最後の巨匠のひとり、オスカー・ピーターソン逝去
【12月25日 AFP】(一部更新)世界的なジャズ・ピアニストで作曲家のオスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)氏が23日、腎不全のためトロント(Toronto)近郊ミシサーガ(Mississauga)の自宅で死亡した。
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(c)AFP
今年も残りわずかとなって、またひとつ訃報が届いた。12月23日、オスカー・ピーターソンが腎不全で逝去した。今年はマックス・ローチやジョー・ザビヌルと相次いで巨匠が逝去したが、またひとりジャズ界に大きな貢献と影響を残した真の巨匠のひとりがまた逝去することとなった。
カナダで地味に活動していたオスカー・ピーターソンはノーマン・グランツに見出され、アメリカに渡り華々しくジャズの国際舞台にデビューした。それ以来、ノーマン・グランツのマネージメントやプロデュースの元、数多くの名盤を残し、ジャズ史に残る足跡を残した。ノーマン・グランツ率いるJATPでは重要な役割を果たしたし、ノーグランから始まるグランツの設立したジャズ・レーベルで常にリーダー作やサイドメンとして素晴らしい名盤をリリースし続けた。
ピーターソンの名盤の数々はグランツの設立したバーブとパブロに集中しているが、ほかにもMPSやマーキュリーにも注目作がある。
とりわけ、日本人に愛され、オールド・オーディオ・ファンには懐かしいアルバムが「プリズ・リクエスト」だろう。アナログLP全盛時代の6~70年代、オーディオ試聴室には必ず常設されていたといえるほど、素晴らしい録音ということが評判だったアルバムだ。勿論演奏内容も素晴らしいものだった。
またジャズファンには素晴らしいブルースフィーリングで人気が高かったのが「ナイト・トレーン」だ。またハーブ・エリスが参加していた時代の録音では「シェークスピア・ジャズ・フェスティバル」が一番評判が高いようだ。
レイ・ブラウンのベース、エド・シグペンのドラムスを従えた「ザ・トリオ」といわれた最強のトリオを率いた時代ではロンドン・ハウスのライブ録音「ザ・トリオ」や「ライブ・アット・ロンドンハウス」など名盤中の名盤だ。
MPSの録音ではバーブ時代とまったく誓ったピアノの音でオーディオ・ファン。らも注目を集めた。中でも初期の「ガール・トーク」や「アクション」など人気が高い。ミルト・ジャクソンを加えたカルテットでの「リユニオン」やハーズ・エリスを加えた「ハー・ハービー」も聴き応え充分だ。
晩年の録音はテラークで聴くことができるが、さすがに衰えを禁じえない演奏も散見できた。とはいえ、テクニックは衰えても心を打つフィーリングは健在だった。
今でも日本では人気が高いので、名盤の数々はCDショップでほとんど入手可能だ。
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登録日:2007年 12月 25日 20:20:26
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