルダムにいながらにして味わうことができた。が、風車となると難しい。オランダだからといって、町中に風車がぽっと立っているわけではないのだ。風車で有名なのは、ユネスコの世界遺産にも登録されているキンデルダイク・エルスハウトの風車群なのだが、アムステルダムからはちょっと遠い。というわけで、もっと手軽に楽しめる「Zaanse Schans ザーンセ・スカンス」へ足を運んだ。中央駅から電車で20分ほど。駅から歩いていくと、ザーン川に向かって立ち並ぶ風車が見えてくる。<br />
<br />
<br />
＊オランダにあるオランダ村<br />
<br />
　一歩、敷地内に足を踏み入れるとオランダの農村に迷い込んだかのような錯覚に襲われる。緑色の壁の家々が立ち並び、牧草地ではヒツジが草を食み、風車が川風を切る豪快な音が響き渡る。<br />
　16世紀後半、アムステルダム市内で商工業が発達すると、乾いた平地である同地に多くの工業用風車が立てられた。その数は1000以上。ヨーロッパ初の一大工業地帯とも言われていたという。風車は木材の切り出しや穀物の脱穀に使われたほか、種子や木の実から各種のオイルを作ったり、塗料やかぎタバコ、マスタードなどをすりつぶすのにも使われた。<br />
　1000以上作られた風車のうち、ザーン川沿いに残っているのは12のみで、ザーンセ・スカンスではそのうちの7つに出会える。マスタード製粉用のDe Huisman、木材切り出し用のDe Gekroonde Poelenburg、 塗料製粉用のDe Kat、オイル圧搾用のDe ZoekerとDe Bonte Henという5つの工業用風車と、やや小さめの製粉用De Windhondと牧草地からの排水用De Hadel。工業用風車のうち、De Huisman以外は実際に動いている風車の中を見学することができる。<br />
　風車を目の前にすると、それまで抱いていた、どこかかわいらしいものというイメージは一掃された。風を受けて力強く回るその様はとても雄雄しかった。<br />
<br />
　風車以外にも見どころは多い。立ち並ぶ家の中には、19世紀の商家を再現した屋敷があり、中を見学することができたり、チューリップ、風車に並んでオランダの象徴ともいえる木靴の工房やチーズ農場があったり、風車を川側から眺められるクルーズも運航されている。</description>
<pubDate>Sat, 27 Jan 2007 23:59:59 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>「シャトー・ムートン・ロートシルト」のアートラベル</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/26653</link>
<description>　フランスワインの一大産地ボルドー。ドルドーニュ、ガロンヌ、ジロンヌという3つの川の流域に広がる産地で、この地で作られるワインの約95％はA.O.C.（原産地統制名称）ワイン（これはフランス全体のA.O.C.ワインの約26％にあたる）という、言わずと知れた銘醸地だ。中でも有名なのがジロンド川の左岸に広がるメドック地域で、さらにその上流域であるオー・メドックには、世界に名だたるシャトーが点在している。<br />
　1855年、パリ万博に際し、メドック産ワインについての格付けが行われた。61シャトーを第1級から第5級まで分けたもので、現在、第1級に格付けされているシャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・オーブリオン、シャトー・ムートン・ロートシルトの5つはボルドー5大シャトーとして名を馳せている。だが1855年当初、シャトー・ムートン・ロートシルトの名はそこにはなかった。第2級とされた同シャトーが第1級に格上げされたのは1973年のことで、真摯にワイン作りに情熱を注ぎ込んできた努力が報われるまでに、実に118年を要したのである。後にも先にも格付けが変更されたのはこの一例のみという極めて例外的な措置だった。<br />
<br />
<br />
＊ラベルの中に広がるアートの世界<br />
<br />
　シャトー・ムートン・ロートシルトでは1924年、バロン・フィリップが醸造したすべてのワインをシャトー内で瓶詰めし、出荷することを始めた。それまで瓶詰めは外部の業者が行っており、その結果、水増しや偽証などの不正行為が横行していたという。この画期的で斬新な取り組みを記念し、ボトルのラベルデザインを、デザイナーであるカルリュに依頼したのが同シャトーのアートラベルの始まりだ（毎年、定期的に行われるようになったのは1945年の戦勝記念ラベル以降）。<br />
　これまでに同シャトーのアートラベルを手がけたアーティストはジャン・コクトー（1947年）、サルヴァドール・ダリ（1958年）、ホアン・ミロ（1969年）、マルク・シャガール（1970年）、パブロ・ピカソ（1973年・1級に格上げされた記念すべき年）、アンディ・ウォーホル（1975年）、キース・ヘリング（1988年）などなど、錚錚たる顔ぶれ。<br />
　記事中にあるように、2004年はイギリスのチャールズ皇太子が描いた水彩画が選ばれた。南仏のアンティーブで、青空を背景に枝を広げる青々とした木々を描いたものだそう。ちなみに、チャールズ皇太子の母堂であるエリザベス女王は、描く側ではなく、描かれる側としてシャトー・ムートン・ロートシルトのラベルを飾ったことがある。1977年、戴冠25年を記念してのラベルだった。<br />
　これまで、同シャトーのアートラベルを手がけた日本人は二人。日本人初は1979年の堂本尚郎氏。2人目は1991年のセツコ・バルティス（出田節子）氏。ちなみに、どちらも“ムートン”＝ヒツジにちなんで日本の未年だった。じゃあ2003年も・・・と思いきや、同年はナサニエル・ドゥ・ロートシルトがシャトー・ブラーヌ・ムートンを手に入れてから150年目にあたる記念の年ということで、当時のシャトー購入契約書を背景に、バロン・ナサニエル氏が椅子に腰掛けているというデザインとなった。残念ながら、ここで日本人アーティスト3度目の登場とはならなかったわけである。ちなみに、セツコ・バルティス氏のお連れ合いであるバルティス氏も、セツコ氏の2年後、1993年にアートラベルを手がけている。少女の裸体が描かれたものなのだが、これが幼児虐待としてアメリカで非難の対象となり、結果、アメリカ輸出用として何も絵が描かれていない白地のラベルも作られた。1993年については、この2つのラベルをそろえることがアートラベル・コレクターの間で人気だとか。</description>
<pubDate>Thu, 18 Jan 2007 18:04:43 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>ジェームズ・ボンドとカクテル</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/25444</link>
<description>　先週、「007　カジノ・ロワイヤル」を映画館で鑑賞した。最初の数十分間、新ジェームズ・ボンドの顔にとまどってしまったことや、冒頭のアクションシーンがはらむ矛盾点の数々が気になったこと、隣のおじさんが空のペットボトルで刻む妙なリズムに邪魔されながらも、内容盛りだくさん（やや詰め込みすぎの感も否めないような・・・）で、鑑賞後には、ダニエル・クレイグ＝ジェームズ・ボンドを違和感なく受け止められるまでになった。<br />
<br />
　私が007シリーズで気になるのは、名脇役として登場する酒の数々。一番有名なのはマティーニだろう。本来、ドライ・ジン3に対してベルモット1をステア、オリーブを沈めてレモンピールをするのが一般的なレシピだ。ジンをウォッカに変えるとウォッカ・マティーニになる。ジェームズ・ボンドが好むのは、さらにアレンジを加えたもので、ドライ・ジン3に対してウォッカ1、ベルモット0.5をシェイク、これにレモンピールを浮かべる「ボンド・マティーニ」。が、今回の新作では、原作により忠実なカクテルという、「ヴェスパ・マティーニ」が登場した。ドライ・ジンにウォッカ、フランスはボルドー産のフレーバードワイン、リレをシェイクし、レモンピールを添えるというもの。<br />
<br />
<br />
＊リレ家の秘密<br />
<br />
　ボルドーを旅したとき、リレの前を通ったことがある。そのときバスに同乗していたフランス人から、ボルドーではリレは子供にも大人気のフレーバードワインだと教えてくれた。オレンジの香りがさわやかで、それくらい飲みやすいのである。私も、アペリティフにリレのソーダ割りをいただくのが好きだ。<br />
　リレは1887年、リレ家のポール、レイモンド兄弟によって、ボルドー地方にあるポデンサックという小さな村に誕生した。ベースにはボルドーの中でも厳選された産地のワインを85％使い、南スペイン産の甘いオレンジやハイチ産の苦味ばしったオレンジ、モロッコやチュニジア産のグリーンオレンジ、ペルー産のキニーネなどから作られるフルーツリキュール15％がブレンドされている。このリキュールの製造方法については門外不出とされ、「リレ家の秘密」と呼ばれているそうだ。ブレンド後はオーク樽で6～12ヶ月間熟成され、さらに薫り高く、複雑な味わいに仕上げられる。<br />
　リレにはルージュ（赤）とブラン（白）があり、ルージュはラズベリーやブラックベリーといった黒いベリー系の香りと、樽からくるヴァニラやシナモンなどスパイス系の香りが楽しめ、力強い味わい。ブランは花やハチミツのような華やかな香りと、オレンジやライムのようなフルーツ系の香りが豊かで、まろやかな味わいと長い余韻が楽しめる。どちらもそのまま飲んでもよし、カクテルにしてもよし。また料理のソースなどにも使われる。ルージュはフォアグラや鴨肉を使った料理に、ブランは魚介類を使った料理におすすめだそう。<br />
<br />
　ちなみに、007に登場する酒でもうひとつ有名なものを挙げるとすればシャンパーニュだ。今回登場したシャンパーニュは、私がもっとも愛してやまないシャンパーニュであるボランジェのプレステージ、「グラン・ダネ」だった。</description>
<pubDate>Tue, 09 Jan 2007 10:05:20 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>もうすぐロシア正教のクリスマス</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/24492</link>
<description>　クリスマスといえば12月25日をイメージする人が多いと思うが、ロシア正教会のクリスマスは1月7日だ。サンタクロースの役割を果たすおじいさんもいる。マロースおじいさん（厳寒または極寒おじいさん）というおじいさん。東スラブ古来の信仰に由来し、もともとは、その名のとおり、長く厳しい冬の象徴だったとか、ロシア古来の伝説にある奇跡を起こすおじいさんだとか、起源には諸説あるようだ。<br />
<br />
　以前、[url=http://www.actiblog.com/miu/20752]オランダのシンタクラース[/url]について触れたときにも書いたが、マロースおじいさんもトナカイが引く“そり”にも乗っていないし、いわゆるサンタクロースの格好（白いファーがついた赤のとんがり帽子に、体にフィットした赤い衣装と黒いベルト、背中にはプレゼントがつまった大きな袋・・・など。これはコカ・コーラが広めたイメージというのは有名な話だ）もしていない。長い毛皮のコートに、同じく長く真っ白なひげをたくわえ、長い杖を手にしている。衣装は、上述の影響で最近では赤も増えているそうだが、本来は青や緑というのが定番だったらしい。また、女性のお供がいるのが特徴。この女性はマロースおじさんの孫娘・スニェグーロチカ（雪姫）。この2人が子供たちにプレゼントを配り歩くわけだが、ロシアでは、クリスマスのためのプレゼントというよりも、新年のためのプレゼントという意味合いが強く、ヨールカと呼ばれるクリスマスツリーの下におかれたプレゼントは、1月1日に開けられるそうだ。<br />
<br />
<br />
＊ロシア→シャンパーニュ→クリスタル<br />
<br />
　ロシアのクリスマスについて調べている途中、「シャンパンが欠かせない」というのをよく目にした。私にとって、ロシアでシャンパーニュとくれば、次にくる単語は「クリスタル」だ。Crystal クリスタルはLouis Roederer ルイ・ロデレールのプレステージシャンパーニュで、ロシア皇帝・アレキサンドル2世が愛してやまなかったといわれる逸品。皇帝の命により、クリスタル製のボトルに詰められたところから、この名がついた。通常、光による劣化を防ぐために色付きのボトルに詰められるところを、他のシャンパーニュと間違えてしまわないようにと無色透明のクリスタルを使わせたとか。また、普通のボトルの底には澱が舞い上がるのを防ぐため、親指一本分ほどのくぼみがあるのだが、クリスタルのボトルにはない。これは、このくぼみに爆発物や毒物などを隠すのを防ぐためだったと言われている。現在はクリスタル製ではないものの、無色透明なボトルが使われ、底にはくぼみがないまま。劣化を防ぐため、オレンジ色のセロファンで包まれている。<br />
　このクリスタルに合わせるものの代表として、よく挙げられるのがキャビアだ。が、個人的に、魚卵とワインを合わせることに抵抗があるので、いくら高級といってもキャビアも魚卵だしなぁ・・・と思ってしまう。これって単なる貧乏人のひがみだろうか（苦笑）。</description>
<pubDate>Sun, 31 Dec 2006 23:59:59 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>オランダ国籍イギリス生まれ、南仏の修道院育ちの“パリジャン”</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/23704</link>
<description>　ジンはトウモロコシや大麦などの穀物を原料とした無色透明の蒸留酒に、薬草や香草等で香りをつけたもの。特に、ジュニパー・ベリー（杜松の実）の香りが特徴的だ。現在、ジンといえばイギリス発祥のドライ・ジンをさすことが多いが、もともとはオランダ生まれ。それが記事中にあるジュネヴァ（現地ではイェネーフェルと呼ばれる）だ。当初は薬用酒として飲まれており、ジュニエーヴル・ワインと呼ばれていたそう（ジュニエーヴルはフランス語でジュニパー・ベリーのこと）。単式蒸留器が使われるため、とろっとした濃厚な味わいになる。一方、ドライ・ジンは、まず連続式蒸留器で度数95度以上の蒸留酒を作り、そこに薬草や香草等を加えて、単式蒸留器でさらに蒸留する。すっきりとした辛口の中に、ジュニパー・ベリーはもちろん、コリアンダーやオレンジ・ピールなどの香りが漂う味わいになる。<br />
<br />
<br />
＊フランスのジン<br />
<br />
　カクテルに使われるドライ・ジンはイギリス生まれのものが一般的だが、残念ながら、私にとってツンツンとがった味わいに感じられるものが多い。とんがりがちな思春期の男子、そんなイメージだ。私が気に入っているのは、ジン以外にもさまざまなスピリッツやリキュールを作っている、南仏のAbbaye de Eyguebelle　エギュベル修道院で作られているもの。やわらかく、まるい、女性的な味わい。<br />
<br />
　ドライ・ジンを使ったカクテルに「パリジャン」がある。ドライ・ジン 1/2、ドライ・ベルモット 1/4、クレーム・ド・カシス（カシスのリキュール） 1/4で作る一杯で、私はこれをステアして、澄んだガーネット色を楽しむのが好きだ。カシスの甘い香りとすっきりとした口当たり、そして気品ただよう色合いが、名前のとおり、どこか小粋なパリジャンを連想させる。<br />
　私のひそかな楽しみは、このパリジャンにイギリス産ではなく、エギュベルのジンを使うこと。やわらかく、まるい味わいが、飲み口をさらに心地よくしてくれるだけでなく、「オランダで生まれたジンが海を渡り、イギリスで新たにドライ・ジンが誕生した。そのドライ・ジンは南仏の修道院でも作られることとなり、その南仏産ジンを使って作るカクテルが“パリジャン”となる」という、“パリジャン”の生い立ちのようなものを想像するのが楽しいのだ。ヨーロッパをまたにかけ、女性の心をくすぐる男・“パリジャン”。イギリス生まれの彼が南仏の修道院で育てられることになったのはなぜか。そして南仏育ちの彼がなぜ“パリジャン”と呼ばれるのか。などなど、想像すればきりがない。バーカウンターでカクテルグラスを片手に一人、私がほくそえんでいるとすれば、きっと“パリジャン”の壮大な人生（？）に想いを馳せている時かもしれない。</description>
<pubDate>Sat, 23 Dec 2006 23:59:59 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>ヨーロッパのクリスマススイーツ</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/22874</link>
<description>　イギリスのクリスマススイーツといえば、クリスマス・プディング Christmas Puddingだ。プディングは蒸し焼きにしたふわふわとしたやわらかいケーキだが、クリスマス・プディングは小麦粉とMincemeat ミンスミートとあわせて蒸し焼きにする。この場合のミンスミートというのは挽肉のことではなく、レーズンなどのドライフルーツやナッツ類、スパイス、砂糖、ケンネ脂（牛の腎臓周辺の脂）をラムなどに漬け込み熟成させたもののこと。クリスマス・プディングは秋口に作られ、クリスマスまでの間に熟成させる。食べる直前に温め、ソースやブランデーなどをかけていただく。<br />
　ちなみに記事中のレースのルールは簡単で、手にしたクリスマス・プディングの形を崩すことなく、数々の障害物を乗り越えてゴールするというもの。が、この障害物がなかなかの曲者のようで、多くの参加者はプディングまみれ、クリームまみれになってしまうそう。<br />
<br />
　ほかにイギリスのクリスマススイーツといえばDundee Cake ダンディー・ケーキというものもある。スコットランドの港町・ダンディーの名を冠した、当地の伝統菓子。ラムやブランデーに長期間漬け込んだドライフルーツやナッツ、黒砂糖をたっぷり使ったフルーツケーキで、香り高い風味と表面をアーモンド（ホール）で飾りつけるのが特徴だ。<br />
<br />
<br />
＊ヨーロッパのクリスマススイーツ<br />
<br />
　日本でもすっかりおなじみなのがフランスのBuche de Noel ブッシュ・ド・ノエルだろう。ロールケーキを使った薪に見立てたケーキ。なぜ薪に見立てるのかというと、その昔、魔よけ、またはキリスト誕生を祝って大きな薪を燃やしたという習慣に由来しているとか。<br />
　ほかにフランスのクリスマススイーツでポピュラーなものに、Galette des Rois ガレット・デ・ロアというものがある。このスイーツは1月6日の主顕節（または公現節。キリスト誕生を東方の三賢者が祝福に訪れた日）に食べられる。平たいガレットで（土地によってパイだったりブリオッシュだったりもするらしい）、金紙で作った王冠が添えられ、ケーキの中には小さな人形「フェーブ（そら豆の意。古代ギリシャで王を選ぶ際使われていた）」が入れられる。フェーブ入りのピースが当たった人は、その日の王様になれるというもの。同じ「王様のケーキ」として親しまれているものに、スペインのRoscon de Reyes ロスコン・デ・レジェス、ポルトガルのBolo Rei ボーロ・レイなどがある。<br />
<br />
　イタリアのクリスマススイーツといえばPanettone パネトーネ。バケツを逆さにしたようなドーム型をしており、表面はこんがり、中はしっとりとしている。ものによっては半年以上保存することも可能だそう。<br />
　<br />
　ドイツ代表はStollen シュトーレン。スイーツというよりパンに近い。細長く、真中が盛り上がった山型をしているのが特徴。これはイエスを毛布でくるんだ姿、またはその枕を表わしているとか。ドライフルーツやナッツ類がたっぷりと入り、表面は粉砂糖で真っ白にコーティングされているのが一般的。シュトーレン1本はずっしりと重く、切り分けると、生地がみっちり、そしてしっとりとしているのがよく分かる。</description>
<pubDate>Tue, 12 Dec 2006 21:53:28 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>Potsdam ポツダム　＊王室領・ボルンシュテット</title>
<category>HHoG</category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/22294</link>
<description>　　寒くて長いドイツの冬を暖かく彩るのが、この季節に全国各地で開かれるクリスマスマーケット。町の広場には色とりどりに飾られたブースや移動遊園地が続々と登場。クリスマスツリーを飾るオーナメントや手作りのキャンドル、リースなど、クリスマスに欠かせないものがすべてそろうほか、クッキーやケーキはもちろん、自家製のハチミツやソーセージなども並ぶ。ドイツの冬に欠かせない名物ワイン「Gluehwein グリュー・ヴァイン」もおすすめ。温めた赤ワインにクローブなどのスパイスを加えたホットカクテルのようなもので、冷えた体を内側から温めるのに欠かせない。<br />
<br />
<br />
＊クリスマスマーケット in 王室領・ボルンシュテット<br />
<br />
　写真のポツダムでは、旧市街とKrongut Bornstedt 王室領・ボルンシュテットの2か所でクリスマスマーケットが開かれている。王室領・ボルンシュテットは、1867年にプロシア国王・Friedrich Wilhelm Ⅳ フリードリヒ・ヴィルヘルム4世がイタリア風の村を所望したことから造られた。その後、皇太子・Friedrich Wilhelm フリードリヒ・ヴィルヘルムとその妻でイギリスのヴィクトリア女王の長女・Victoria ヴィクトリアは特にこの地をこよなく愛し、農業のモデル地域として発展させていった。<br />
<br />
　現在は、ブランデンブルク州各地の焼物職人・蝋燭職人・時計職人・ガラス職人・パン職人・ブルワリーなど約21の職人の手による伝統的な工芸品が集まる、“ブランデンブルク州・手工業村”ともいえる施設になっている。2002年のオープン後、2004年には先祖のルーツをたどるという意味もあって、イギリスのQueen Elyzabeth Ⅱ エリザベス2世も訪れている。 <br />
<br />
　ガラス工房やベーカリーでは店内に工房も併設されており、実際に作っているところを見ることもできる。食器やグラス、キャンドル、ジャムなどの買物を楽しめるだけでなく、ワインセラーやブルワリー、カフェなどでの食事も、ここでの楽しみのひとつだ。また結婚式を挙げることもできるほか、会議やセミナーなど用の設備も整っている。<br />
<br />
　12月20日には「Christmas-Shopping-Night クリスマス・ショッピング・ナイト」と称して、営業時間を22時まで延長するそうだ。手作りのぬくもりと、職人の確かな技術から生まれた手工芸品の数々は、ひと味違ったクリスマスプレゼントとして喜ばれるに違いない。</description>
<pubDate>Thu, 07 Dec 2006 10:07:54 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>Luebeck リューベック　＊幻想的な氷の世界「アイスワールド」</title>
<category>HHoG</category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/21513</link>
<description>　以前、毎年夏にリューベックで行われる[url=http://www.actiblog.com/miu/10566]砂の祭典「サンドワールド」[/url]について紹介した。今回の「アイスワールド」は同市で開かれる冬の一大イベントである。<br />
<br />
　今年で第4回目を迎える雪と氷の彫像のフェスティバル「アイスワールド」。彫像は、常時マイナス8℃に保たれるテント内に設置されるのだが、その広さは約800平方メートルで、使われる氷は15万kg、雪は200立方メートルという。巨大な氷の塊や、雪の山が、世界各国から集まった芸術家の手によって、次々に芸術作品へと変化する。彫像の高さは、大きいものでは6メートルにも及ぶそうだ。完成した作品は色鮮やかにライトアップされ、キンと冷え、澄んだ空気の中で、クリスタルのように輝く氷の彫像や、白磁のように真っ白な雪の彫像が光の中に浮かび上がる幻想的な世界が楽しめる。<br />
<br />
<br />
＊氷と雪の調達方法<br />
<br />
　フェスティバルで使われる氷は、ベルギーやイギリスで加工され、さまざまなサイズのブロック状で運ばれてくる。それらは空気をまったく含まず、クリスタルのように透明でキラキラと輝く。この氷のブロックは、レンガのように積まれると、その水分などでそれぞれがくっつきあい、その重さでしっかりとその場所に固定される。彫刻を行う手順の基本は上から下へ。木の彫刻と同じように、まずは大まかな形に彫りとってから、細部の作業へと進む。<br />
<br />
　 一方、彫像に使われる雪は会場で作られる。特別な機械で水を氷らせ、大きなコンプレッサーがそれを細かく砕いて雪にするのだ。機械で作る雪とはいえ、薬品などは一切使わない、混じりけなしの雪。その雪を箱に詰めて圧縮する。必要な高さまで形を整えると、そのまま3日放置し、凍るのを待つ。彫るのに適した堅さになると箱は取り外され、芸術家たちが作品にとりかかるという仕組みだ。<br />
<br />
<br />
<br />
＊「アイスワールド」<br />
<br />
　2006年12月8日～2007年1月28日まで行われ、開園時間は月曜～土曜は午前10時～午後9時、日曜は午前10時～午後8時。祝日は12月24日が午前10時～午後2時、12月25日・26日が午前11時～午後9時、12月31日が午前10時～午後4時、1月1日が午前11時～午後4時。<br />
　会場には約600平方メートルの巨大なスケートリンクも併設される（子供やお年寄りの安全を考えて、別に小さめのスケートリンクも用意される）。<br />
<br />
　入場料（スケートリンクへの入場料は含まず）は大人8Euro、子供（4～12歳）4Euro。<br />
15人以上のグループの場合は、1人あたり大人7.50Euro、子供3.50Euro（ただし事前に電話での予約が必要）。<br />
　スケートリンクは大人4Euro、子供（4～12歳）2.50Euro。15人以上のグループの場合は、1人あたり大人3.50Euro、子供2Euro （ただし事前に電話での予約が必要）。<br />
　彫像が並ぶ会場とスケートリンクのコンビチケットもあり、大人10Euro、子供（4～12歳）6Euro。15人以上のグループの場合は、1人あたり大人9.50Euro、子供5.50Euro（ただし事前に電話での予約が必要）。<br />
<br />
<br />
[color=#000080]＊上記はアイスワールドの公式ホームページからの抜粋です<br />
＊詳細は必ず公式ホームページでご確認ください　[url=http://www.iceworld.de]http://www.iceworld.de[/url]<br />
＊上記の内容に誤りがあったり、そのために損失が生じた場合、責任は負いかねますこと、ご了解ください[/color]</description>
<pubDate>Thu, 30 Nov 2006 23:48:21 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>サンタはいつどこからやってくる？</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/20752</link>
<description>　12月25日はクリスマス。クリスマスといえばプレゼント。プレゼントといえばサンタクロース。サンタクロースといえば聖ニコラウスだ。<br />
　ニコラウスは実在の人物で、キリスト教の司教だった。 東方正教会、ローマ・カトリック教会で聖人とされており、子供の守護聖人でもある。<br />
　彼にまつわる逸話の中で、<br />
<br />
　『貧しい家の娘が、家計を救うため身売りされるその前の晩に、ニコラウスがその家の煙突から金貨を投げ入れた。その金貨は、暖炉の縁に下げられていた靴下に入った。翌朝、この金貨のおかげで、娘は身売りをされずに済んだ』<br />
<br />
というものが、サンタクロース、プレゼントを入れる靴下、煙突からの出入りといったクリスマスにまつわるあれやこれやに由来するとかしないとか。<br />
<br />
<br />
＊サンタクロースがやってくる日<br />
<br />
　聖ニコラスは海運の守護聖人でもある。オランダ在住の妹の話によると、かつての海の覇者・オランダでは、サンタクロース（オランダ語ではシンタクラース）は船に乗ってスペインからやってきて、その後は12月6日の本人の命日まで、白馬にまたがり、黒人のお供・ピート（ピートは悪魔という説もあり）とともに各地を練り歩くと言われているそうだ。12月6日は聖ニコラウスの祝日であり、上記のような逸話から、オランダやドイツ、スイスなどでは、今もクリスマスのプレゼントは12月24日のクリスマスイブではなく、12月6日に贈り合うのが一般的。<br />
<br />
　前述のとおり、シンタクラースはトナカイが引く“そり”にも乗っていなければ、いわゆるサンタクロースの格好（白いファーがついた赤のとんがり帽子に、体にフィットした赤い衣装と黒いベルト、背中にはプレゼントがつまった大きな袋・・・など。これはコカ・コーラが広めたイメージというのは有名な話だ）もしていない。司教らしく、ミトラという万年筆の筆先のような形をした背の高い帽子をかぶり、祭服であるローブを身に着けている。手には長い杖と分厚い本。この分厚い本には、子供の名前とその年の素行がすべて書かれており、良い子にはプレゼントが与えられ、悪い子には木の枝で打つというお仕置きの後、ピートのもっている空の袋につめて地獄へ連れ去ると脅すらしい。そこで子供が改心すれば、その子もプレゼントがもらえることになる。<br />
<br />
　以前、11月末にオランダの駅で切符を買い、ベルギーへ向かったときのこと。駅員が私のチケットを発券している間に話していたのはピートのことだった。オランダ語だったので、詳しい内容はわからないが、会話の端々に「ピート」という単語が登場し、なんだかとても楽しそうだった。また、向かったベルギーはブリュッセルのグランプラスでは、シンタクラースの一行がプレゼント（菓子類）を群集にばら撒いていた。子供たちは大喜び・・・というよりも、どちらかといえば大人たちが必死でプレゼントを奪い合っていたのが印象的だった。子供も大人も浮かれるクリスマス。そんな季節が今年ももうすぐやってくる。</description>
<pubDate>Sun, 19 Nov 2006 23:38:58 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>スープというよりソース？　「ブイヤベース」</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/20333</link>
<description>　ブイヤベースといえば、世界三大スープのひとつとして名が挙がることもある（他の“世界三大●●”同様、スープにも諸説あり、中国のフカヒレスープ、タイのトムヤムクン、フランスのブイヤベースを筆頭に、フランスのコンソメスープ、ロシアのボルシチなどが挙げられることもある）、フランスを代表する料理だ。<br />
<br />
　数年前、友達のフランス人が経営するレストランを訪ねたときのこと。彼は南仏はBandol バンドールの出身で、レストランも南仏・プロヴァンス料理をメインとしたメニュー構成になっていた。中でもバンドールの隣、マルセイユの郷土料理であるブイヤベースが同店の看板メニュー。恥ずかしいことに、そこで彼のブイヤベースをいただくまで、私は真のブイヤベースを知らなかった。そこで初めて出会った本物のブイヤベースは、まさに目からウロコの代物だったのだ。<br />
<br />
　本物は、いわゆる普通のスープのように、ひと皿で済む代物ではない。まずは空の皿とガーリックトースト、ルイユ（アイオリソースに唐辛子とサフランを加えたもの）、アイオリソース、シュレッドチーズがテーブルに登場（伝統的にはルイユだけというのが正式らしい）。その後、スープと煮込んだ魚類、野菜が別々に供される。引用した記事では伝統的な調理法について触れられているが、その食べ方にも手順がある。まず空の皿にスープを盛る。そこに、ルイユ、アイオリソース、チーズを適量のせたガーリックトーストを浮かべる。そのガーリックトーストにスープが“じわじわ”と染み込んでいく様を見ながら、別皿に盛られた魚介類もソースと一緒にいただく。スープをたっぷり吸い込んで“ひたひた”になったトーストがまたたまらない。さらにトーストから染み出したガーリックの風味とルイユ、アイオリソース、チーズがスープにさらなるコクを与えるのだ。<br />
<br />
　ちなみに、ブイヤベースに合わせるのは白ワインがいい。赤ワインだと魚介が生臭く感じてしまうし、大体、スープにも白ワインがたっぷりと使われているのだ。私はいつも、南仏・Cassis カシーの白かバンドールlの白を合わせている。実は今月あたま、実際にマルセイユに行ってきた。もちろんブイヤベースもいただいたのだが、そのとき合わせたカシーの白（Chateau Pointcreuse 2005)が最高においしかった。すっきりとしつつも濃厚な味わいで、ブイヤベースの魚介のうまみが“ぎゅっ”とつまったスープの味に引けをとることなく、上手にうまみを引き立ててくれた。<br />
<br />
<br />
＊スープというよりソース<br />
<br />
　『広辞苑』（第五版・岩波書店）で「スープ」を引くと【西洋料理の汁物。肉・魚・野菜などを煮出してとった出し汁を土台としてつくる】とある。一方「ソース」は【西洋料理の調味に用いる液体。料理の一部として作るほか、調味料として市販されているものもある】だそうだ。<br />
私の中で簡単に分けるとしたら、スープは単体で料理として供されるもの、ソースは料理につけて食べるもの、といったところ。ブイヤベースの場合は、単体のスープとして調理されるものの、供される時点では、スープで煮込んだ魚介料理とそのスープというように分けられている。もちろんこのスープにうまみが凝縮されており、単体のスープとしていただいてもおいしいが、それではブイヤベースとは呼べないだろう。上述のブイヤベースの食べ方の手順のうち、一番いいところを見落としてしまっている。私は、スープにガーリックトーストを浸す、つまり“つける”ことで、スープのおいしさがさらに増すのが大きなポイントだと思っている。というわけで、私にとってブイヤベースはスープというよりソースなのだ。フランス料理に欠かせない数多のソースの中で、私が一番愛して止まないソース、それがブイヤベースだ。</description>
<pubDate>Tue, 14 Nov 2006 22:55:00 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>ヨーロッパ人と酒</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/19549</link>
<description>　ビール、ワイン、ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラム・・・「酒」と聞いてパッと頭に浮かぶものたちのうち、ヨーロッパで生まれたものは多い。また、ヨーロッパを旅していると、酒のほうがミネラルウォーターよりも安く手に入るなんていうことはザラだ。地方へ足を延ばせば、町ごとに異なる酒を造っており、その町でしか飲めない酒なんていうものもある。とにかく、ヨーロッパの文化、生活に酒は“なくてはならないもの”・・・というより“あって当たり前のもの”なんだと思う。<br />
<br />
<br />
＊ヨーロッパ人と酒<br />
<br />
　EUは世界最大の酒消費市場だそうだ。大人1人あたりが1年間で摂取する純アルコール量は11リットル。これでもピークだった1970年代の15リットルよりはだいぶ減っているというから驚きだ。一番飲まれているのはビール（44％）で、ワイン（34％）、スピリッツ（23％）と続く。EU加盟の15カ国（オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、イギリス）のうち、北または中央ヨーロッパ圏ではビールが、南ヨーロッパ圏ではワインが主流。これはその土地で作られているもの＝消費の主流ということだと思う。ただしスペインは例外だそうだ。スペインはワイン生産国として有名だが、確かにスペインに出かけたとき、街中でもワインよりもビールを飲んでいる人、またビールの看板を掲げているカフェやバーが多かったのを覚えている。私自身も、真夏に出かけたため、なかなか濃厚な赤ワインを飲む気にはなれず、キリッと冷えたシェリー（フィノ）以外は、基本的にビールを飲んでいた。この「暑い」というのもビール主流という理由のひとつだろうか。酒を飲むタイミングとしては夕食・夜食事というのが40％だそうだが、南ヨーロッパでは昼食時に飲むというのが多いというのも、昼は特に暑い→喉が渇く→ミネラルウォーターは高い→それならビールを・・・と、自分自身の心情と重ねて考えると、思わずうなずいてしまう。だが、その頻度となると私の心情（というよりは信条かもしれない）と異なる。北ヨーロッパのほうが南ヨーロッパよりも毎日飲む傾向が高いそうだ（一番顕著なのは中央ヨーロッパ）。これに私の飲酒傾向を照らし合わせると、私の場合は南ヨーロッパ寄りの中央ヨーロッパ風といったところか。<br />
<br />
<br />
＊ヨーロッパ人の飲みっぷり<br />
<br />
　その“飲みっぷり”＝“酔いっぷり”を見てみると、ヨーロッパでは南＜北というパターンが一般的のようだ。だが“飲みすぎ”となると話は別で、上述のEU加盟15カ国の中で最も“飲みすぎ”の率が低いのはスウェーデン。平均すると、ヨーロッパ人が酔っ払うのは1年に5回、飲みすぎるのは17回となり、これは15カ国の人口のうち3人に1人が、1カ月に少なくとも1回は飲みすぎているということになるそうだ。<br />
　酒を飲み始める年齢の平均は12歳半だそうで、15～16歳の中高生のうち、それまでにすでに飲酒の経験があるのがほとんどだそう。その8人に1人は20回以上の飲酒経験があり、6人に1人は3回以上の飲みすぎ経験もあるそうだ。<br />
　こうなってくると当然、酒が及ぼす健康への害も気になる。EU内の身体障害や夭逝のうち7.4％はアルコール摂取によるものだという。また飲酒をした本人はもちろん、周囲の人たちに対する影響も深刻だ。例えば、母親の飲酒のために約6万人の赤ん坊が未熟児として生まれている事実や、毎年1万人以上が飲酒運転をした人が起こした交通事故によって亡くなっているという事実がある。<br />
<br />
<br />
＊個人的所管<br />
<br />
　日本には、漢書からとった言葉で「酒は百薬の長」というものがある。ヨーロッパでも昔は、酒は実際に薬として用いられていた。だが薬は使い方を間違えれば毒にもなり得るわけで、その使用法や適量はきちんと守らなくてはいけない。要は私の中の金科玉条である「腹八分目」を忘れてはいけないということだと思う。<br />
<br />
<br />
[color=#000080]※数字は「Health-EU　The Public Health Portal of the European Union 」の&amp;quot;Alcohol in Europe&amp;quot;を参考にしました[/color]</description>
<pubDate>Sun, 05 Nov 2006 18:21:39 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>スローフード志向の落とし穴</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/18732</link>
<description>　スローフードという言葉は、ファーストフードへのアンチテーゼとしてイタリアで誕生した。きっかけは、今から20年前の1986年、イタリア初のマクドナルドがローマにオープンしたことだった。ハンバーガーに代表される、どちらかというと質よりも量や価格に重きがおかれるファーストフードが、自国の食文化に悪い影響を与えるのではないかという懸念が生まれたためだった。長い歴史に培われ、その土地に根ざした食材や料理といった食文化を守ろうというのが基本概念。スローフード協会のホームページでは、「スローフードとは良質・安全・正当な食のことである」と言っている。「安全」という言葉には、地球環境はもちろん、動物の繁殖や人間の体にとっても害のないものという意味が含まれ、「正当」には生産者が正しく保護されるべきという意味が含まれている。また消費者の「食育」についても推進している。<br />
<br />
<br />
＊食文化を守る法律 <br />
<br />
　ヨーロッパでは、昔から土地固有の食文化に関する感心と同時に、自分の生産物に対する生産者の誇りも高い。そのため、それを保護する法律も早くから整えられてきた。最も有名なのはフランスのA.O.C.＝Appellation d&amp;#039;Origine contrôlée(アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ)だろう。日本語では原産地呼称統制法と呼ばれる。ワインやチーズなどの伝統的な食品に対して、製造地域・方法などが厳密に定められており、その食品の品質はもちろん、その歴史・伝統を守り、後世に伝えていこうというもの。伝統を守り、プライドをもって農産物を生産している生産者を保護するという意味も含まれている。<br />
　残念ながら、日本にはこうした法律はまだない。だが、近年のスローフード志向で、土地固有の食文化や食材への感心が高まっているのも事実。例えば、スーパーで生産地だけでなく、生産者の名前や写真が農産物に添えられていたり、有機・無農薬農産物の専門店を街中で普通に見かけるようになったのも、こうした志向を反映したものだろう。<br />
<br />
<br />
＊スローフード志向の落とし穴<br />
<br />
　日本人は流行りもの、ブランドものに弱いと思う。スローフードも一過性のものになってしまうのではと不安だ。また、スローフードの概念を誤って解釈している人も多いような気がする。「スローフード＝美食」、「スローフード＝ビオ」などなどの限られた視野で捉えられていたりする。もちろん、それらもスローフードの概念のうちのひとつだが、決してそれだけではない。またワインにありがちな話だが、「有名なA.O.C.産品を輩出する生産者のみが素晴らしい」、「そのブランドを冠しているかいないかだけで価値を決める」などなどの誤解もよく耳にする。<br />
　私は、一番大切なのは、その農産物が生まれた背景・歴史を知り、その価値を正しく理解したうえで、おいしく、そして楽しく味わうことだと思っている。別にブランドものじゃなくたっていい。安くても素晴らしいものは素晴らしいし、おいしいものはおいしい。これはヨーロッパだけでなく、日本はもちろん、世界中であてはまることだろう。というわけで、今日もスーパーで見つけた日本円で数百円という地元の小さなワイナリーのワインで乾杯。美味。</description>
<pubDate>Sat, 28 Oct 2006 23:59:59 +0900</pubDate> 
</item>
<item>
<title>“ワインの王様、王様ワイン”　Tokaj トカイ</title>
<category></category>
<link>http://www.actiblog.com/miu/18087</link>
<description>　ハンガリーの「トカイ」は、フランスの「Sauternes ソーテルヌ」、ドイツの「Trockenbeerenauslese トロッケンベーレンアウスレーゼ」と並ぶ、世界三大貴腐ワインのひとつ。<br />
　貴腐ワインというのは、貴腐菌（ボトリティス・シネレア菌）がついたブドウから作られるワイン（ちなみにトカイの主要品種はFurmint フルミント）。貴腐菌がつくと、ブドウの実の水分が蒸発して干しブドウのようになり、実の糖度が増す。このブドウで作られた貴腐ワインは、極上の甘口デザートワインとなる。貴腐菌は、地理的かつ気象的条件が整って初めて貴腐ワインをもたらす。それ以外の土地では、同じ菌が付着したにもかかわらず、ブドウは腐ってしまうのだ。ある意味、ひとつの奇跡が生むワインと言えるだろう。そのため昔から高価なワインであり、王族や貴族だけが楽しめる特別なワインだった。タイトルに「王のワイン＝トカイ」とあるのは、フランスのルイ14世が「ワインの王様、王様ワイン」と称えたと言われているため。<br />
<br />
<br />
＊トカイワイン<br />
<br />
　トカイという名は、ハンガリーの首都・ブダペストの北東にあるトカイ・ヘジャリア地方の名に由来する。この地方では12世紀からワインが作られていたとされ、中世の面影を今に残す丘陸地に広がるブドウ畑や町並み、ワインセラーなどが「Tokaji Wine Region Historic Cultural Landscape」として、2002年にユネスコの世界遺産にも登録された。<br />
<br />
　トカイは大きく以下の3タイプに分けられる。<br />
<br />
・[strong]Tokaji Aszu Essencia[/strong] トカイ・アスー・エッセンシア<br />
　貴腐ブドウのみでつくられた、正真正銘の貴腐ワイン。<br />
　トカイの中の最高級品。<br />
　ちなみに「アスー」というのが「貴腐ブドウ」のことを指している。<br />
<br />
・[strong]Tokaji Aszu Puttonyos[/strong] トカイ・アスー・プットニョシュ <br />
　プットニョスというのは、貴腐ブドウをすりつぶしてペースト状にしたものを入れる容器の単位で、1プットニョシュは25kg。<br />
　このタイプのトカイの名は、醸造前のブドウジュース・136リットルに対して、アスー（貴腐ブドウ）を何プットニョシュ加えたかで表わされている（例：Tokaji Aszu 3 puttonyosu）。<br />
　3プットニョシュから6プットニョシュまであり（ただし6プットニョシュはまれ）、もちろん、6プットニョシュが一番甘くなる。<br />
 <br />
・[strong]Tokaji Szamorodni[/strong] トカイ・ソモロドニ<br />
　貴腐ブドウと貴腐菌のつかなかったブドウを選別せずに作られる。<br />
　スイート（甘口）とドライ（辛口）がある。<br />
<br />
<br />
＊個人的所感<br />
<br />
　今回、フランスのアルザスが「トカイ」の商標使用を取りやめることに合意したそうだが、一般消費者が、こうした生産者の努力を正しく理解するにはまだまだ時間がかかるだろう。記事中にCognac コニャックの話が出ているが、つい最近も、コニャックをブランデーの代名詞として使っている人に会った。そのドイツ人は、ドイツ産のブランデーをコーラで割ったカクテルを飲んでいたのだが、「俺は毎晩、こうやってコニャックを飲んでいるんだ」と嬉しそうに説明してくれた。コニャックはフランスのコニャック地方で作られたブランデーに対してしか使えない名前なのだが・・・。この手の話はよく転がっている。シャンパーニュ（シャンパン）ではない単なるスパークリングワインをシャンパーニュとしてメニューに載せている店があったり、バーボン片手にやっぱりスコッチはうまいという人がいたり、アメリカではいまだに辛口白ワイン＝シャブリと思っている人も多かったり。おいしければ何だっていいじゃないかということなのかもしれないが、自分たちの作っているワインの歴史や文化的背景に誇りをもち、真摯に農作物や土地に根ざしたお酒やチーズなどの生産に取り組んでいる生産者との温度差を思うと切なくなってしまう。</description>
<pubDate>Thu, 19 Oct 2006 19:17:40 +0900</pubDate> 
</item>
</channel>
</rss>