レッツ・ゴー!古武術

<第15回・アジア競技大会>陸上・男子200メートル、末続 大会2連覇を果たす - カタール

【ドーハ/カタール 11日 AFP】第15回・アジア競技大会(The 15th Asian Games)、陸上・男子200メートル、決勝。日本の末続慎吾(Shingo Suetsugu)は、20秒60を記録し同種目で大会連覇を果たし金メダルを獲得をした。(c)AFP/FRANCOIS-XAVIER MARIT

AFPBB News


そういうわけで、年末進行真っ只中。
ダンボールが片付きません。
脳みそ飽和状態。もう、年内は何かを決断するのはやめました。判断誤りそうで。せめて事故にあわないよう、そっと生きていこうと思います。

■相手も本人もラクラク

そんなボケボケの脳に、衝撃的だったのが、今日体験取材してきた「古武術」の世界だった。コブジュツと聞いて、すぐに「ああ、あれか」とわかる人は少ないと思う。今のところ。
古武術とは、甲野善紀という人が文献や伝承を通じて日本古来の武術を探求して生まれた武術のこと。特定の○○派などの流れを継承しているわけではないという。

取材の目的は、「古武術の体の使い方を日常動作に活かしましょう!」という、いたってシンプルなもの。たとえば、横になった人の体を抱き起こしたり、疲れたときに歩みを軽くしたり……ということが、古武術の体の使い方をヒントにできればいいね、という趣旨だ。

一見華奢な甲野先生だが、大きな青年をひっくり返したり、重たい荷物を軽々持ち上げたりしているのを見て、まず軽~くビックリ。
次に、自分が担ぎ上げられたり、引き起こされたりして、マジでビックリ。たとえば腕を引っ張られているとか、腰やひざを持ち上げられているとかいう感覚が全然なくて、ホントにあっという間にヒョイと持ち上げられているのだ。

最後に、自分も同行したイラストレーターや編集者を相手に試してみて、超~ビックリ。なんと!私も先生の言うとおりに、手のひらの向きや腕の組み方、足の位置に気をつけ、何気なく体重を移動させてみたら、彼らの体をラクラク引き起こすことができたのだ。
手や腰で踏ん張って無理やり引き起こそうとすると、起こす側も疲れるし、起こされる側もあっちこっち引っ張られて痛いが、「術」を使うと双方なぜかラクラク。もう、うそみたいに軽々できた。

■科学で説明できないこと
古武術がユニークなのは、たとえば「手には出しゃばらせるな」といった、普通では考え付かないような鉄則があること。手が自由に使えると、どうしても手で引っ張ったり捻ったりということをしがちで、背中や胴体、四肢が働かなくなるというのだ。
そのため、両手を広げて中指と薬指を折った形にし(まことちゃんの「グワシ!」に似てる)、それ以上の働きを封じ込め、全身の筋肉を使えるようにしている。

ここまでくると、どういうメカニズムで体が動いているのかを説明したくなるのが、ライターである私の習性なのだが、今回はかなり厳しい。甲野先生いわく、「人間の複雑な動作は、もともと科学の論理構造で説明するのに無理がある」のだそうだ。(しょぼ~ん)

古武術の基本のひとつは、昔の日本人が日常生活の動作で普通にやっていた体の使い方にあるという。世の中が便利になるにつれ、失ってしまった技なんだなあ。
そんな古武術だが、いまや野球やサッカーなどのスポーツや、楽器を演奏する人、コックさん(フライパンの振りやボールで泡立てる動作など)、俳優などの体の使い方にも取り入れられているのだという。それから、介護にも。介護する側とされる側がラクだと、確かにいいよね!
単なる武術にとどまらず、四方八方に裾野を広げているところが、いいなあと思う。

もちろん、2時間だけの体験だったし、「ものすごく体の使い方がダメ(甲野先生)」な私たちだったので、かろうじてできた術はたったの数個。でも、できたんだよねー!科学では説明できないんだけど。

それにしても、実際に体験取材したのに、耳から煙が出るほどビックリしたのに、これだけ書きにくい仕事って初めて。どうすんだ、どうすんだ、私~!!

カテゴリー[ セイカツ ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2006年 12月 12日 23:02:00

コメント

なにやら面白そうですね。その不思議。体験してみたいな~。何処にあるの?
理屈じゃない物って、言葉にできないですよね~。『どうすんだ~』の叫びが、ひしひしと伝わってきます。どうするんでしょう・・・・・年の暮れ・・・追い込みますね~

papimam @ 2006年 12月 14日 21:21:26

papimamさんにも、ぜひ一度体験していただきたいですよー。ホントにヒョイヒョイっていうか、面白いくらいです。
聖蹟桜ヶ丘に先生の道場があるのですが、今はお弟子さんをとっていないかも。カルチャーセンターや、有志のセミナー(楽器演奏者とか)なんかで教えているようです。今度映画もできるんですよね。
内容チェックが厳しいことで有名だとか。どどどどうしよう。トホ~。

網野 @ 2006年 12月 15日 10:54:51

古武術ですかぁ~。ちょっとググってみましたら、結構習えるところとかあるんですね!
先日の台湾で、網野さんから教えていただいた紫微斗占いをやったときに、「気」を鍛えるような運動をやりなさいといわれました。しかも流行り物ではなく、昔からあるようなもの・・と。
そう思うと最近太極拳とか、ちよっと身を守る系に興味があります。古武術・・・きっと難しいんでしょうねぇ~
あっ、年末でお忙しいと思うのですが、カラダ壊さないように!!

prego @ 2006年 12月 17日 18:55:03

「気」を鍛えるような運動って、やっぱり気功とか太極拳とか、ヨガとかでしょうかねー。「気」についても、科学的にはちゃんと説明ができていないんですよね。今のところ。
私も今回の取材で、日本古来のトレーニング方法(四股とか含めて)って、けっこういいことやってたんだなあ、と再認識しましたです。

網野 @ 2006年 12月 18日 10:12:19

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プロフィール
網野 きと
(女)
フリーライター。
■ジャンル:フィットネス&ヘルスケアを専門に、女性誌等で活動中。
■ひとこと:CD「ウクレレウルトラマン」にはまる日々……。ハイサイおじさん風味の「帰ってきたウルトラマン」、ウクレレが切なく激しく奏であげる「ウルトラマンタロウ」のほか、「MATのテーマ」(←ワンダバ!)、「ウルトラセブンの歌」などなど、必聴!!
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