【写真の真相】麻原の能力
【東京 5日 AFP】10年前、東京の地下鉄でサリンガスを撒き、多大な被害をもたらしたオウム真理教(現在アーレフに改称)。
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(c)AFP/ALEXANDER NEMENOV
先日、オウムの映画「A」「A2」を作った森達也氏と会う機会があった。
その時に、面白い話を聞いた。
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■夢の中に出てきた麻原
90年年代の初め、オウムの元教祖麻原が選挙に出たときの話だ。
麻原を応援するオウムの一団は、集団でゾウのかぶり物をし、「ショーコ、ショーコ、ショーコ」と麻原の名前を連呼し、その上ダンスなどのパフォーマンスをやる選挙運動を都内各所で繰り返していた。
私自身、原宿でその光景を見た。彼らが本気で麻原を当選させようという思いだけは伝わってきた。が、しかし、本当に当選するとは私には思えなかった。
日本中にオウムに対する言葉にできないアレルギーが広がるきっかけとなる出来事だった。それは、あまりにも既存の選挙応援とはかけ離れ、宗教色が色濃くアピールされたものであった。
森さんが取材した女性Aさんも、同じように思っていたという。
いや、Aさんは平均以上に、オウムという異様な集団に嫌悪感を持っていたとも聞いた。
だがある夜、Aさんの夢にまで嫌悪する麻原が出てきた。
夢で麻原を見たことで、寝起きは良くなかった。
だが仕事に向かうため、家を出て、駅に向かった。
すると、なんといつも使う駅の前で、オウムと麻原がゾウのかぶり物をして、選挙活動を続けていたのだ。
横を通らなくてはならない彼女にとっても、それは決して心地よい出会いでは無かった。
だが、オウムと麻原の横を通らなくては電車に乗ることができない。
足早に改札口に向かったのだが、運悪く、麻原の横で、麻原に呼び止められたという。
そして麻原は事も無げに彼女に言葉を投げかけてきた。
「昨夜、夢でお会いしましたね」
あまりにもできすぎたホラー話だ。
だが、それを聞いたのは徹底的に事実を積み重ねてドキュメント作品を作る森達也氏である。彼の口から報告された以上、この話も、信憑性は高いと私自身は思っている。
■麻原主任弁護士、安田好弘氏の場合
数年前、朝日新聞発行の「アエラ」を読んでいて腰を抜かすくらい驚いた。
それは、一時期、麻原の主任弁護士であった安田好弘氏が、アエラ記者のインタビューに答えるものであった。
人権弁護士として知られている安田氏は、どんな場合でも、頑固なほど被告の人権を守る立場を貫き、弁護を続ける人物。
その記事は以下のような内容だった。
麻原には罪がある。しかし、人間としての立場を守り、弁護するのが弁護士の務めだ。
そこで、武闘派と言われ、サリン事件にも関わった若手の信者の罪を強調して、麻原の罪を減らす法廷戦術を練った。
それを拘置所にいる麻原に伝えた。
すると、麻原は次ぎのように答えたという。
「彼は私の弟子です。ですからもし、安田さんが彼に罪を被せるような戦術を取るのであれば、彼のグルである私は、あちらの世界に入り、以降、こちらには戻ってきません。だから絶対にそんなことはしないでください」
「あちらの世界」とは精神の世界なのだろう。
しかし、そんなクライアントの言葉を無視し、裁判当日、安田氏は予定通り、その戦術をとった。
すると直後から麻原は精神のバランスを崩したのである。
現在の麻原は、現実とのコンタクトを失った統合失調症(かつての精神分裂)にかかっていると推測できる。
その病状は、麻原の言葉通りに始まったのだ。
(安田氏の回想録『「生きる」という権利』にも麻原弁護の顛末は記されている。しかし、アエラに掲載されたこの記述は残念ながら載っていない)
森達也氏によれば、「取材をして感じるのは、確かに麻原は普通の人が持っていない力をもっていたということ。でも、それを悪いことに使ったのも事実です」。
私も森氏の見解に賛成している。
世界各地で、麻原程度の力を持ったシャーマンともメディスンマンとも呼ばれる人々に、何人も会ってきたからだ。
現在の科学では解明できない力。
だか、それは確実に存在していると、私は個人的に確信している。
桃井和馬、渾身の新刊
「この大地に命 与えられし者たちへ」(清流出版)
引き続き、よろしくお願いいたします。
コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2007年 03月 29日 13:36:50
コメント
端的に言えば、どのような力でも、大切なのはその使い方ということでしょうね。
そして、その力に依存するのではなく現実とのバランス・・・でしょうか。
科学で解明出来ている事象などほんの僅かなことだと思っています。
「この大地に命 与えられし者たちへ」・・・多くの人がご覧くださいますように・・・。
ルカ @ 2007年 04月 02日 08:00:05
ルカさん
「バランス」というのが、私はひとつのキーワードだと思っています。
古くから伝わる教え、宗教なども、それをキーワードにしているものは数多くあります。
道教(タオ)などもそのひとつでしょう。
すべてのものは過剰でも、過小でもいけない。
それは自然界のルールでもあるようです。
桃井和馬 @ 2007年 04月 02日 10:52:12
桃井さんの麻原に対する考え方は事実のみを見て、それを信じているだけではないのでしょうか。森氏は「確かに麻原は普通の人が持っていない力をもっていた」ということをどのように証明したのでしょうか。その力というのが、現在の科学では解明できない力であるとどのように証明したのでしょうか。桃井さんはシャーマンともメディスンマンとも呼ばれる人々に出会ってその力が現在の科学では解明できない力であるとどのように証明したのでしょうか。私も現在の科学では解明できない力が確実に存在していると思います。しかし麻原が持っているかいないかはまだ誰も証明してないと思います。私は写真を見て真実を知りたいのです。「この大地に命与えられし者たちへ」に興味を抱き、このページにたどり着きましたが、桃井さんのコメントを読みちょっと残念でした。
クマ @ 2007年 04月 19日 13:26:18
クマさん
クマさんが書かれたこと、充分に理解いたしました。
そして、残念という思いをクマさんに感じさせてしまったこと、申し訳なく思いました。
しかし、科学で解明できるのか、否か? 証明できるのか、否? と問われれま、否と答えるしかありません。
そして、科学ですべてのことが解明できるのか、証明できるのか? と問うたなら、「できない」と答えるのが順当でしょう。
つまり、まだまだ分からないことがたくさんあり、そのために学者という職業の人々は日夜、謎を解くために、難問に挑戦しているからです。
ということは、そんな未完成で、分からないことが沢山ある科学というもので、「解明できない力を証明すること」は無理なのです。
(逆に、解明していることであれば、証明することができます)
クマさんは、私が事実のみを見て、真実を見ていないと書かれました。
私も長年、「事実」と「真実」の違いには相当考えてきました。
ジャーナリストの仕事は、そうしたことに深く関わりを持つからです。
事実とはなにか、それを広辞苑で引くと「ことの真実」と出てきます。
つまり、一見、事実と真実は同じものなのです。
けれども、クマさんが分けて書かれたように、私も、この二つは違うものなのではないかと感じています。
そこで私なりに事実と真実の違いを記すとするなら、
事実とは、誰しもが、認められる事柄。
つまり、直径5㎝の円型であれば、誰が見ても、それは5㎝の円型でしかありません。(見ている人の速度がちがっていれば、実はこの事実さえ、不確かになるのですが・・・) また、アメリカの旗は、誰が見てもアメリカの旗なのです。
これが私の感じる事実です。
一方、真実とは、たとえば、「すべての国民は国旗に対して愛情を持っている」などのことです。
一見、それは事実のようでもありますが、そうではない可能性もあります。
当然のことです。
また他の例でいうと、たとえば、イスラムの人にとって「人間は神を敬う」というのが真実でありますが、それ以外の人には当てはまらない可能性もあります。
つまり、私は真実とは、もしかしたら、ひとつでないかもしれない。もっといえば個々人において、真実は異なる可能性があると思っていますし、もっといえば、「真実なんてものはない」と主張する人もいるかもしれません。
事実には「心」「思考」は必要ないが、真実は「心」や「思考」によって作られると私は思っています。そして心や思考とは、文化や生い立ち、人生経験などに大きく左右されるのです。
拙著「この大地に命 与えられし者たちへ」へ興味を持っていただけたこと、本当に感謝です。
この本で私が言いたかったことのひとつは、まさにこのことなのです。
桃井 @ 2007年 04月 23日 14:00:19
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- プロフィール
- 桃井 和馬
- (男)
- http://www.e-mb1.com/momoi/
- *現在の職業:フォトジャーナリスト
*主な経歴:62年生まれ 世界140カ国を「環境」「紛争」「歴史」を軸に取材。独自切り口で「文明論」を展開している。
*得意ジャンル:地球環境 紛争 国際関係 映像論
*ひとこと:善悪の二元論ですべてが語られてしまう世界はイヤだ! 世界と地球のことを考える人々への、「思考」するサイト。
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