2007年 06月
マダックスに投げ勝った松坂
【6月23日 AFP】07MLB、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)vsボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)。レッドソックス先発の松坂大輔(Daisuke Matsuzaka)は、6回を5安打1失点5与四球9奪三振に抑えて今季9勝目を挙げた。試合は2-1でレッドソックスがパドレスに逆転勝利を収めた。(c)AFP/Getty Images
好調期に戻ってきた直球
松坂が初回こそ三つの四球でいつもの力みが見えたが、その後は切れの良いストレートが決まり、それが変化球をいかすことにもなった。その結果、あのマダックスに投げ勝ったのだから、すごいの一言。以前にマダックスの試合を見たことがあるが、スピードこそずば抜けているわけではないものの、変化球の鋭さに目を見張った。そのマダックスとロースコアで投げ合い、試合をものにした精神力には敬服する。
まずは16勝を
松坂が、これまで慣れないボールと慣れないマウンド、そして慣れないキャッチャーや環境の中で、9勝5敗は詳細に値する。これからはオールスターを挟んで、あと7勝して16勝まで稼いでもらいたい。その上で、ポストシーズンに余力を残し、1年目でチャンピョンリングを獲得して欲しい。彼が置かれた環境の違いにも関わらず、自分を失わずに成長する精神力を見習いたいものである。
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登録日:2007年 06月 24日 00:19:39
吉と出るか凶と出るか、会期延長
【6月22日 AFP】衆議院は22日午後の本会議で、今国会の会期を7月5日まで12日間延長することを自民、公明両党の賛成多数で可決した。
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(c)AFP
投票日先送りの効果
国会の会期1週間延長で、参院選投票日が7月22日から7月29日に延期になった。このため投票日までの時間が長くなるので、年金問題のほとぼりが冷めることと、夏休みに入っての投票日であるために投票率が低下することで、無党派層に依存する割合が高い民主党の票が伸び悩むのではと期待する与党支持者もいる。
地方税増税とボーナス手取り減額の影響
しかし、その一方で今月と来月の二度にわたり、25日付けの給料をもらって驚くサラリーマンは少なくない。何と言っても地方税の大幅な増額であり、所得税減額と相殺しても、手取りが減ることを実感する者は数多い。さらには、今度はボーナスから差し引かれる年金保険料が増えて、夏のボーナス支給で一層、怒るサラリーマンがいることも否定できない。
焦点は民主党の対案提示
結局、与党に向けられた怒りを吸収できるのか、それとも政治に諦めて棄権して行楽に行ってしまうのかは、野党が年金改革や社保庁改革に関する対案を出せるかどうかにかかっている。今のままでは「野党能力」を示すことはできたとしても、「与党能力」を示すには至っていない。アンチ与党をプロ野党に転換させるためには、野党自身の政策能力を有権者に提示できるかどうかが問われている。
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登録日:2007年 06月 23日 15:19:35
投票行動と政党支持
【6月12日 AFP】12日発表された朝日新聞社の最新の世論調査によると、安倍内閣の支持率は34%で、前年9月の就任時の約半分に落ち込んだ。
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(c)AFP
来月の参院選での投票予定政党で民主党が自民党を上回った。しかし、だからと言って、民主党が支持率で自民党を上回ったというのは正確性に欠ける表現である。恐らく、
投票行動と政党支持の両者を区別しないで書いたものと思われる。
この両者が大きく異なるものであることは、民主党をみれば明らかである。アンチ自民として選挙で投票するのは良いが、ふだん支持するまでではないと考える有権者は少なくない。また共産党や社民党の支持者だけれど、選挙で当選する可能性があるのは、自民と民主の候補者だから、消去法で選挙は民主党に投票する者もいる。このため民主党の支持率は20%に達しないが、投票予定では30%を超えるという現象が起きる。
一方の自民党は、逆に、ふだんは支持するが、年金等の問題があるので、今度の参院選は棄権しようという有権者もいる。このため自民党の支持率は35%になるが、投票予定では30%程度まで下がることが起きる。
このように投票行動と政党支持の関係も、政党によって異なる複雑なものである。そう簡単に両者を一緒にして論じるべきではないと思うのだが。
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登録日:2007年 06月 13日 22:22:50
頑強なサルコジ政権誕生
【6月11日 AFP】大統領選挙から約1か月が経過したフランスで10日、国民議会(下院)選挙の第1回投票が実施され、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領率いる右派、国民運動連合(Union pour un Mouvement Populaire、UMP)が圧勝した。80以上の政党から7639人が立候補し、577議席を争った。(c)AFP
フランス下院の選挙制度は、2回投票制で第1回投票で過半数の得票率および有権者数の1/4以上の投票を得ない限り、上位の候補者による第2回投票が1週間後に行われる仕組みである。
こうおした絶対多数制であるのにも関わらず、サルコジ側の候補者が圧勝したのは、フランス有権者が「他人の痛みは自分の痛み」というリベラルよりも「他人の痛みは他人の痛みであり、自分の痛みではない」というコンサーヴァティヴを選択したことになる。
さらにフランスの上院選挙の選挙権は一般市民にはなく、下院議員と地方議員にのみ与えられており、今回の下院での圧勝を受けて次回上院選挙でも議席を増やす可能性がある。
すると、大統領、上下両院をサルコジ氏が制することになり、強力なサルコジ政権が誕生することになる。権力の抑制と均衡を目指して作られた選挙制度であったが、結果的には強力なリーダーシップを一人の人間に与えたことになる。それが吉と出るか凶と出るかは彼の任期終了時まで待つ他ないであろう。
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登録日:2007年 06月 12日 18:48:16
日本にできる国際貢献
【6月10日 AFP】反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」とスリランカ政府との間で難航している和平交渉の再開を目指しスリランカを訪問していた、明石康日本政府代表(スリランカ復興支援担当、76)は9日、4日間の会談日程を終え「和平交渉の再開にはまだ望みがある」との見方を示した。
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(c)AFP/Mel Gunasekera
スリランカ復興支援の日本政府代表の明石康氏がスリランカ政府と反政府組織の和平のため現地入りした。スリランカは元々、イギリスがインドから撤退する政策の一環で独立した国であり、今でも国内紛争にインドの影響があると言われている。
本来であれば、国連の安全保障理事会が全面的に関わる問題かも知れないが、すでに国連は多くのPKO活動を行っており、その経費拠出が加盟国の反発を読んでいる。しかし、だからこそ、アジアにおける紛争処理に日本が関与する余地があり、しかも平和的な和平交渉再開にこぎ着ければ、自衛隊を派遣せずとも大きな国際貢献となり得るわけである。
明石氏はかつて東京都知事選に出馬したときは驚いたが、地方自治よりも国際紛争処理の方が遙かに似合っているし、これまでの経験や人脈を活かせることになる。スリランカ以外にもバングラデシュなど国内紛争を抱える国はアジアに少なくない。それらの解決に向けて丹念な活動を続けることが、日本が果たすべき役割ではないかと思う。
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登録日:2007年 06月 10日 22:51:39
- プロフィール
- 井上玲子
- (女)
- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
国内外の政治ニュースの背景にある事情を掘り下げて、わかりやすいく解説します、
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