さようなら、ムーミン

「ブッダの生まれ変わりの少年」、9か月ぶりに森に再出現 - ネパール

【バラ/ネパール 26日 AFP】警察当局によると、「ブッダ(Buddha)の生まれ変わり」と言われるラム・バハドゥル・ボムジャン(Ram Bahadur Bomjan)少年(16)が、9か月ぶりに首都カトマンズ(Kathmandu)南東部バラ郡(Bara District)の森に再び姿を現した。ボムジャン少年は、ヒンズー教徒や仏教徒から聖なる樹木とあがめられるボダイジュの根元に座り、約10か月間にわたりいっさいの飲食物を絶って瞑想にふけっていたが、この3月から行方不明となっていた。写真は25日、再び瞑想を開始したボムジャン少年。(c)AFP

AFPBB News


新しくなった部屋に引越してきてから早一ヶ月。あっという間すぎ。誰かに時間を盗まれているんじゃないかとすら思う。
「ブッダの生まれ変わり少年」といって騒いでいたのは、9カ月も前のことだったのか。もっと前だったような気もするし、時間の感覚が年々よくわからなくなっていく。また瞑想に突入……忙しいところ恐縮だが、顔くらい洗ってはどうか。

最近、世の中に時の流れの重みを見せつけたのが、山口智子と石原真理子だった。彼女たちのピークがいつで、いつ表舞台から姿を消したのか、私には正直定かではない。が、この二人があまりにも消えた頃と同じ場所にとどまっているため、世間の時計が相当進んでしまったことがはっきり見えた。変わらない彼女たちに対する私の感想は、「古っ」の一言。おそらく世間様も同じようなものなのではないかと察する。いったん舞台から降りたなら、中途半端に帰ってきちゃいけない。スッピン&普段着の人が突然壇上に現れると、みんなが反応に困るじゃないか。

■さようなら、ムーミン

仕事に終われる年末、相次いで訃報を目にした。青島幸男前都知事。お笑いコンビ・カンニングの中島忠幸さん。女優の岸田今日子さんなどなど。

私にとって一番ショックだったのが、岸田今日子さんが亡くなったことだ。私の中での岸田さんは、子どもの頃見ていた「ムーミン」の声の人。彼女独特のちょっとこもった声は、どこにでもいる普通の少年の繊細さやまっすぐさをよく表現していたと思う。普通の少年っていってもトロール(妖精)なんだが、友だちみたいなものだった。

大人になってからリメイクされたムーミンを見たが、ムーミンの声はやっぱり岸田さんがいいなあ、と思った。ああいう湿り気のある声を、最近は聞かない。キンキンカンカン、甲高い声は聞いていると疲れる。

声だけでなく、考え方とか、人間関係とか、21世紀の日本からは湿り気が失われつつあるような気がする。「さっぱり」、「キッパリ」、「ドライ」なのが本当にそんなにいいのかな。本当にそう徹することができるのかな。優しさもネガティブさも、いろいろなものを内包した湿り気ってやつが、なんだか懐かしい。

あのムーミンの声がもう聞けないのかと思うと、急に寂しくなった。今の今まで、「岸田今日子」のことなんか忘れていたくせに。

さようなら、ムーミン。


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2006年のブログはこれで終了です。
読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。

カテゴリー[ ヒトビト ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2006年 12月 28日 13:26:40

コメント

 
網野さん、初めまして。
網野さんと同じく、オフィシャルブログの執筆を担当させていただいており
ます、ライターの端くれです。


「ムーミン」と言えば、ノンノン役の武藤礼子さんも、今年亡くなられました
ね。
改めて一年を振り返ってみますと、色々な方が亡くなられたのだという事
に気付かされ、寂しさが込み上げます。
 

高瀬 @ 2006年 12月 28日 15:00:41

高瀬さん、ようこそ! はじめまして! 書き込みをいただき、ありがとうございます。

ノンノン役の方も亡くなっていたんですね。そっかー……。寂しいなあ。ふといろいろなことを思う、年の瀬ですね。

網野 @ 2006年 12月 28日 20:02:29

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
岸田さん、本当に残念です。
いつも心の中で「岸田キョンキョン」と呼ばせてもらってました。
湿り気のある声、本当にそうでしたね。
確かに今のテレビアニメは、キンキン声が多い気がしますね。
ムーミン谷の人々の声のあの潤いが懐かしいです。

ぱろてぃー・毒島 @ 2007年 01月 02日 10:54:01

毒島さん、HAPPY NEW YEAR!
皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2007年最初の書き込み、ありがとうございまーす。
岸キョン、ほんと残念ですよね。声も特徴的でしたが、顔も特徴的だった。あんなに口がでかいのに、品がある……っていう、とても稀有なお顔だったと思います。
昭和は遠くなりにけり、ですね。

網野 @ 2007年 01月 02日 21:15:20

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プロフィール
網野 きと
(女)
フリーライター。
■ジャンル:フィットネス&ヘルスケアを専門に、女性誌等で活動中。
■ひとこと:CD「ウクレレウルトラマン」にはまる日々……。ハイサイおじさん風味の「帰ってきたウルトラマン」、ウクレレが切なく激しく奏であげる「ウルトラマンタロウ」のほか、「MATのテーマ」(←ワンダバ!)、「ウルトラセブンの歌」などなど、必聴!!
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