Qちゃん、どこへ行く?

ラドクリフ 「北京五輪でのプレッシャーは少ない」

【3月4日 AFP】陸上競技、2時間15分25秒の女子マラソン世界記録を保持する英国のポーラ・ラドクリフ(Paula Radcliffe)は、「起こりえる最悪の出来事」を経験した2004年のアテネ五輪時よりも、北京五輪の方が優勝へのプレッシャーは少なくなるだろうと語った。
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(c)AFP

AFPBB News


昨日は名古屋国際女子マラソン。オリンピック女子マラソンの最後の一枠をかけて、久々に高橋尚子選手が走った。

背筋を伸ばしてあごを引き気味に走る、独特のQちゃんスタイルを見て懐かしかった。前日までのニュースでは調子は悪くないと伝えられていたから、きっといい勝負を見せてくれると思った。

第一集団のペースは遅かった。それなのに5キロ過ぎからQちゃんの顔色が青ざめ、10キロ手前で失速。早々とレースから撤退してしまった。結果は2時間44分18秒で27位。結局オリンピックの出場権を射止めたのは、昨日1位に輝いた21歳の新星・中村友梨香だった。

Qちゃんに何が起こっていたのか、今日、各局のワイドショーではさまざまに分析していた。去年の8月に右ひざの半月盤の手術をしてリハビリ途中であったこと。先月の中国での合宿でおなかを壊していたこと。昨日のウォーミングアップで突然体が動かなくなったこと……。
過酷な練習で肉体の疲労はピークに達し、あちこちに故障を抱えることもあるだろう。でも、それはほかの選手も同じこと。彼女は、どうしてここ数年、最後のコンディショニングにいつも失敗してしまうのだろうか。

2006年11月、Qちゃんが東京女子マラソンで3位に終わったとき、私は「走れ、Qちゃん」というエントリで、気が済むまでとことん走ってくれ! と書いた。彼女はマラソンの奥深さにひかれ、力の限り自分を試したいんだろうなと思ったからだ。
でも今回、彼女は「『諦めなければ夢はかなう』ことを伝えるために、走りたいんです」と言っていた。ほかの注目選手がおそらくオリンピックの出場権をもぎ取るために走ったであろうことを考えると、不思議な余裕が感じられる。もっとガツガツ勝負にこだわらなくていいの? 感動とかって受け手が勝手にそう感じるもので、一方的に与えられるようなものではないと思うし。少なくとも私はQちゃんの走りから「諦めなければ夢はかなう」なんて教えてもらいたいとは思わないなあ。どうしてもそういうメッセージを伝えたいなら、なにもここで走る以外にも方法があるんじゃ? 講演会とか、市民マラソンとか……。

意地悪に揚げ足取りをするつもりはないんだけど。Qちゃんが好きだし、復活するのを期待していたし。でも、あの不思議な余裕が、今回の惨敗と無関係ではないような気がした。

ゴールの瑞穂公園陸上競技場にトップから20分近く遅れて現れたQちゃんは、大きな拍手で迎えられた。やっぱり特別なランナーなんだな。競技生活は続けるということで、今後も何かとマスコミをにぎわしそうなQちゃん。とりあえず体を大切にね。

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登録日:2008年 03月 10日 22:15:08

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プロフィール
網野 きと
(女)
フリーライター。
■ジャンル:フィットネス&ヘルスケアを専門に、女性誌等で活動中。
■ひとこと:CD「ウクレレウルトラマン」にはまる日々……。ハイサイおじさん風味の「帰ってきたウルトラマン」、ウクレレが切なく激しく奏であげる「ウルトラマンタロウ」のほか、「MATのテーマ」(←ワンダバ!)、「ウルトラセブンの歌」などなど、必聴!!
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