ピッポのしたたかさが導いたビッグイヤー

<サッカー 欧州チャンピオンズリーグ>ミラン リバプールを破り4季ぶりの優勝を飾る

【5月24日 AFP】サッカー、欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)・決勝、ACミラン(AC Milan)vsリバプール(Liverpool)。試合はミランが2-1で勝利を収め、2002-2003シーズン以来4シーズンぶり通算7度目となる優勝を飾った。(c)AFP/MUSTAFA OZER

AFPBB News


試合の内容は、リバプールが優勢だったと思う。しかし、ミランのワントップのピッポ・インザーギのしたたかさが、結果としてミランに勝利が転がり込ませた。そういえば、二年前の同じ対決では、試合はミランが優勢だったが結果はリバプールが勝利している。サッカーとは、こういうものなのだろう。

リバプールは、カカにボールを自由にさせない、ということを徹底させ、ディフェンスラインをあげてオフサイドトラップの網に、常にインザーギを絡めさせていた。そのおかげで、リバプールが試合をリードしていたのだが、トップにカイトしかいなかったのが致命的だった。もっと早く、クラウチを入れていれば違った展開もあったかと思うが、リバプールのベニーテス監督は守備を考えて、それに踏み切るのが遅かったのだろう。一発勝負の難しさを、ベニーテス監督は初めて経験したかもしれない。

一方のミラン、アンチェロッティ監督は、そんなリバプールの守備の中でも、ボールをとったらピッポの位置を全員に意識させて、前線にボールを入れていった。それにこたえたピッポのサッカーセンスの素晴らしさが、この勝利を導いたと言っても過言ではないと思う。1点目のセットプレーにスッと入っていく影のような動き、2点目のオフサイドラインをスルスルと突破していく巧みさ。ピッポ・インザーギならではしたたかさが存分に生かされた試合をさせた、アンチェロッティ監督のファインプレーもあったかもしれないが、それにこたえたピッポのうまさが際立った試合だった。

私個人はイングランドサッカーファンなので、リバプールを応援していたが、今年のトヨタカップで見たいチームはどっち、と言われたら、迷わずミラン、と答えていた(笑)。それは、カカを中心とした魅力的な中盤、今度は出てくるであろうロナウドのスピード、そしてピッポの巧みさと、どちらかと言うとミランのサッカーに魅了されていただけに、この結果は、残念というより、まあ良し、というところだ。ただ、リーグ戦では離された位置にいたチーム同士(ミランはペナルティーがあったけど)のチャンピオン決定戦というのは、どーなのかなあ、という疑問が残ったことも記憶される決戦だった。

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登録日:2007年 05月 24日 12:43:26

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