「最後の晩餐」の衝撃
【動画】<第60回カンヌ国際映画祭>映画祭60年の軌跡 - フランス
【パリ 16日 AFP】世界三大映画祭の一つに数えられるカンヌ国際映画祭(60th Cannes Film Festival)は今年で開催60周年を迎える。記念すべき第1回目が開かれたのは1946年。その後、戦争や革命などの影響を受けつつ、同映画祭は歴史と共に歩んできた。カンヌ国際映画祭の「60年」を振り返る。(c)AFP/Michelle Hoffman
この動画記事の中で言われた「最後の晩餐」は、見てない人も多いと思うので、ちょっとご紹介します。
タイトルを見ると、キリストかダ・ビンチの話、と思うかもしれませんが、全然ちがいます。
とあるイタリアの食通の貴族たちが、うまいものを、ジャイアント白田もギャル曽根もびっくり、と思うばかりに、食って食べて食っていきながら天国へ行く、という、ある意味、究極のグルメ映画なのです。
これの何が衝撃的だったかというと、登場人物のそれぞれの死に様。どいつもこいつも、ずっと食べつづけながら、屁を何度もこいたり、あるいは便を垂れ流して死んでいくというもの。この下品さは、私が見たいろいろな映画の中でも、極めつけのものでした。
ただ、この作品が醸し出すデカダンスは、パゾリーニより強烈でした。そのへんを評価できるかどうかで、カンヌで大もめにもめたのです。
私が印象に残っているのは、ものすごいデブの女性、貴族でもなんでもない、お手伝いさんのような人。彼女も貴族たちと同じように食い続けて、結局、終わりまで生き続けた唯一の人物なのですが、それが映画の進行とともに天使のように見えてきたこと。それは下品な映画であるがゆえに、死んでいく貴族たちと同じように、でぶっとした人間に優しさを感じてしまったからだと思います。
私は、下品だけど、好きな映画の一本です。
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登録日:2007年 05月 16日 23:59:02
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