モダン・ジャズの最後の巨匠、マックス・ローチ逝去。

モダン・ジャズ界のドラム奏者 マックス・ローチ氏の葬儀が行われる

【8月25日 AFP】享年83で死去したジャズ界の大御所でドラム奏者のマックス・ローチ(Max Roach)氏の葬儀が24日、ニューヨーク市内のリバーサイド教会(Riverside Church)で行われ、家族やミュージシャンたちが出席した。(c)AFP/Getty Images

AFPBB News


 マックス・ローチは1940年代のモダン・ジャズ創世記から活躍した巨匠たちの数少なくなった生き残りのひとりだ。日本ではアート・ブレイキーの影に隠れて、人気は今ひとつだったが、その功績はジャズ・ドラムに限らず、ジャズ界全体に及び、最近でこそ、その活躍を聞かなくなっていたが、マイルス・デイビス、ソニー・ロリンズなどとともに、ジャズ界を牽引してきた重要人物のひとりだ。

 簡単にマックス・ローチのプロフィールを振り返ると、彼は1924年1月10日ノースカロライナ州ニューデント生まれ、4歳からニューヨークに移住した。
 4歳からドラムスを始め、ハーレムの「ミントンズ」や「モンローズ」のジャムセッションに参加、腕を磨いていった。43年にケニー・クラークに代わりコールマン・ホーキンズのグループでレコード・デビューした。クラブ・シーンではディージー・ガレスピーのグループに参加、チャーリー・パーカーの有名なサボイ・セッションではファースト・レコーディングから付き合い、パーカーとは47年からレギュラー・グループのメンバーとして活躍した。
 55年には有名なクルフォード・ブラウンとの双頭コンボを組み、ハード・バップの牽引役となる活躍をした。62年にはアビー・リンカーンと結婚、それと前後して人種問題をとりあげた政治的メッセージを含んだ作品を多く残し、政治活動にも参加するようになった。また70年代にはマサチューセッツ大学で教鞭をとるようにもなった。
 40年代はケニー・クラークが創造したバップ・ドラミングを完成に導き、40~60年代はモダン・ドラマーの第一人者として活躍した。
 ジャズの巨人とか巨匠とか言われるミュージシャンは多いが、マックス・ローチはモダン・ジャズの歴史を作り、大きな影響を与えた、真の巨匠のひとりだった。
 代表作にはクルフォード・ブラウンとの双頭コンボによる諸作や、キャンデッドの「ウイ・インシスト」、アトランチックの「限りなきドラム」、デンオンの「キャルバリー」などがある。

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登録日:2007年 08月 27日 10:50:25

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